【経済学部 就職内定者レポート➂】 大阪府警合格体験記(経済学部 4年生 谷口 智也 さん)

<谷口さんのプロフィール>
得意科目:社会科学
不得意科目:数的推理、自然科学
主な学習法:公務員対策ゼミナール・学内講座
平均学習時間(1日)4月〜12月  4時間
         12月〜 4月  6時間
キーワード:継続は力なり
学習期間 :約2年
採用時の年齢:21歳

 皆さんこんにちは。私は4才から現在まで続けているサッカーで培った精神力を活かしていけると思い、警察官を志望しました。大阪府警に勤務されている先輩に「喜ばれることばかりではないけれど住民の安全を守る為にやらないといけないこともある」と教わり、住民の安全を守ることに誇りを持って取り組める仕事だと思ったことがきっかけです。

主な学習法

 大学2回生から西ゼミナールでの公務員対策の授業と学内講座を利用し学習を開始しました。この選択は、予備校に通うよりもリーズナブルな価格で受講できると思ったからです。特に不得意科目である数的推理について重点的に学びました。試験本番の6カ月前は月に1回本番を意識した模擬試験を受けました。学内講座では受験先に必要な科目の講義を受講しました。

教養試験対策

 大阪府警の試験は文章理解、判断推理、資料解釈、人文科学、自然科学の科目があります。文章理解は毎日問題を解く習慣をつけて問題文の文章量になれることが重要だと思います。判断推理、数的推理は出題の割合が高くとても重要です。たくさんの問題を解き解法パターンを覚えて問題を解くスピードを上げることが重用だと思います。社会科学は、法律系、政治系の基本的な知識が問われます。参考書の問題を繰り返し解いて対策しました。直前期には時事問題の対策をしました。人文科学は出題されませんでした。出題範囲がとても広いので早めの試験対策が必要です。

論文試験対策

 月に1回西ゼミナールで論文対策をしました。論文対策では「型」を押さえて「知識」を身につけておけばどのようなテーマでも対応できます。直前期には過去問題を使用し対策をしました。

面接試験・体力試験

 自己分析と警察官の仕事内容を調べて、キャリアセンターで面接練習をしました。面接試験では「型」にはまらず警察官になりたいという気持ちを伝えることが重要だと思いました。時事問題なども聞かれるので日頃から新聞を読んでおくことが必要です。体力試験は基礎的な体力が求められます。私は体力試験の対策としてサッカーを週に2回していました。

最後に

 試験は科目がとても多く範囲も広いので心が折れそうな時もあると思います。試験勉強だけでなく学校の授業やアルバイトもあり、大変だと思います。私もそうでした。しかし「絶対に警察官になるんだ」という強い気持ちがあれば乗り越えられます。合格するまでとても不安で苦しいかもしれません。モチベーションを維持しながら続けながら毎日欠かさず勉強していくかがカギになります。このような経験はなかなかできないので、この経験を楽しみつつ自分に自信をもって頑張ってください。

教員から

 谷口智也君も、早い時期から警察官になるという高い意志をもってゼミに入ってきました。そしてサッカーで鍛えた持ち前の精神力を活かして、勉強面でも友達と切磋琢磨しながら継続的に努力を重ねました。谷口君もまた、凡事徹底の学習をしたように思います。こうした姿をみていると、学生は育てるのではなく、学生が育つゼミ環境を作ってあげることが重要だと認識しました。学生の高い学習意欲は教員の授業に対するモチベーションにもなります。公務員になろうとする高い意志と、それを継続的かつ効率的な学習によって実現する覚悟がある学生は、決して楽ではありませんが、公務員を目指してみてはいかがでしょうか