阪南大学経済学部奨学金(2016年度) 奨学生レポート⑤

経済学部 2年 飯尾 梨紗 さん

 この度経済学部奨学金を頂いた経済学部2年生の飯尾梨紗と申します。私はこの奨学金を頂いたことにより、より有意義に時間を使うことが出来るようになりました。私は家庭の事情で今年の春からアルバイトをもう1つ増やすつもりでいたのですが、経済的な面で助けられたおかげで学内の活動や勉強に時間を充てることができました。
 私は学内の活動として大学入学時から経済学部企画委員会に所属しています。委員会の活動としては 新一年生の新入生オリエンテーションというイベントの企画、当日のスタッフやオープンキャンパスのスタッフ、その他学内を盛り上げるためのイベントの企画運営を行っています。今までは経済的な事情によりアルバイトを優先せざるを得えず、活動に参加出来ないこともあったのですが、奨学金を頂き、時間に余裕ができたこともあり活動に参加する回数を増やすことができました。積極的に参加することで以前まで指示されて行動していたことが周りの状況を把握できるようになったことで、率先して行動ができるようになりました。また新しく委員会に入ってくれた一年生との仲も深めることができました。功を奏したのか今回のオープンキャンパスでは私の担当することになった班の副リーダーに任命されました。責任が重くなったことでしんどいこともありましたが、とてもいい経験になったと思います。来年からは私たち次期3年生が中心となり、企画進行の活動をしていくことになります。まずは3年になり最初の活動となる新一年生の為の新入生オリエンテーションの企画進行を頑張っていきたいと思っています。
 また、委員会だけでなく部活にも専念することができました。私はボランティア部に所属しているのですが以前はアルバイトを優先し参加出来ていなかった、週に一回早朝からの小学生の登校時の際の見守り挨拶運動に参加出来るようになりました。警察や小学校から感謝状もいただき犯罪抑制に貢献することができたと実感しました。河内天美商店街との交流もあり、夏祭りのお手伝いなども行っており地域の活性化にも貢献することができました。今年の夏から副部長に指名されることとなったので、より多くのボランティア活動に参加し、新しい活動も増やしていきたいと思っています。
 勉学の面では、今私のゼミでは「就活に苦労している大学生と人手が足りなくて困っている中小企業のミスマッチ問題」について取り組んでいます。私はその課題のリーダーを務めさせていただいており、たくさんの企業訪問を行いこの課題の解決策を模索しているところです。途中ではあるのですがこう行った社会問題の解決に取り組んでいる学生の活動を支援するコンテストにも応募させていただきました。今は結果を待っているところなのですが、いい結果が返ってくることを願っています。
 学費を納めることで日々追われる毎日でしたが奨学金を頂いたことにより、時間に余裕ができたことで様々な活動に意欲的に取り組めるようになり充実したキャンパスライフを送れるようになりとても感謝しています。

