塩路ゼミ3年生がアメリカ・バレンシアカレッジにてディズニーインターンシップ留学

DISNEY INTERNATIONAL COLLEGE PROGRAM

 塩路ゼミ3年生の新田里咲さんが、アメリカ、フロリダ州のバレンシアカレッジに留学しています。
 本学と協定を結んでいるアメリカの同カレッジでは、ディズニーのビジネスやホスピタリティ、理念などを学びながら、ディズニーワールドリゾートで就業体験(インターンシップ)を行っています。
 新田さんは、ディズニーのリクルーターによる厳しい選抜試験に合格し、8月から6ヶ月間、留学中です。
 今回は、彼女が経験しているアメリカでの学びと就業体験、生活について報告します。

国際観光学部3年生
 新田 里咲

 こちらに来てから早くも2ヶ月が過ぎました。不安と期待で胸を躍らせていた出発当日、ハリケーンの影響で飛行機の乗り継ぎに間に合わず、違う便に乗ることになりました。ハリケーンが多い地域ということは把握していましたが、まさか初日から経験するとは思ってもいませんでした。その後、ハリケーンイルマという最大のハリケーンを経験するとも思っていませんでした。便を手配している時、私だけ一人で違う飛行機に乗ることになりました。そしてその飛行機も搭乗してから2時間も飛ばず、私は不安でいっぱいでした。なんとか乗り継ぎに成功しましたが、本来オーランド空港のホテルで一泊する予定でしたが、私が空港に着いたのは朝の8時でした。そのときはこれから大丈夫かなという不安の方が勝っていました。
 それから2ヶ月、毎日が刺激的でとても充実しています。こちらの生活も以前カナダに留学していたこともあり、多少のカルチャーショックはあるものの、あまり苦ではなく、すぐに慣れることができました。

 私が配属されたのはDisney Springsにある世界最大のディズニーストアWorld Of Disneyです。初めてこのお店に来た時、こんなに大きなお店だと場所も商品も覚えられるだろうかと不安でしたが、同僚やコーディネーター達がとても親切に教えてくれたおかげで、今ではほとんど把握することができました。私が何もわからず、この商品はどこにあるの?これは他のパークにも売ってるかな?といったことを何度聞いても毎回丁寧に答えてくれました。その時に何度も聞いてごめんねと謝ると、彼らは決まって “I’m here for helping you, so don’t be sorry. Just feel free to ask everyone.”と言ってくれました。その言葉に私はいつも救われました。英語は良い意味でも悪い意味でもとてもストレートに物事を伝えるので、日本よりも相手の気持ちがすぐに分かります。それが私にとってはとても嬉しく思います。
 私の部屋は3人部屋ですが、2人ともアメリカ人でとても親切にしてくれるので、毎日楽しく暮らしています。と言っても、お互い仕事やクラスで忙しいので1日会わない日もたくさんあります。職場や出先で、何かあった時も真っ先にルームメイトに話を聞いてもらい、これはアメリカの文化なのか、それともその人、場所に問題があるのか、などを聞いてもらっているので、ストレスになることはありません。
 また、私の仕事は夜間なので、繁忙期は夜中の1時までシフトが入っていることが多々ありました。そのおかげで夕方までは友達とパークに行ったり、お出かけしたりすることができました。しかし、大学とディズニーのクラスが始まると、課題に追われ、忙しい毎日となりました。日本と違い、アメリカはとにかく課題がたくさんあります。しかも、グループワークが基本です。英語が苦手な私にとってグループワークはあまり得意ではないのですが、私のグループはみんな親切なので私の拙い英語でもしっかり聞いてくれます。
 しかし、働きながら、英語でグループワークや課題に取り組むという毎日は本当に忙しいので、SNS等をみて、他の大学へ留学している阪南大学生を見るとみんなが楽しそうに見えて、ほんの少しだけ羨ましいと思うこともあります。それでも、やはり世界で最も認知されているディズニーで働くこと、これほど大きく影響力のある経験はないと思います。日本で年間どれだけの日本人がこのプログラムに参加できるのか、そしてディズニーの人達にいつも言われることがあります、あなた達は選ばれたのだと。その言葉を聞くたびに自信が湧いてきます。選ばれたからには最後まで全力で頑張りたいです、もちろん楽しみながら。楽しみ、学び、そしてそれを自分の今後の人生にどう活かすかを真剣に考えていきたいと思います。残りの3ヶ月も悔いのないように過ごしたいです。
  • 上段の向かって右から4人目が、新田 里咲さん