大分県宇佐市で現地調査を実施しました(2)

宇佐市役所・宇佐市観光協会での聞き取り調査を行いました

 8月28日(月)〜31日(木)に実施した大分県宇佐市での現地調査の報告第2弾です。私たちは今年度のゼミの研究テーマに沿って、宇佐神宮とどのように結びつけるかということを意識しながら観光資源調査を実施しましたが、九州最大級の動物公園である「アフリカンサファリ」やレーシングカートコースのある「ソニックパーク安心院」といった、関連づけが難しそうな観光施設、第二次世界大戦の記憶をとどめる「宇佐市平和資料館」や「城井1号掩体壕」などにも足を運びました。
 調査報告第2弾となる今回は、4日間の現地調査のうち、宇佐市役所および宇佐市観光協会への聞き取り調査を含め、主にフィールドワーク期間の後半に行った調査の内容について、ゼミ生が報告します。
 最後に、今回の現地調査にご協力くださった宇佐市役所ならびに宇佐市観光協会の皆さまに、厚く御礼申し上げます。(森重昌之)

フィールドワークの様子

  • アフリカンサファリでライオンの赤ちゃんを抱くゼミ生

  • 岳切渓谷での調査の様子

  • 歴史博物館の熊野摩崖仏にて

  • ソニックパークでのゴーカート体験の様子

  • 和間海浜公園での調査の様子

  • 宇佐市役所・宇佐市観光協会への聞き取り調査の様子

  • 聞き取り調査終了後の記念撮影

  • 宇佐市平和資料館にて

  • 逸見邸庭園での調査の様子

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参加したゼミ生の報告

自然を利用した体験型動物公園
 国際観光学部3年 森晃太郎

 私たち森重ゼミ6期生は、調査対象地を大分県宇佐市に設定し、今回2度目となる現地調査を行いました。宇佐市は、宇佐神宮に立ち寄った方が他の観光地を訪れることが少なく、そのまま帰ってしまうことが多いと考えられることから、私たちは他の観光地に訪れる機会をつくることによって滞在時間を延ばそうと考えています。今回の調査では、ゼミ生15名を4チームに分け、宇佐市の観光地を訪れました。私たちのチームでは、九州自然動物公園アフリカンサファリを訪れました。
 九州自然動物公園アフリカンサファリは、宇佐市安心院町にある西日本最大級のサファリパーク形式の動物園です。開園は1976年で長い歴史があります。アフリカンサファリはとても標高の高い位置にあるので、周辺には建物がなく広大な草原が広がり、普段大阪では感じられない自然を満喫できます。園内のサファリゾーンは、自家用車で回ることができるほか、園内で運行しているジャングルバスに乗って、草食動物セクションやライオンセクション、山岳動物・クマセクションなど、さまざまな種類の動物を見ながら回ることができます。自家用車で訪れる際には危険なため、窓を開けたり、ドアを開けて外に出たりすることなどが禁止されていますが、園内のジャングルバスは側面部分が網状になっており、動物と同じ空気を感じながら楽しむことができます。他にも、ジャングルバスは車内から観光客が動物にエサをあげることが可能です。エサをあげるときには、普段近寄れない動物や肉食で危険な動物も、1メートルもない間近で感じることができ、エサに群がるライオンの迫力に圧倒されました。
 アフリカンサファリには、サファリゾーン以外にも小動物と触れ合い体験のできるスポットがたくさんあります。乗馬体験やエサをあげることができるカンガルーやリスザルの森、世界中から珍しいネコを集めたネコサロン、15種32頭の小型犬と触れ合えるドックサロンなどがあります。季節ごとのイベントを実施していて、夏の夜にサファリゾーンを回ることのできるナイトサファリなどもあります。今回はライオンの赤ちゃんと触れ合い写真を撮るというイベントを実施しており、行列ができていてとても人気でした。
 今回、実際に調査に行って感じたことは、宇佐神宮を中心に考えている観光客に対しては少し距離があると感じました。アフリカンサファリは宇佐市内ではありますが、どちらかというと別府市に近く宇佐市中心部から訪れるには、山道を1時間少々かかってしまいます。入園料2,500円と少し高い気がしますが、十分に楽しむことができました。動物だけでなく、周りにはたくさんの自然があるので、普段感じられない体験ができるのも楽しみ方の1つだと感じました。今回訪れたアフリカンサファリは、宇佐市では数少ない体験型の観光地なので、宇佐市の滞在時間を延ばす資源の1つとして考えていきたいです。

