三谷悠子さんがオーストラリアで短期留学をしました

ブリスベンでの留学を通じて、主体性を身につけました

 大学生にとって、長期休暇をどのように有意義に過ごすかは非常に重要です。森重ゼミでは3年生の栗田真衣さんが春休みを利用してフィジーとニューカレドニアに短期留学しましたが、この夏休みは同じ3年生の三谷悠子さんがオーストラリアのブリスベンで短期留学をしました。約1ヶ月間でしたが、自分の意思をしっかりと主張すること、積極的にいろいろな人に話しかけることという主体性を身につける機会になったようです。彼女は短期留学やゼミのフィールドワーク、ツーリズムEXPOジャパンへの参加など、忙しい夏休みを過ごしていましたが、きっと充実した夏休みになったと思います。そこで、短期留学期間中の学びや生活の様子について、以下で報告してもらいます。(森重昌之)

留学先での様子

  • コアラと記念撮影

  • ブリスベン市街の様子

  • ホストファミリーと

  • 山登りにて

  • 修了式にクラスメイトと記念撮影

  • ブリスベンの夜市の様子

自ら話すことの重要性
 国際観光学部3年 三谷悠子

 私は3年生の夏休みを利用して、オーストラリアのブリスベンへ短期留学しました。現地では1か月間、語学学校に通いました。最初の1週間はとにかく授業についていくのに必死で、ホームステイ先に帰っても予習・復習を欠かさない毎日でした。また、クラス内で外国人学生とペアワークをする際も、自分の言いたいことをうまく言葉にできなかったり、相手が話していることを聴き取れなかったりするなど、理解するのにとても苦労しました。私はスピーキングが苦手でしたので、もっといろいろな外国人と話をしないと上達しないと思い、片言でも良いので自分から積極的に話すことを意識しました。そして、学校にいる間は外国人の友人を誘ってランチを一緒に食べたり、話したりする一方、ホームステイ先に帰ると、ホストファミリーと積極的に話をするよう心がけていました。そうした生活を送っているうちに、ブリスベンへ来た当初よりも少しだけ話ができるようになり、外国人と話をすることがこんなに楽しいものなのだと感じました。
 私は、インドネシア人のホストマザーとオーストラリア人のホストファザーのお宅でホームステイをしました。ホストファミリーは日本の文化や歴史に興味を持っておられたようで、今まで日本に一度も訪れたことがないにもかかわらず、日本について詳しく知っておられたので、とても驚きました。ホストファザーは「自宅の庭を改装して日本庭園を造りたい」とおっしゃっていました。また、毎日農作業をするアクティブなホストファザーで、農業の話やガーデニングの話など、さまざまな話をしてくださり、ホストファミリーと過ごす時間はいつもあっという間に過ぎていました。
 また、週末には友人と一緒に積極的に遠出をしました。ブリスベン市内から電車で約1時間のところにあるサンシャインコーストというリゾート地では、海の景色がとてもきれいで、特に記憶に残っています。リゾート地ということもあって、海外からの観光客が多く、そこでさまざまな国の人を見かけました。現地での最後の週末は、ルームメイトと一緒に山登りに行きました。日本にいても山に登る機会がなく、初めての山登りを外国でできるとは思ってもいませんでした。現地に行くまでに電車とバスを乗り換えましたが、途中、私たちが乗る電車が運休しているというハプニングもありました。しかし、無事にたどり着き、山登りを楽しむことができました。山頂から見たオーストラリアの広大な自然は、とても感動的でした。このように、日本では味わうことのできないたくさんの経験を積むことができました。
 今回の留学を通じて学んだことの1つに、自分の意見や意志をはっきり主張すること、片言でもよいので積極的にいろいろな人と話をする姿勢の大切さを実感しました。今後の就職活動においても、今回の留学経験を活かせるように取り組んでいきたいと思います。