シリーズ「実学ってなんだろう」 「社会人基礎力育成グランプリ2013」近畿地区予選大会で松村ゼミが準優秀賞!

「社会人基礎力育成グランプリ2013」近畿地区予選大会で松村ゼミが準優秀賞!

 2012年11月27日(火)、日本経済新聞社大阪本社にて「社会人基礎力育成グランプリ2013」の近畿地区予選大会が開催されました。同グランプリは、経済産業省の提唱する「社会人基礎力」について、各大学の学生が授業やゼミからどれだけ成長したか、プレゼンテーションで競うもの。第5回目の今回は92大学109チームがエントリーし、阪南大学からは国際観光学部・国際観光学科の松村嘉久先生の研究室が出場しました。

地域の人と連携し
西成のまちづくりを支援

 11月27日、「社会人基礎力育成グランプリ2013」の会場は、学生たちの熱気であふれていました。近畿地区予選大会に出場する22大学28チームが一同に介し、プレゼンの最終確認に余念がありません。午前10時30分、大会がスタート。1チームの持ち時間は、審査委員による質疑応答を含めた19分間です。各チームは2会場に分かれ、次々とプレゼンがくり広げられました。

 本学から出場する松村ゼミは、お昼の休憩後2番目。いざ登壇したのは、松村先生と3回生の村上恵美さん、吉田あゆこさん、谷河里香さん。ゼミ生27人と関係者たちの思いを代表しての発表です。

 そのテーマは「新今宮観光インフォメーションセンターを拠点としたまちづくりの実践と西成特区構想の支援」。松村ゼミでは、大阪市西成区のあいりん地区活性化をめざし、2009年1月に同センター(新今宮TIC)を設置。食べ歩きMAPの作成、芸能文化の発信など、地元の人や行政と連携したさまざまな活動で日本人と外国人旅行者を誘致し、地域再生に貢献してきました。

 この数日前には、大衆演劇、西成ジャズ、上方落語に誘う「西成ライブエンターテイメントフェスティバル2012(西成LOVEフェス)」をゼミ生が学生実行委員として応援。多くの人を集め大盛況となるなど、最新の成果もプレゼンに盛り込みました。「短い準備期間でつめた内容でしたが、緊張することなく話せましたね」と吉田さんがふり返るように、3人は会場に堂々と声を響かせました。

“現場共育”を通して 日本の観光構造を考える

 実は松村ゼミは、新今宮TICの運営を中心テーマに、3年前の「同グランプリ2010」に出場。地区予選を勝ち上がり、決勝大会で準大賞と優秀指導賞を獲得した実績を誇ります。当時より、フィールドワークで教員も学生も現場の人たちも、共に学び育ちあうという“現場共育”を続けています。今回は、大会規定により今年4月以降の活動が対象ですが、これまで積み重ねてきた取り組みがあってのプレゼンとなりました。村上さんは「地域の人との信頼や連携が深まっているから、今、ゼミで話したことがそのまま現場で実行できる。先輩たちのおかげです」と話します。

 午後5時35分、審査結果の発表です。会場全体が固唾を呑むなか、受賞チームが読み上げられ、松村ゼミは見事「準優秀賞」を受賞。
 本学の実学教育重視を土台とした、社会貢献と指導力が認められるかたちとなりました。
 「この活動は外に向けて発信することが大事。それを評価いただきうれしいですね。学生にとっても励みになるでしょう」と松村先生はにっこり。
 一方「結果に関係なく、これからも活動を続けていきます!」と谷河さんはきっぱり。他のゼミ生たちも思いは同じでしょう。
 「マイナスイメージをもたれる西成ですが、団体でなく個人客が集まるこの地域には、日本の観光構造を大きく変える可能性と重要性があります」と考える松村先生。
 今後は「西成LOVEフェスを恒例行事にしたい。遠い将来は、新今宮TICを独立採算事業化できれば」と抱負を話します。“まちづくりの最前線”で学び行動する松村ゼミ。そのチャレンジと進化はどこまでも続きます。

松村研究室の活動は以下リンクよりご覧いただけます。

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