リフレッシュに最適な岳切渓谷
 国際観光学部3年 難波里紗

 私たち森重ゼミ6期生は、8月28日から31日にかけて大分県宇佐市で2回目のフィールドワークを行いました。1回目のフィールドワークでは1日しか滞在期間がなかったので、調査できる場所も限られていました。しかし、今回は3泊4日と時間をたくさん確保できたので、4班に分かれて多くの場所に訪れることができました。いくつか訪れた場所の中から、私は岳切(たっきり)渓谷について報告します。
 岳切渓谷は宇佐市院内町にあり、耶馬渓溶岩が造った大きな一枚岩の岩盤の上を水が流れる渓谷です。とても多くの自然に囲まれた場所にあり、春は新緑、秋は紅葉と、その時期によって違う楽しみ方ができるのも魅力の1つです。また、バンガローやキャンプ場もあり、大自然の中でさまざまな楽しみ方ができる場所であると思いました。私たちが訪れたときには、川の水に足をつけている方や遊歩道を散歩している方など、それぞれで楽しく遊んでいる姿が見受けられました。そして、私たちも川の水に足をつけてみました。水の流れるスピードや深くなっている所には注意が必要ですが、澄んだ水とたくさんの緑に囲まれて自然を感じることができ、とてもリフレッシュした気分を味わえました。そして、夏の暑い日でも木がたくさんあることで、カーテンのように日の光を通しにくくし、また水遊びもできるので、暑さをあまり感じることなく過ごせる場所でした。宇佐市はとてものどかですが、この岳切渓谷はさらに自然を肌で感じられる場所であると思いました。
 他にも楽しめるポイントがあり、「渓谷茶屋」というところでご飯を食べたり、休憩したりできる場所もありました。ここのメニューはうどんやかき氷、飲み物や菓子など、種類も豊富に用意されていました。そして、値段は一番高いものでも400円と、とてもリーズナブルであるため、遊んだついでに気軽に立ち寄ることができる場所であると感じました。また、入園料も小学生未満が無料、小学生が100円、中学生以上が200円ととても安価でした。さらに、駐車場も第3駐車場まであり、無料で停めることができるので、時間を気にすることなく楽しめます。
 今回2回目の現地調査を行って、訪れるまではインターネットやパンフレットなどの情報でしかわかりませんでしたが、いざ訪れてみて真の岳切渓谷の魅力を知ることができました。1人当たりのお金もあまりかからないので、「行く予定ではなかったが、時間が余ったので行きたい」という場合にも勧められるスポットだと感じました。また、子ども連れの家族や友人同士など、老若男女問わず立ち寄ることができ、他の観光名所を回った後の気分転換をするにもとても良いと感じました。そして、私たちの目標である、「宇佐神宮のついでに立ち寄ってもらう」ことにも結びつけられるのではないかと考えました。

