ゼミ3年生が吹田浜屋敷で活動報告

 2017年3月11日(土)、吹田市浜屋敷の吹田歴史文化まちづくり協会において塩路研究室3年生(現4年生)3名が今年度のキャリアゼミで実施した「フットパスによる豊かな地域づくり」に関する研究活動の報告を行い、同協会のメンバーや吹田まち案内人の方々から貴重なご意見とご指摘、コメントをいただきました。今回は、代表学生が発表内容とその感想を報告します。

1年間の活動の締めくくり
4年生 薗田 輝弥

 3月11日に吹田歴史文化まちづくりセンター浜屋敷にて、吹田歴史文化まちづくり協会の吹田まち案内人の方に向けて1年間の活動報告を行いました。「フットパスによるまちづくり研究〜日本と海外〜」というテーマで発表しました。1月19日に開催された国際観光学部のゼミ報告会でも同じテーマで発表しましたが、まち案内人の方に理解してもらいやすいように少し内容を変えて臨みました。
 最初に、私たちの活動内容を簡単に書きたいと思います。テーマにもあるように海外のフットパスと日本のまち歩きを調査しました。海外のフットパスは夏季休暇にイギリスとオーストラリア、アメリカの3チームに分かれ実際に歩きました。各国それぞれに特徴があり、特にイギリスでは地元住民はもちろん、観光客も歩いており、牧場の中なども自由に歩くことができるため冒険感があるなど、フットパスの必要性、重要性を感じることができました。日本のまち歩きは、吹田の江坂、山田、旧吹田村、佐井寺の地域をそれぞれ2回歩き、11月の吹田フットパス交流会では、吹田まち案内人の方に、2回歩いて気づいた点や、新たなルートを提案し、意見をいただきました。また、北海道の「全国カレッジフットパスフォーラム」、秋田県の「全国フットパスの集い」に参加し、12月には、千葉県の江戸川大学で開催された日本観光研究学会においてポスターセッションを行いました。
 次に、3月11日の発表後にまち案内人の方々からいただいた意見と、まち案内人の方々が取り組んでいる活動などを紹介していきます。いただいた意見の中で印象に残ったものには、今の若い人たちは何を求めているのかという点です。まち歩きは、比較的年配の参加者が多く、若者は少ないというのが現状です。まち案内人の方も若い世代の人が何に興味があるのかなど、私たちの意見も取り入れようと考えておられます。昨年度、まち案内人では、吹田の飲食店をはしごし、お得な料金で吹田の美味しいものを食べる「うまいもんツアー」を実施したそうで、これは若い人も参加しやすいと感じました。しかし、その時の参加者は年配の方がほとんどということで、まだまだ若い世代に認知されていないようです。募集方法は、吹田市報が8割を占めており、後は会員に向けてのメールというのが現状ということです。若者は吹田市報を読んでいるでしょうか。私の推測としては読んでいないと思います。若者を獲得していくにはSNSを活用することが必要でしょう。情報の告知方法も含めて、若者の獲得が今後の課題になると感じました。
 まち歩きは、日本では観光地で多く取り入れられてきたため、観光化や観光地化と関係性があることは確かですが、決して観光化に直結するわけではありません。一方で、今、日本の一部の地域では活性化のためにフットパスを取り入れている所があります。フットパスは、観光化や観光地化というよりも経済的なメリットや地域間・地域内交流など、地域の活性化につながるものとして捉えられています。今後の吹田のまち歩きでは、若者の視点や意見を活用し、フットパスの要素を取り入れることで、多様な意味での地域活性化に繋がれば良いのではないかと考えました。