2016.12.21

HARUKAS SKYRUNの運営に参加したスタッフリーダーからの報告

HARUKAS SKYRUNの運営に参加したスタッフリーダーからの報告

12月11日(日)に階段垂直マラソンの世界大会「HARUKAS SKYRUN」があべのハルカスで開催されました。あべのハルカスの非常階段を1階から60階まで駆け上がるこの大会に大学から70名以上の学生が運営スタッフとして参加しました。その中でもグループリーダーとして運営を引っ張ってくれた流通学部の学生による報告を掲載します。

荒瀬貴史

 12月11日にあべのハルカスで日本初の階段垂直マラソンの国際大会「HARUKAS SKYRUN」が開催されました。私はこの大会にランナーではなく、運営スタッフとして参加させてもらいました。業務内容はマラソンコースである26階〜36階のコース誘導というもので、私はその中のリーダーを担当し、そこでは体調を崩された方の対応やランナーへの応援等をしました。26階〜36階というのは中間地点で、足が止まるランナーが続出し、私はここで階段垂直マラソンの過酷さを知りました。
 今大会でよく言われたのは「ここの応援は元気が出る」でした。中間地点では疲れていた人が多かったですが、私たちのグループは笑顔を絶やさず元気に応援を繰り返しました。そうすると、さっきまで顔に疲れが出ていたランナーに笑顔が戻り、自然と足が動くランナーが多く見られました。事前ミーティングで応援が力になると伝えられていたため、私たちは声が枯れるくらい応援しました。
 今回、世界的な大会の運営スタッフをさせてもらい、運営をする上での苦労や大変さを学ぶことができました。いつかはこのような大きなイベントを私たちで開催したいと思います。

池田周平

 この度、あべのハルカスで行われたスカイランにスタッフリーダーとして参加しました。スカイランというものを今回初めて聞いたのですが、とても有名な大会であることを知り、この大会を手伝うことができて非常に光栄だと感じました。私は52〜60階のコース担当でした。60階の非常階段出口からゴールに向かって駆け上がってくる選手を案内しながら声をかけていました。1階から60階までの階段をずっと駆け上がっていたので60階についた選手のほとんどが「もう階段終わり?」、「やっとゴール?」など笑顔で話しかけてくる方が多くて、達成感が伝わってきました。途中で、怪我や体調が悪くなりリタイアする選手もいましたが、また次の機会に挑戦して欲しいと思います。
 この大会を通して選手が辛いときに明るい声援をかけることであと少し頑張ろうと思ってくれたので、人の伝える力は素晴らしいなと感じました。レースの直前にあべのハルカスと大会運営の間で伝達ミスがありましたが、冷静に対処してなんとか乗り切ることができました。このようなトラブルにも冷静に対処できて自分自身の成長も自分で確認することができました。運営を終えて気になった点としてゴールした人が下に降りるときに、一般の観光客と同じエレベーターを使用したため非常に混雑したことから、そこは大会参加者を優先的に降ろす必要があるのではないかと思いました。
 大会のスタッフリーダーという立場で他のスタッフに指示を与えながら、少しでも大会が上手く行くように考えながら行動をしました。私がリーダーとして上手くいったのかは分かりませんが、自分なりに考えて行動ができて良かったです。この経験を就職活動につなげられたら良いと思います。

大塚楠斗

 今回、スカイランの運営をするにあたり私はコースを管理するグループのリーダーとして関わりました。これまでも、学内、学外で多くのスポーツイベントの運営を行ってきましたが、ここまで大規模なイベントは初めてでした。慣れないことも多くかなりバタバタしましたが、多くの経験が出来ました。様々なことを感じましたが、特に感じたことは報連相の重要性です。今回のイベントのように会場全体を見ることが出来ない場合は、コースの異常、傷病者等が発生した時に、誰にどう伝えるか、というのがすごく大切だと感じました。また、見たままの状況を正確に端的に伝える必要があり、経験が必要だと思いました。今回そういった経験が出来て良かったです。
 そして、今回一般ランナーの方を見ていると男性だけでなく女性、そして、若者ばかりではなく年配の方も参加されていました。私自身が現在、運動不足や運動離れについて研究しているということもあり、参加者の幅と言うのは見ていて凄く興味深いものがありました。今回のような魅力的なスポーツイベントを提供していけば、必ず参加してくれる人、参加したいと思う人は存在すると感じることが出来ました。今回の経験を今後の学生生活に活かしていきたいです。

