

社会の入り口に立つ若者のその後の人生を、少しでも豊かなものにしたい。
その想いから、学校法人阪南大学の原点である大鉄工学校は生まれました。
創設者の一人・小林菊治郎先生は、
「足下を掘れ、そこに泉が湧かん」という言葉に強く心を動かされました。
この言葉との出会いを契機に、先生は自らが果たすべき教育の使命を見いだし、
個性が尊重されず、画一的な教育が当たり前であった時代にあって、
勇気をもって異を唱え、新たな教育の道を切り拓く“挑戦”へと踏み出したのです。
当時、すでに先生の心には、教育に対する揺るぎない信念が形づくられていました。
「人間個々の能力を信じ、その伸長を追求し、
人生の幸せにつながる学びの機会を提供すること」。
この信念こそが、創立以来受け継がれてきた
本学園の存在意義です。
その精神は今日に至るまで学園の教育を支え続けており、
これからの時代においても、
変わることなく受け継いでいきます。