宇佐市の歴史を学ぶことでわかる宇佐神宮の価値
 国際観光学部3年 山本真由美

 私たち森重ゼミは、8月28日から31日まで、大分県宇佐市で2度目のフィールドワークを行いました。今回の現地調査を行う前に、授業時間の中で前回の現地調査で入手した情報やパンフレット、インターネットなどを利用し、前回訪れた宇佐市の観光資源を除いて、いくつかの調査候補地をあげました。今回も候補地がたくさんあったので、4つのグループに分かれて調査を行いました。
 私は8月29日午後に大分県立歴史博物館を訪れました。館内に入って最初に目に入るのは、エントランスホールにある熊野磨崖仏(複製)です。磨崖仏は、自然の崖面や岩に彫られた仏様です。大分県は日本で最も多くの磨崖仏があり、現在県内に約90ヶ所、400体余りの磨崖仏が確認されています。
 館内はいくつかのコーナーで分けられており、宇佐八幡のコーナーに行くと、八幡神やそれを祀る宇佐神宮の歴史について詳しく学ぶことができます。このコーナーには、600年余り前の絵図をもとに作成された境内模型が展示されています。宇佐神宮における神仏習合を象徴しているものが、江戸時代まで神宮の境内にあった弥勒寺です。現在は跡地しかないため、なくなる前の宇佐神宮の風景を見ることができます。その他にも、宇佐神宮本殿模型も展示されていて、本殿の全体図を見ることができます。本殿は側面から見ると、同じ形の建物が前後に並んでいることがわかります。これは八幡造りと呼ばれる独特の建築様式です。模型が多く展示されていて、すべて細部まで忠実に表現されているので、実際に行って見ただけでは発見できなかったことも知ることができました。また、ほとんどのコーナーには音声ガイドがあり、よりわかりやすく歴史について学ぶことができると感じました。
 エントランスにある熊野磨崖仏を含め、5ヶ所で写真撮影を行えるので、記念撮影をすることもおすすめです。また、館内には塗り絵コーナーなどもあり、いろいろな世代が楽しみながら歴史を学べる施設になっていました。特別展や企画展、歴史を学べる講座なども開講しており、1年を通して催し物があり、大分の歴史を学べることはもちろんですが、日本の歴史を学べる場所です。
 宇佐市に訪れる観光客のほとんどが宇佐神宮の参拝を目的としているので、宇佐神宮を訪れた際には、大分県立歴史博物館にも足を運んでほしいと感じました。私自身、博物館を訪れて、宇佐神宮の歴史を学ぶことができました。知識を身につけてから参拝することで、いつもと違う雰囲気を楽しめると思いました。

宇佐神宮とソニックパーク、2つの観光資源の可能性
 国際観光学部3年 世木杏佳

 私たち森重ゼミ3年生は、8月27日〜31日まで大分県宇佐市でフィールドワークを行いました。宇佐市での滞在時間を延ばすことができそうな観光施設、食事場所などを事前に調べ、4つのグループに分かれ実際に調査しました。
 宇佐神宮を訪れるのは2度目で、前回は雨でしたが、今回は晴天だったこともあり、前回とは違った美しい景観の宇佐神宮を見ることができました。天気、四季の違いでさまざまな景観・雰囲気を楽しめることも宇佐の魅力だと改めて感じました。また、ハートのお守り付きの恋みくじやさまざまな種類のお守りが販売されていたり、宇佐神宮境内にある「KURU」という、少し休憩するのに最適なオシャレなカフェがあったりするなど、SNS世代の若者に人気が出そうな要素がたくさんあると感じました。また、神社の中に寺があった神仏習合の象徴である弥勒寺跡や、一生に一度の願いが叶うと言われている願掛け地蔵など、宇佐神宮でしか見ることのできないスポットも多くあり、もっと多くの人に知ってもらえるPR方法などを今後考えていきたいと感じました。
 一方、ソニックパークは、安心院地域にあるレーシングカートコースで、ノーマル、エキスパートなど、さまざまなコースがあります。料金は1回2,100円で、回数によって料金が異なります。さらに、運転するためには運転免許証が必要となり、免許がない人は身長150?以上が受講できるジュニア講習を別途料金で受けなければなりません。ほとんどが1人乗りのレーシングカートですが、2人乗りも何台かありました。2人乗りの場合、運転しなければ免許なし、講習なしで乗れます。実際、私は免許を持っていないので、2人乗りの後部座席に乗って体験しました。1回の走行が10分で、コースを約6周できます。
 ソニックパークの従業員の方にお話をうかがったところ、ソニックパークに来るお客さまは40〜50代の男性が多く、観光のためではなく、ソニックパークだけを目当てに来る方が多いそうです。また、女性や若者は少なく、小さな子どもが乗れないので、家族連れが訪れることは難しいこともわかりました。遊園地などにあるゴーカートのように、手軽に簡単に楽しめるものとは少し違うと感じました。しかし、大人が滞在時間を延ばすには最適な施設だと思いましたし、ソニックパーク目当てで訪れているお客さまに宇佐神宮をはじめ、その他の観光施設や食事場所に立ち寄っていただけるような対策も今後考えていければよいと感じました。今回のフィールドワークを通じて、宇佐市には老若男女が楽しめるさまざまな施設、食事場所、景色・景観があることがわかりました。フィールドワークで得たことを、これからの宇佐市の活性化につなげていきたいと感じました。

