ゼミ2年生がオーストラリアに協定留学

 2016年10月から1年間、塩路研究室の2年生1名が、オーストラリアのアデレードにあるフリンダース大学に協定留学に行っています。今回は、現地3ヶ月目に入った留学生活と体験について報告します。

オーストラリア留学生活
2年生 早川 啓太

 アデレードに到着して2ヶ月が経過しました。到着してから1ヶ月間ほどは全てが新鮮に感じていましたが、最近ではオーストラリアの環境に少しずつではありますが慣れてきたのではないかと感じています。
 オーストラリア到着前まではすでにオーストラリアは夏で毎日が暑い気候に恵まれていると予想していましたが、実際は朝や夜は寒い日が続いており、半そでで一日を過ごすにはまだ少し早いように感じます。しかし、時折訪れる晴天では日中30度を超えることもあり、日本とは全く異なる気候を体験しています。
 ホストファミリーの方々はとても親切で何不自由の無い暮らしをしています。ホストファミリーは三人家族でフィリピン出身のマザーとドイツ出身のファザーとその二人の間に32歳の息子がいます。また、家にはトレーニング器具があるので、香港出身のハウスメイトのブライアンと私とホストの息子の三人で体を鍛えるなどして放課後の時間を過ごしています。

 IELIの環境は、日本人がとても多いという印象を受けました。日本人の割合は12人のクラスで10人ほどで、残りの2人がサウジアラビア人といった状況です。授業はあたりまえですが、全て英語で行われるので時折理解するのが難しく感じることもあります。しかし、毎日集中して授業を受けることができているので、日々の生活に充実感を感じることができています。英語力については、ホストファミリーの方が日常会話で使用している言い回しを少しずつではありますが、自分の会話に織り交ぜるなどして自分の英会話能力向上に繋がるように工夫している他、授業で学んだ文法を意識して会話をするようにしています。
 また、祝日にはIELIで出会った友人と街へ出かけることが多いです。しかし、何を買うにしてもオーストラリアの物価の高さには驚くことが多いです。ペットボトル飲料水も日本の2〜3倍はするので毎日水筒を持ち歩くなどして日々の出費を抑える努力をしています。また、祝日になると公共バスの数がとても少なくなるので、1つ乗り遅れると1時間以上待たなくてはならないことにも不便さを感じています。しかし、それらの事柄を除くと本当に素晴らしい国であると感じます。また現地の方々についてですが、陽気な方が多いという印象を受けています。金曜日の夜に街へ出かけると、たくさんの方がお酒を飲みながら楽しそうに歩いているので、とても明るい人が多い国であることがすぐにわかりました。このように、オーストラリア、アデレードで生活を始めて約2ヶ月が経ちますが、異文化交流を楽しみながら日々の生活を過ごしています。