キャリゼミ2016中間報告 国際観光学部 吉兼ゼミ 4年生

活動の目的及び取り組む課題

 2008年度より取り組んでいる明日香村を対象とした地域全体を博物館ととらえるエコミュージアムの手法で元気にする活動を、地元の町づくり集団(大化塾)および国営飛鳥歴史公園、明日香村地域振興公社、飛鳥京観光協会など関連団体とコラボレーションによって継続的に取り組む。
 また一昨年度より連携活動を展開する鳥取県若桜町、奈良県橿原市の観光振興にも取り組む。 (なお、この活動は社会連携事業として実施するため.キャリアゼミとは別のものであるが(キャリアゼミ費用は使用しない)、キャリアゼミの成果を活用する活動であり、キャリアゼミと一体のものでもある)
 明日香村フィールドについては解決すべき地域の課題は調査の中で明らかのなるものも多く今後明らかになるものも多いが、地中に隠れて見えにくい明日香村の地域資源を分かりやすく表現し、明日香村が地域まるごと博物館であることを明らかにすること、そのような活動が楽しいことを通じて地元の地域活動が活性化させることが主な課題である。

活動内容

 明日香村において吉兼ゼミが継続して行なってきた活動は以下の通りである
1)光の回廊の実践
2)持統天皇行幸ウォークの実施
3)国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内の活動(キトラトライ塾活動)における古代村(キトラ村)活動
4)鳥取県若桜町調査(キャリアゼミ目的外だが、キャリアゼミの成果の活用)
5)橿原商工会議所調査(同上)
 個々の活動について活動内容を記す。
1)光の回廊の実践
 光の回廊(2016年8月28日、29日開催)に先駆け、会場準備作業として竹の伐採、15本の幟の立て込み作業、会場に配置するオブジェ「朱雀」の搬入と組み立て、会場に並べる1300本のローソクの配置をマーキング。
当日28日、ローソクの設置と点火。一方、皇極天皇の行幸をイメージした行幸ウォークに参加。男子は輿の担ぎ手を担当。女子は采女等として参加。行幸は伝承板蓋宮からスタートし、岡町並みを経由して吉兼ゼミ担当会場の川原寺跡まで行幸し、川原寺跡内の基壇にて挨拶の後、写真撮影に応え、観光客の記念写真に映り込むサービスに協力。
 2日目は前日のローソクの廃棄と新しいローソクの配置と点火を行ない、前日同様行幸ウォークに参加。記念写真協力。21時終了後、ローソクの片付け、オブジェの片付けを行なった。30日会場片付けとして幟の撤収活動と道具の整理、倉庫への収納作業。

2)持統天皇行幸ウォーク
 10月15日の古代飛鳥文化祭に参加する持統天皇行幸ウォークに参加。このイベントは地元集団大化塾、劇団時空と吉兼ゼミが立ち上げて村の公式行事に成長したものである。明日香村振興公社、飛鳥京観光協会が事務局をして実施しているものである。学生は男子が輿か継ぎ手として、女子は女性天皇、采女等の衣装で列席。石舞台古墳前公園からスタートし、橘寺、川原寺跡を経由し手伝承板蓋宮で休憩、劇団の寸劇を経て岡町並みを経由して石舞台風舞台で終了した。

3)キトラトライ塾の古代村活動
 キトラトライ塾の活動の中の歴史体験コースに参加し、古代住居づくりと収穫祭への準備を行なった.国営飛鳥歴史公園に9月に開園するキトラ古墳地区の活用を実験する活動で、キャリアゼミでは5年前から継続的に参加しているものである。今年は昨年未完成であった古代住居の完成と1軒の古代住居を建築し、その会場で収穫祭のイベントを実施した.
 現地作業は10月2日に古代住居の基礎構造づくりに参加した。
 10月30日に屋根葺き作業を1年生も含めて参加し実施した。
 11月13日は完成した古代村会場で「収穫祭」にスタッフとして参加し、お客さんのお世話とパフォーマンス、及び会場の参加者へのヒアリングを実施した.(ヒアリングの分析は吉兼入門ゼミの方で行なった)

4)若桜町調査
 6月、8月に現地調査を行い、過去4年間の成果を再整理した上で、新たな提案を行なった。現地報告会は3月7日に実施。
5)橿原商工会議所調査
 5月に現地調査を行い、この成果に基づきツアープランを作成し、その一部をビジネスプランコンテスト(橿原商工会議所主催)に応募し入賞をはたした.また提案プランを基に外国人を対象としたモニターツアーにアテンド役で参加した(2月11日、2月25日)。また昨年度提案した近鉄の特急車両「青のシンフォニー」を活用した企画列車にホストとして参加した(2017年3月1日)。

【中間報告】代表学生から活動状況

 古代住居づくりに参加し、地元ボランティアの方、地元中学生、吉兼・塩路入門ゼミ学生と協力して作業を行い、1棟の古代住居を完成できて大いに達成感を感じました.収穫祭ではたくさんのメニューやブースを用意し、子供連れのお客さんも含めお世話をして楽しい時間を過ごすことができました。収穫祭では昨年までに作った衣装や、今年1年生(私たちが指導)が作成した古代衣装を着用し、古代村の雰囲気を演出できてよかったと思います.また古代衣装によるファッションショーも行い、成果を出しました。ただ事前の準備が足りないところもあり、段取りよくショーを運営できなかったのは反省点です。十分な準備がイベントを成功させることに気づきました。昨年も参加しましたが、今年はより主体的に参加でき、経験やチームワークの大切さを感じることができました。

国際観光学部 3年生 川畑 亜紀

参加学生一覧

岩垣 伸輔、虎杖 生紗、北田 佳奈子、坂本 拓也、田村 琢朗、辻 直人、中谷 理絵、中村 湘子、永原 友駿、西川 知佐、藤井 凌平、松元 美波、保田 翼、山野 穣、大西 香奈、岡上 祐司、栗本 純希、中川 太貴、藤井 美和、梶原 丈、竹田 愛、富田 唯、川畑 亜紀、米田 明日香、永原 孔明、平井 沙恵

連携団体担当者からのコメント

三井共同建設コンサルタント 古橋 伸彦氏

 阪南大学の学生さんとのコラボ活動のおかげでユニークな活動が公園内でできることが証明され、ボランティア参加である中高年の方々のモチベーションもあがり、学生さんをたよりに活動が進んだと感謝しています。
 1年生から4年生の学生さんが参加し、上級生が下級生を指導しなが作業してくれるおかげで、スムースな活動になったと思います。
 また、毎年学生さんが古代衣装を製作してくれて収穫祭のイベント当日着てくださるので古代村の雰囲気が楽しいものになり、古代村の演出としても成果を上げてくれたと思います。1年間ご協力ありがとうございました。

活動日程

8月28、29日 (明日香村)光の回廊準備と実践
10月15日   (明日香村)持統天皇行幸ウォーク
10月 2日   (明日香村)古代住居の基礎構造づくり
10月30日   (明日香村)屋根葺き作業
11月13日   (明日香村)収穫祭
12月4日    日本観光研究学会参加(活動成果の報告と学習)

若桜町調査
 6月18日  現地調査
 8月6−8日 現地調査
 3月7日   成果報告会

橿原商工会議所調査
 6月18日 現地調査
 2月11日 モニターツアー アテンド役
 2月25日 モニターツアー アテンド役
 3月1日 観光列車ホスト役

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