家族で楽しめる和間海浜公園とインバウンドを視野に入れた対応に驚いた聞き取り調査
 国際観光学部3年 平岡公之進

 今回私たちは、前回のフィールドワークで調査できなかった場所への調査と、宇佐市役所・宇佐市観光協会への聞き取り調査を目的に、4日間の日程で現地調査を行いました。
 私は和間海浜公園を調査しました。ここは4月から9月末まで潮干狩りができます。無料駐車場やトイレ、公園なども設備されています。私たちが調査した時は潮干狩りに最適なシーズンを過ぎていたこともあり、潮干狩りをしている観光客は見られず、聞き取り調査ができませんでした。トイレや足洗い場は改築されていて、きれいで安心して使える様子でした。松林が並んでいる公園もあるので、影に入れば涼しく、バーベキュー用具の貸し出しもあるので、夏はファミリーで楽しめる場所だと感じました。
 調査3日目には、宇佐市役所、宇佐市観光協会の方に宇佐市の施策や取り組み、観光資源や観光スポット、観光客の現状などについて、話をうかがうことができました。宇佐市の観光は市役所と観光協会がうまく連携を取っており、次の4つの施策に力を入れておられるということでした。1つは、観光大使制度の活用やメディア、インターネット、パンフレットを活用した情報発信の強化です。2つ目が観光標識、トイレ、駐車場の整備や外国語表記の導入、レンタルサイクルの実施、観光ガイドタクシーの導入などの受け入れ体制の強化、3つ目がグリーンツーリズムやブルーツーリズムの推進し、体験型観光の拡大やまちなみや酒蔵などの新しい観光資源の発掘に努め観光資源の保護、保全と再発見の強化、そして4つ目が宇佐市、観光協会の連携、観光ガイドの研修により、組織、人材の強化です。グリーンツーリズム発祥の地といわれる宇佐市は、多くの中高生や大学生、社会人だけでなく、タイなどの海外からも観光客を受け入れているそうです。また、宇佐神宮に年間150〜170万人訪れる観光客のうち、約6割が外国人とのことで、英語に慣れている地元の高校生がガイドの教育を受けて実際にガイドを行い、インバウンドへの対応もされているとのことでした。
 今回のフィールドワークで市役所や観光協会の方にお話をうかがい、多くの情報を得ることができました。また、現地調査では多くのオシャレなカフェがたくさんあることも発見できました。宇佐市と観光協会は今後サイクリングの時代と見据えておられ、本道から離れた路地裏や小道など、自動車では入りにくく、目につきにくいところの観光資源の発掘に取り組んでいかれるとのことで、私たちの現地調査の成果とうまくつなげることもできるのではないかと思いました。4日間の日程で行った今回のフィールドワークで得た経験を、今後のゼミ活動にうまく活かすことができるように取り組んでいきます。