経済学部 3年 由良 圭太 さん

 私は常に新しいことに挑戦しています。
 一つ目は他言語の取得です。私はグランドスタッフになりたいので、英語力は絶対に必要不可欠です。したがって私は、TOEICを中心に勉強しています。電車での通学中や、授業と授業の間の時間などを十分に活用しています。しかし私は、英会話の力とTOEICの力は、必ずしも比例するものではないと考えています。したがって私は、英会話の力も向上させたいため、「ENGLISH SPACE」のプライベートレッスンを活用して英会話の力を鍛えています。また去年半年間カナダへ留学したことで、英会話の力はすごく上がっていると実感しています。さらにこれから「ハルカススカイラン」という通訳のイベントにも参加するので、そこでも自分の英会話の力を存分に発揮していきたいと思います。
 加えて私は、今年から中国語の勉強もしています。私は、現在中国語の授業を2つ履修しており、楽しく勉強しています。新たな言語の習得のために日々、切磋琢磨しています。来年には、「HSK」という中国語検定を受けることを考えています。
 二つ目は、私が大学で専攻している統計です。今月に統計検定3級を受けます。したがって現在、猛勉強をしています。難しい問題もいくつかあるので、分からなければ、私のゼミの村上先生に質問し、また一緒に統計検定を受ける友達と教え合いながら毎日取り組んでいます。統計というものは、現代ではほとんどの仕事で使います。例えば、新聞紙を見てみるとあらゆる統計データが掲載されています。これが世の中に統計学が必須であることを如実に表しています。
 三つ目は、社会に出るために普段から挨拶やマナーにも気を付けています。マナーは社会で通用するためにあるものだと考えます。相手の立場になって物事を素早く考え、そして臨機応変に対応することが大切だと考えます。これらは、普段から気を付けていれば、習得できるものだと考えています。このような基本的なことも、しっかり身につけていかなければならないと強く感じます。
 経済学部奨学金を取得できた事により、私自身の考え方が大きく変わりました。私はTOEICの検定代や統計の検定代など、自分自身が成長できることにお金を充てています。これが奨学金を取得した私だからこそできる行動だと感じます。
 最後に私は国際的に活躍できる人になりたいです。私自身のやる気も日々、非常に高くなっています。グランドスタッフになることが私の第一目標なので、英語の勉強と企業研究を中心に毎日取り組んでいます。やりたい事は積極的に取り組もうという姿勢で、毎日充実した大学生活を送っています。最後に私は阪南大学を卒業する時に「何を学んだのか」「何ができたのか」という質問をされたときにはっきりと自信を持って言えるようにします。

経済学部 3年 川上 泰宏 さん

 私はビジネス法プロジェクトゼミでゼミ代表を務めつつ、公務員試験の勉強に励んでいます。ビジネス法プロジェクトゼミでは、国家一般職、地方上級、市役所、警察官、消防士などの公務員試験の合格を目指した活動がなされており、ゼミ生も皆公務員を目指しているので、勉強もはかどり情報交換などもしやすく切磋琢磨し刺激しあえるとてもよい環境が提供されています。
 また、私はプロジェクトゼミでの活動に加え、奨学金を利用して大学外の予備校に通っています。私が学外の予備校を選択した理由としては、様々な大学からたくさんの学生が来ていることです。つまり、他大学の学生と交流することで色々な情報や勉強方法を知ることができ、また、高い目標を持っている学生と一緒に勉強することで負けていられないという気持ちが出てきて自分の勉強に熱が入るのではないかと考えたからです。
 そして、学外の予備校に通った結果、公務員試験の必須科目である数的推理、判断推理、文章理解などについて、ゼミでの勉強や自主的な勉強では到達できなかった部分まで理解できるようになりました。また、学外の予備校では、講師以外にも実際に公務員試験を受け現役で合格した人などがアドバイザーとして在籍しています。そのような人たちからも試験について話を聞かせてもらったり、今からできることなどのアドバイスを受けたりできるので、公務員試験に向けた勉強の方法や内容がとてもわかりやすくなりました。学外の予備校に通うことにして本当によかったと思います。なお、予備校で入手した情報や勉強方法はプロジェクトゼミ内で共有していきたいと考えています。
 次年度からは数的推理、文章理解、憲法、民法、行政法、経済原論などの主要科目に加え、社会科学、人文科学、自然科学などにも力を入れて勉強する予定です。そして、公務員試験では論文試験や面接試験も実施されているので、これらの対策にも力を入れていきたいと思います。なお、これらの対策についても、ゼミでの勉強や自主的な勉強だけではカバーしきれないところが多くあるので、奨学金を使って予備校が用意した様々な講座を受けていこうと考えています。また、全国で実施されている公務員模試にもたくさん挑戦して勉強の進み具合を確認し、不得意なところなどを徹底的に勉強して来年の公務員試験に臨むつもりです。これからもゼミでの勉強、自主的な勉強、予備校での勉強をしっかりと進めて自分自身の最終目標である公務員試験合格を達成したいと思っています。