キャリゼミ2016中間報告 経済学部 千葉ゼミ 3年生

活動の目的及び取り組む課題

 大阪府能勢町は大阪府の最北端に位置し、人口減と少子高齢化、第一次産業の衰退、およびそれらに伴う里地里山の荒廃、生物多様性の減少といった、日本の典型的な農村問題に直面している。特に子育て世代の町外流出は、人口減とコミュニティ消失の要因となっている。そこで能勢町では、2016年に町内小中学校を統合した「能勢町立能勢小学校・中学校(能勢ささゆり学園)」を新設し、子育て世代の増加による地域活性化を図っている。一方で近年、共働きの家庭が増加し、下校しても保護者がいない家庭が増えている。そこで能勢町では、町内の小中学生を対象に、学校生活では経験できない活動を「アフタースクール」として実施することで、子どもの教育環境の充実化を通じたコミュニティの活性化に取り組んでいる。本活動は、大学生が小学生対象のアフタースクール活動を自主的に企画運営することで、自身の能力強化と自己実現につなげるとともに、能勢町の活性化に貢献することを目的として実施する。

活動内容

活動は次の順に従い実施する予定である。
1.能勢町の現況を知るため、フィールドワークを実施する。現地視察とキーパーソンからのヒアリングを行う。
2.実際にアフタースクール活動を実施する。(11月頃)
3.活動内容を連携先の方々の前で発表し、評価を受ける。(12月頃)

【中間報告】代表学生から活動状況

6月には能勢町でフィールドワークを行い、能勢町を盛り上げようとしている地域の方々からお話を伺いました。Iターンで新規就農された須美ファームの今堀さんや、楽しい行事をすることで、町を出て行った若者達に戻ってきてもらおうと活動をしている能勢銀寄委員会さん。銀寄委員会さんでは、能勢町産の野菜や米を使ったお昼ご飯を作って食べさせていただき、一からモノをつくる楽しさを知ることができました。また、能勢観光物産センターは大阪の道の駅のなかで2番目に多く売り上げていることを知り、驚きました。室町時代から使われてきた「能勢菊炭」の職人さんである小谷さんからは、炭焼き職人の数は少なくなっているというお話を伺いました。小谷さんは、菊炭を使って石鹸などの新たな商品開発をされており、多くの人に炭の良さを伝えようと取り組まれています。お会いしたすべての人が、能勢町を元気にしたいと思っておられることが印象的でした。後期は新しくできた学校で、子どもたちの教育活動に関わっていきます。それを通して私も能勢町の活性化に貢献したいと思っています。

経済学部 3年 那須 智也

参加学生一覧

荒木 拓弥、北野 奨馬、喜田 勝成、木戸 康介、大鵬 翔希、高見 航平、田所 信次郎、田端 健太郎、寺本 光、出野 友理、中野 寿希也、中ノ 友里恵、中村 燎、那須 智也、西田 健介、橋本 直希、東本 悠矢、柳田 望光

連携団体担当者からのコメント

能勢町総務部まちづくり活性課 熊手 俊行氏

能勢町は大阪府の最北端に位置しており、谷間に広がる田園や緑の山並みなど都会では見られない自然が多く存在し、日本の四季を肌で感じることができる「まち」です。一方で、平成12年をピークとして人口は減少に転じ(国勢調査)、大阪府下で最も人口減少率が高い「まち」でもあります。人口減少や少子高齢化など多くの課題を抱えている本町ですが、里山文化をはじめとする伝統文化が息づいており、先代より受け継がれてきた多くの財産や資源は、現在も町民の高い自治意識と自立心により支えられています。このような本町の特長について、実際に現場に入りながら学んでいただき、また新たな価値を見出すことにより自身の能力強化及び自己実現に繋げていただければと思います。

活動日程

6月4日 フィールドワーク(現地視察・キーパーソンへのヒアリング)を実施
8月24日 能勢ささゆり学園におけるアフタースクール活動の今後の実施方法や展開について連携先と打ち合わせ
9月・10月 アフタースクール活動の実施に向けた企画準備
10月12日 アフタースクール活動への参加・講師の方々へのヒアリング
11月30日 アフタースクール活動を実施
その後の詳細なスケジュールは現時点では未定

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