フィールドワークを通して感じた宇佐の歴史
 国際観光学部3年 村田雄大

 私たち森重ゼミ6期生は、大分県宇佐市で8月28日から3泊4日のフィールドワークを行いました。今年度のテーマは、宇佐神宮を通して宇佐市にある他の観光資源にも価値を付け、観光客に訪れていただくことで、宇佐市の滞在時間を伸ばすということです。2ヶ月前に一度日帰りで宇佐市を調査したのですが、時間の都合上行けなかった場所があったので、今回は3泊4日の長い期間を使って、たくさんの観光資源を4つのグループに分かれて調査しました。
 今回私が紹介するのは、「宇佐市平和資料館」と「城井1号掩体壕」です。3日目に調査した宇佐市平和資料館は、戦争の悲惨さと平和の尊さを学ぶために平成25年に建設された建物で、中には宇佐海軍航空隊の歴史や宇佐への空襲、宇佐から出撃した零戦21型の実物大模型が展示されています。宇佐市の歴史の中で、戦争とは深いつながりがあり、戦前には宇佐に宇佐海軍航空隊がありました。太平洋戦争が始まると、たくさんの空襲が宇佐を襲い、その当時の惨劇を物語る場所がたくさんあります。その一つがここ宇佐市平和資料館です。私が印象に残ったのは、特攻隊員の遺書と零戦の実物大模型です。遺書は丁寧な字で書かれており、自分と同じぐらいの年齢の若者が何を想い、この遺書を書いたのかを想像するだけで悲しくなりました。零戦の実物大模型は、人が1人ギリギリ入るぐらいのコクピットしかなく、この狭い場所で何を思い旅立っていったのか気になりました。当時の状況がわかるビデオなども上映されており、宇佐の戦争の歴史を知りたくなる場所であると感じました。
 次に向かったのは「城井1号掩体壕」です。ここは太平洋戦争当時の惨劇を物語る場所であります。掩体壕とは装備や物資、人員などを敵の攻撃から守るための施設であり、城井1号掩体壕は軍用機を空襲から守るための施設です。当時と変わらず今も昔と同じ場所に掩体壕がありました。私たちが調査をした時は、新しい平和資料館がこの場所に建設されるため工事中だったのですが、中に入ることができました。中に入ると、外との空気が違い言葉で表せないほどの重いものを感じました。
 この2つの資源は現存している貴重なものであり、この場所は観光資源として活用できると感じました。今回、3泊4日のフィールドワークを通してたくさんの観光資源があることがわかったのですが、情報発信という面でまだまだ不足していると感じました。今後はゼミ生で情報を共有し、次のステップに向けた話し合いをしていきたいと思います。

個人の庭園とは思えないほど迫力のある逸見邸庭園
 国際観光学部3年 後田風佳

 宇佐市院内町余谷にある、クルマ1台がやっと通れるような道を登っていくと、山間に壮大な日本庭園が広がっています。逸見邸庭園は、個人の方が自宅の庭に40年の歳月をかけてつくり上げた庭園です。私たちが行った日は、夕方の日が落ちる頃で、夜になるとシカが出るので門を閉めようとしていたご主人が、「せっかくの機会なのでどうぞ」と中に入れてくださりました。宇佐市観光協会の方から、「個人の方が庭園をつくっている」ということしかうかがっていなかったので、あまり期待していなかったのですが、門をくぐると、斜面一面に広がる青々した整った木々や大きな岩、池が広がっており、感動しました。
 普段は、ご主人が1人で手入れをされているそうですが、季節の変わり目など、手間のかかる時期には業者を呼んで手入れすると話されていました。広大な庭の手入れを基本的に1人でされているということに驚きました。庭園内を散策する前に、こうしたことをご主人が話してくださいました。そして、「門から見て、左中央にある大きな岩の上に登ると絶景だ」と教えてくださったので、真ん中の大きな道を上まで登り、左側の小道を進み、樹齢100年の松の木とその横にそびえる大きな岩からの絶景を楽しみました。山道を登らなければならないほど山奥にある庭園なので、岩の上から見ると、庭園とその背後に広がる棚田の大自然に感動しました。他にも、池の上に小さな石橋がかけられていて、池には鯉が泳いでおり、和やかな光景も味わいました。
 この逸見邸庭園が観光資源として活用できるかどうか考えると、個人の方がつくられた庭園であるにもかかわらず壮大で素晴らしい点、無料で見学できるので魅力的である点、途中に余温泉があるので、立ち寄るのに最適な点から、観光資源として生かせると思いました。しかし、逸見邸庭園に「逸見」様の表札は掲げられていたものの、途中の道に案内板などはなく、民家の間の細い道を登って行かなければならず、本当に合っているのか不安を感じながら目的地へ向かわなくてはなりません。そこが改善されれば、宇佐市ならではの観光名所になると思いました。
 私たちが遅い時間に訪ねたにもかかわらず、「思う存分庭園内を回るまで待っています」とおっしゃっていただき、気さくなご主人にも魅力を感じました。四季折々の自然を感じることができ、フォトスポットとしても生かせそうなので、逸見邸庭園は観光資源として利用できると思います。次回は、秋の紅葉の時期に行って見たいと思いました。