木下佳那

 私は2016年12月11日にあべのハルカスで行われた、あべのハルカス階段垂直マラソン「HARUKAS SKYRUN」のボランティアに阪南大学から参加しました。階段垂直マラソンの世界大会として日本で初めて開催された大会で、スタート地点の整列業務を行いました。学生みんなが大会スポンサーであるリーボックから支給されたウエアやシューズを身に着け朝早くから頑張りました。前日に行われた全体の打ち合わせで具体的に何をするかなど説明がなかったため、本番が上手くいくのか心配でした。
 当日は集合してから、ゼミや学年もバラバラのグループに分かれ役割分担しました。開会式が行われる場所の一般の方が通る通路の確保や、待機するランナーを時間別に整列させる手伝いをしました。スタート直前ということで独特な雰囲気で緊張感が伝わってきました。「この大会のためにトレーニングしてきました」や「寒いのにお疲れ様です」と声をかけてくれるランナーの方もいて楽しみながらできました。
 途中で60階のゴール前まで行き、ランナーに声かけもしました。ゴール直前でヘトヘトの中、ハイタッチなどで応えてくれたときは嬉しく、スタートとゴールの両方の雰囲気を味わえて貴重な経験になりました。こういった世界大会のサポートをできる機会はなかなかないので、参加できて本当に良かったと思います。

小林健太

 あべのハルカススカイランのグループリーダーとして運営に参加しました。日本で初めて開催される大会の運営に関わることができ、とても貴重な経験になりました。スカイランは初めて聞く名前で、説明を聞くと世界中で行われている有名な大会で、日本で初めて行われる大会でした。運営会社からは初めて行う大会ということもあり、不測の事態には阪南大学の生徒にサポートしてもらいたいといわれました。大会当日、私はコース誘導を担当しました。17階の給水地点を担当しましたが、ランナーには外国の選手がたくさんいたので、給水地点を伝えることがとても大変でした。しかし、苦しながらも頑張って階段を駆け上がるランナーの姿を見てとても感動しました。
 スカイランの運営に関して改善すべきだと思ったことは、給水地点がコースから非常に遠かったことと、給水地点を示す張り紙が日本語でしか書かれていなかったので外国の選手には伝わりづらかったことでした。スカイランに参加して一つのイベントを成功させるにはたくさんの人の協力が必要だと知りました。そして、その成功に貢献できてこれからある就職活動に大きな自信がつきました。

伊賀太一

 私は12月11日に日本で初めてのイベント、HARUKAS SKYRUNにコース管理のリーダーとして参加しました。リーダーの仕事内容としては無線を使いながら、競技中のランナーの対応やメンバーの管理が主な仕事でした。無線を使うのも初めての経験でしたし、このような世界的に行われているイベントにボランティアとして参加したのも初めてでした。その中でリーダーとして参加し貴重な体験となりましたが、当日が近づくにつれて緊張し、当日も何かあった時の対応で頭がいっぱいでした。ランナーにちょっとしたアクシデントがあった時と聞いたときは一瞬焦りましたがスムーズ対応ができたと思います。
 事前ミーティングの決意表明のときに言ったメンバーのみんなにこのグループでよかった感じてもらえたかどうか分かりませんし、自分としても不完全燃焼の部分があります。次回このようなイベントに参加する機会があれば、またリーダーとして今度は完全燃焼で終われるようにしたいです。