経済学部 2016年度卒業祝賀会を開催しました

1.卒業祝賀会報告

 去る3月17日(金)、天王寺都ホテルにて、2016年度(平成28年度)阪南大学経済学部卒業祝賀会が行われました。当日はやや肌寒さが残るものの、春らしい日差しに恵まれ、まさに「旅立ち」にふさわしい1日となりました。午前中の卒業式を終えた卒業生たちは、夕方、天王寺の地に集まり、都ホテルにて、4年間の学生生活をふり返りつつ、楽しい一時を過ごしました。
 祝賀会はまず、西本学部長による挨拶、豆本副学部長による乾杯の発声で始まり、しばしの歓談の後、4年間の学生生活の思い出がいっぱい詰まったムービーの鑑賞、および抽選会へと移りました。ムービーの中ではゼミ活動を中心とした学生生活のシーンが多く取り上げられ、自身のゼミ活動のシーンが映った場面では思い出話に花が咲く姿が数多く見られました。また抽選会では、社会人になって一人暮らしを始めることを想定した品が数多く用意され、当選番号がアナウンスされるたび、大きな歓声があがりました。こうして、大いに盛り上がった会は、2016年度をもって阪南大学を定年退職された和田教授(現 名誉教授)のご挨拶により幕を閉じ、参加者は皆、次の世界へと旅立って行きました。

2.経済学部学生企画委員会の貢献

 今回の卒業祝賀会ですが、経済学部学生企画委員会メンバーの存在なしには成り立たなかったと言っても過言ではありません。会の開催にあたっては、2016年秋頃から、学生企画委員会代表者・都ホテル担当者・学部教員代表者の3者による打ち合わせが何度も行われました。その中で、教員側から学生に依頼したのは「祝賀会の運営」1点のみで、祝賀会の内容の立案・企画、祝賀会準備および運営、運営にあたって必要な事項の列挙はすべて、委員会メンバーの手で行われています。
 打ち合わせや他の企画(フリーマーケット等)、学業の合間をぬって、実際の作業も行われていました。作業にあたっては、メンバーをいくつかのグループ分け、各々のグループにリーダーを配置して活動するなど、活動の効率化を図るための努力が数多く見られました。その中の1グループがムービーの作成を担当したのですが、ゼミ活動や学生生活の写真を募集するなど、会にふさわしい内容になることを頭に置いて作業を進めました。もちろん、編集等もグループのメンバーによって行われています。また、抽選会の企画、景品の選定も別のグループが担当し、商品の選定の際には、清掃用具をはじめ、社会人生活を送る上で必要不可欠なものが数多く取り入れられていました。その他にも、進行表の作成(スケジュールの企画・立案)、会場でのリハーサル等、様々なことが行われており、これらの準備のもと、当日を迎えたのでした。
 当日は、司会・進行はもちろんのこと、受付等に至るまでのすべてを学生企画委員会メンバーが行いました。その中で、受付業務、会場での写真撮影等、いくつかの業務については、4年生の指導の下、3年生以下の学生が担当しています。上級生の指導、下級生の迅速かつ適切な対応の双方のおかげで、会は滞りなく終了しました(なお、3年生以下のメンバーは、当日だけでなく、事前準備の際にも4年生と共に作業を進めていました。このことは、異学年間のつながりの確立だけでなく、業務の継承にも役立っています)。

 今回は「卒業祝賀会」に限定して学生企画委員会の活動を取り上げましたが、委員会メンバーはこれ以外にも、新入生オリエンテーション、オープンキャンパス等、様々な場面で企画立案や運営等に取り組んでいます。日々の学習活動に加え、このような活動を通じて、企画・運営力はもちろんのこと、リーダーシップ、行動力、人とつながる力等、社会人基礎力につながる様々な力が養われているのです。その成果は、経済学部奨学生への採用、大手銀行への就職等の形となって着実に表れています。学生企画委員会での活動は今や、社会人基礎力の育成につながる力を養う上で必要不可欠なものになりつつあると言えるでしょう。
(なお、この行事は、阪南大学後援会の補助を受けて行われました。)