2015.6.22

流通学部初年次教育プレゼミでのフィールド・リサーチを実施

流通学部初年次教育プレゼミでのフィールド・リサーチを実施

 流通学部の初年次教育のひとつであるプレゼミにおいて、フィールド・リサーチ〜松原ウォークを実施しました。松原ウォークとは、松原市にある企業等に訪問し、お話を伺うことで阪南大学のある松原市のことを新入生に知ってもらおうとする企画です。今年度で3年目の実施となります。
 松原ウォークはただ訪問して終わりではありません。訪問に先立って訪問先の企業等の事前学習を実施し、企業等への訪問後、発表会を実施します。発表にあたっては、各コースに課題が与えられますので、KJ法などの方法を用いてクラスの意見を集約するなどして、発表内容を作成します。事前学習から発表まで5週間にわたって実施される一大イベントです。
 今回の松原ウォークは、靴下製造のコーマ株式会社、河内鴨のツムラ本店および布忍神社の3コースに分かれて訪問しました。

 コーマ株式会社では、吉村社長から会社の概要・経営戦略・ブランド戦略等についてお話を伺うことができました。また、原糸の染色から商品開発、生産、出荷までの一貫工程となる製造工程の見学も行いました。
 このコースの課題は、「若者が求める新しいアイデアのソックスを考えてみよう!」で、暗闇で光る靴下など、コーマの技術を生かした、学生らしい新しいアイデアがたくさんでてきました。
 ツムラ本店では、津村社長から、河内鴨の魅力、ブランド戦略等についてお話を伺うことができました。食育、食の安全の観点からも、ためになるお話が聞けました。また、ヒナの飼育現場や加工工程についての見学も行いました。
 このコースの課題は、「合鴨を食材とした大学食堂の新メニューを考えてみよう!」で、鴨丼やサラダなどのアイデアが出されました。値段の高い合鴨をいかに安く食堂に提供するかが難しかったと思われます。

 布忍神社では、大学から神社まで歩いて行き、寺内宮司から神社の歴史などに関してお話を伺いました。また、イチハラヒロコ氏による恋みくじを引きました。
 このコースの課題は、「多くの若者が神社に行くようにするためには、どうすればよいかを考えてみよう!」です。ゆるキャラ、パーティ企画、巫女カフェなど、自分たちが行きたくなると思う企画が発表されました。

 発表会では月曜・水曜それぞれ8クラスずつが一同に会し、プレゼンテーションを行いました。50周年記念館のホールという大舞台での発表でしたが、堂々と発表する姿を見ると流通学部の将来に期待を持つことができました。
 最優秀賞は、月曜クラスが早乙女ゼミ、水曜クラスが西口ゼミ(ともに布忍神社コース)という結果となりました。

※この活動は、学部教育研究活動助成制度(阪南大学学会)の補助を受けています。