2016.12.20

【経済学部 就職内定者レポート④】 松原市消防本部合格体験記(経済学部 4年生 鎌田 隼平さん)

【経済学部 就職内定者レポート④】 松原市消防本部合格体験記(経済学部 4年生 鎌田 隼平さん)

<鎌田さんのプロフィール>        
得意科目:社会科学 人文科学 文章理解
不得意科目:数的処理 判断推理 自然科学      
主な学習の場:ゼミ、予備校
キーワード:現役合格
学習期間:2年
平均学習時間:3月〜11月、1日約4〜6時間 12月〜5月、5〜8時間
併願状況:高松市消防局 1次不合格
     姫路市消防  1次不合格
     東京消防庁  1次不合格
     松原市消防本部 最終合格

 阪南大学経済学部4回生の鎌田隼平と申します。大学に入ってから自分の体を活かして、人の役に立つ仕事に就きたいと思いました。また、救助隊に興味があり1人でも多くの人命を自分の手で救い、守りたいと思い消防官を志望しました。公務員を目指している方に参考になるように、私が受験した経験を述べたいと思います。よかったら参考にしてください。

主な学習法とそれ以外の時間

 大学2回生の時に公務員試験対策ゼミの西ゼミで公務員試験対策をしました。まずは、どのような分野が出題されるか調べて、出題数の多い数的判断から学習しました。そしてゼミの学習では、毎回の課題に対して、数的推理、判断推理、資料解釈、文章理解などの課題をこなしました。そこで担当者は課題をどのように解いたか、ほかのゼミ生に対して分かりやすく解説を行い、知識や学力の向上に努めました。
 ゼミでは論策文試験対策や面接対策も行いました。そして勉強合宿も行いながらゼミ生で学力向上に励みました。ゼミだけでは学習しない分野は予備校に通いカバーしました。特に学習した後の復習を大切にしました。
 あわせて自分で時間を見つけては消防に必要な筋力、体力をつけるためにトレーニングも欠かさず行いました。主に大学のジムで週4〜5回程度時間を見つけ、そのあとランニングを行い体力も付けました。

面接対策

 キャリアセンターへ行き、どのような形式で質問されるか、どのような質問をされるか理解して、自分自身にしか言えないエピソードを考えました。あまり文を覚えるのではなく、言いたいキーワードを頭に入れて自分の言葉で言う練習を常に意識しました。特に自分が行きたい自治体はどのような取り組みを行っているか、なぜその自治体を志望するのかなどは聞かれるので調べておく必要があります。くわえて、なぜ消防士になりたいのかについても聞かれます。模擬面接もしながら、友達に見てもらうことで癖などを見つけ修正しました。

最後に

 私は、3回も消防採用試験を受験して1次突破しませんでした。しかし、1番行きたい松原市消防に何としても合格するために、もう一度学習計画を立て直し、松原市の特徴、取組み、人口など徹底的に調べました。また、最後まであきらめず、ゼミの仲間と共に切磋琢磨した結果がこのような結果につながったのだと確信しています。
 ゼミで教えていただいた西先生がいつも激を飛ばしてくれたので、気持ちを切ることなく夢を叶えることができました。私は、頭は良くありませんでしたが、必ず合格する気持ちと、計画的な学習を諦めず継続することで夢に近づくことができると信じて勉強をしました。夢を実現させるのも自分自身!支えてくれている人たちへの感謝の気持ちも忘れず、公務員試験を受験される方は諦めず一生懸命頑張ってください。

教員から

 鎌田君は、ゼミでだいぶんきびしく指導もされましたし、失敗も多かったのですが、決して腐ることなく消防士を目指し続けました。消防士になりたいという強い気持ちと、最後まで勉強し続けるという姿勢をもって消防士試験に臨んだことは、最後にもっとも希望するところで合格を勝ち取るために重要だったとも思います。ゼミがほこる気持ち君です。
 公務員試験は、資格試験や検定試験とちがって、後がない(採用機会が多くなくしかも厳しい選抜制)性格があります。そういった恐れや不安にまけず最後まで、そして狭き関門を潜り抜けてくれたことは、結果とは別に学生生活の過程としても立派だと思います。この強いメンタルをさらに磨き、大学の位置する松原市の安全を職業人として責任もって守ってほしいと思います。