2016.11.10

【経済学部 就職内定者レポート➁】 東京消防庁合格体験記(経済学部 4年生 大西 朋仁 さん)

【経済学部 就職内定者レポート➁】東京消防庁合格体験記(経済学部 4年生 大西 朋仁 さん)

<大西さんのプロフィール>
得意科目:数的処理、社会科学、人文科学
不得意分野:文章理解、化学、物理
主な学習法:ゼミや予備校
キーワード:現役合格
採用時の年齢:22歳
学習期間(延べ):2年
平均学習時間(1日):4月〜6月 4時間、7月〜11月 8時間、12月〜4月 11時間
併願状況:奈良県警 1次合格
徳島県警 1次合格
大阪府警 最終合格
     大阪市消防 1次不合格
     姫路市消防 1次合格
     東京消防庁 最終合格

 阪南大学、経済学部4回生の大西朋仁と申します。私が公務員試験を受けて感じたことを述べたいと思います。また、私が書いた内容を読んでもらって、少しでも役に立てたらうれしく思います。もし公務員になりたいという強い希望があるならば、最後まで諦めずに頑張ってください。

主な学習法

 大学2回生の4月から西ゼミで公務員対策の勉強を始めました。そこで初めて数的処理の勉強を始めました。また、2回生の夏から大学の学内講座を受講しました。学内講座では、数的処理をメインに授業をしたので、私の得意分野になりました。3回生になると、学外の予備校に通うようになりました。そこで、一般知識と一般知能を習い始めました。

面接対策

 志望動機、自己PR、長所短所、学生時代に頑張ったことを、大学3回生になる前にはある程度形にはしていました。そこから筆記試験の勉強をメインにして、本番形式の面接練習は一次試験が始まる一か月前ぐらいから始めました。私は面接が苦手だったので、とにかく練習をしました。そこで、ゼミの西先生やキャリアセンターの高城さんに指摘されたことはすぐに修正するようにしていました。

東京消防庁試験の流れ

 1次試験は、筆記試験、論文試験、適性試験です。一般の消防試験は自然科学が4、5問であるのに対して、東京消防庁は自然科学が14問程度出ました。次に多く出題されたのが、数的処理で13問程度出ました。論文は、1200字程度です。適性試験は、正確さと速さが求められるので練習する機会があればするほうがいいと思います。二次試験は、面接、体力試験です。面接は、志望動機や大学時代に学んだことなどの定番の質問が主流でした。体力試験は、腕立ての回数が15回〜20回でした。5分間走る種目もありました。

最後に

 私は、頭はいい方ではありませんでした。しかし、東京消防庁に合格することが出来ました。これは、早い段階から準備をしていたからだと思っています。ですから、公務員を受験する人は早い段階から準備していた方がいいと思います。あと、同じ公務員試験を受ける人と切磋琢磨することで、自分のモチベーションになると思います。また、私は大学2回生から公務員対策を行うゼミに入って、西先生に数的処理や論文対策、面接練習をしてもらっていました。それゆえ、公務員試験に対しての不安はあまり、ありませんでした。ゼミの勉強で特に役に立ったのは、数的処理です。なぜなら、数的処理で分からない問題があれば、授業外でも西先生に数的処理を教えてもらっていたからです。これから、公務員を目指す人は頑張ってください。

教員から

 経済学部、西ゼミでは、2016年度のゼミまで、警察官、消防士、行政機関職員といった公務員を目指そうとする学生と一緒に、公務員試験対策を演習形式で行ってきました。
 具体的には、数的判断、判断推理、文章理解、資料解釈といった一般知能系の科目について教員が基礎をレクチャーしたあと、実戦問題を学生に、ほかの学生が理解できるように説明し、問題解答能力を養うことを行ってきました。また月一回程度で、論作文の作成の練習もしてきました。本番の直前は模擬試験を集中的に行い、十全な対策を練ります。
 経済学部には金融業界・公務員・グローバルキャリアを目指す3つの「プロジェクトゼミ」があります。西ゼミは公務員を目指すゼミとして、これまで警察官を中心に、ほぼ毎年、数名の合格者を輩出してきました。OBを含めると2012年度卒業生は警察官合格が1名、2013年度卒業生は警察官合格が2名、2014年度卒業生は合格者ゼロ、2015年度卒業生は警察官合格が2名といった具合です。合格した学生におおよそ共通することは、教員の知らないところで夢に向かって努力を惜しまず学習を積み上げてきたことです。こうした実態はあまり伝わっていないようですので、今回は学生がゼミや大学で何をどう学んだのかを紹介しました。進路を真剣に考える際に参考になれば幸甚です。