チアリーディング部 第2回松徳祭のフィナーレを飾る演技を披露

地域に貢献するチアリーディング部

 とかくスポーツクラブの応援チームとしてのイメージの強いチアリーディング部でありますが、激しく、真剣さが求められる演技はスポーツそのもの。全国的な大会もあり、頂点をめざして日々練習に励んでいます。そのようなチアリーディング部の、もうひとつの表舞台はイベントです。さまざまな地域で行なわれるイベントで素晴らしい演技を披露し、大学の名を広げることを、部員たちも使命とこころえ、機会があれば学外に飛び出します。
 この5月14日(日)に河内天美駅前の駐車場を会場にして開催された松原徳洲会病院の「松徳祭」は今年が第2回目。昨年まで看護部が開いていた「病院祭」が拡大され、病院をあげての地域貢献事業に成長しました。地元の池内連合会が強力に支援する一方、阪南大学も前年度から支援しています。来場者は、多くのこどもたちも含めて、1700人あまりにのぼり、盛況裡に無事終了しました。その「松徳祭」のフィナーレを飾ったのがチアリーディング部。みごとな演技で多くの市民を魅了しました。松徳祭での活躍の様子や日頃の努力を副キャプテンである国際観光学部3回生の田中美咲さんにお聞きしました。(来村多加史)

グッキーダンスにノリノリの客席

来村:松徳祭での演技、お疲れさまでした。
田中:いえいえ、大勢の人に見ていただき、私たちも楽しく演技ができました。
来村:当日は1700人も来場者があったと聞いていますが、どのような人たちが?
田中:高齢の方からお子さんまで、とにかく皆さんお元気で、演技の前に「グッキー」の曲に合わせてウチワ振りダンスをするのですが、ノリがよく。
来村:客席の方が?
田中:これまでのイベントでは、たいていはためらいがちなのですが、この日はノリノリで、盛り上がりましたね。
来村:松原の人は意外にフランクなのですね。
田中:演技にも、いい反応をしていただきました。
来村:ところで、今年の松徳祭は松原徳洲会病院の先生や看護師さんたちが総出で取り組まれたようですが…。
田中:病院の方々の努力が光っていましたね。それに皆さん、本当に親切で。
来村:それはよかった。来年も演技をされますか。
田中:はい、日程が合えばぜひ。いい機会をいただけて、感謝しています。

元気と勇気と笑顔を贈りましょう

来村:ところで、普段の練習は?
田中:平日は火・水・木曜日の放課後に。そして土曜日は朝から夕方まで練習をして、それに続けてキッズチームの練習をサポートしています。
来村:やはり濃い内容ですね。それは体育会クラブの応援のためですか?
田中:アメフトの応援はしますが、私たちの大会もあるのです。
来村:というと?
田中:大会は年に4回ありまして、6月は関西選手権大会、8月はJAPAN CUP、12月は全日本学生選手権大会、そして、年を越えて3月には西日本選手権大会があります。
来村:いずれもレベルは高いのでしょうね。
田中:それはもう、強豪のクラブチームも参加しますから。とにかく練習あるのみです。
来村:ところで、田中さんは高校時代からチアリーディングを?
田中:いえいえ、ダンスです。
来村:では、大学に入ってから入部をされたのですね。
田中:どちらにしようかと迷っていましたが、オープンキャンパスでチアリーディング部の演技を見て、一気にそちらに傾きました。
来村:それが今は、見せる側に回ったのですね。
田中:そうですね。チアリーディングは「元気」と「勇気」、そして「笑顔」を与えてくれます。信頼関係やチームワークも芽生えます。
来村: ひとりでできるスポーツではないですからね。
田中:そうです。日々の練習では、分厚い壁にも突き当たりますが、その壁をいっしょに乗り越えてゆくと、かけがえのない仲間ができます。
来村:ふつうに大学生活を送っていては、得られない人生の財産ですね。それでは、進学を考えている高校生の皆さんに、まだ進路の定まらない新入生の皆さんに、力強いメッセージを。
田中:私たちとともに、たくさんの人に「元気」と「勇気」と「笑顔」を贈りませんか。大学生活はいちどしかありません。私たちといっしょに、充実した4年間にしませんか。
来村:この記事がそのきっかけになればいいですね。
田中:ありがとうございます。皆さん、ぜひ一度、私たちの演技を見に来てください。