森重ゼミ・ウィニペグ大学留学報告5

2年生・久保田萌子さんの1年間の留学生活がスタートしました

 森重ゼミでは現在、3年生の花岡志保さんがカナダ・ウィニペグ大学で留学を続けていますが、9月初めに2年生の久保田萌子さんも留学のため、ウィニペグ大学へ旅立ちました。久保田さんはこれから1年間の留学生活を送る予定です。久保田さんは初めての留学生活にとまどいながらも、徐々に慣れていっている様子を報告してくれています。一方、花岡さんは留学生活も後半に入り、さらにレベルアップに向けた勉強を続けているようです。2人から留学生活のレポートが届きましたので報告します。(森重昌之)

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留学を通しての経験
 国際観光学部3年 花岡志保

 ウィニペグに到着してから早いもので、もうすぐ5か月になろうとしています。夏季休暇も終わり、新しいクラスが始まりましたが、私の新しい午前クラスはスピーキング、リスニングを中心としたGeneral Classで、会話練習やプレゼンテーションの発表などが主な授業内容になります。私のクラスでは日本人、韓国人、ブラジル人、メキシコ人、スイス人とにぎやかなクラスなのですが、この秋学期からたくさんの日本人、韓国人がウィ二ペグ大学に来たこともあり、私のクラスはほぼ半分が日本人、もう半分が韓国人の状態です。日本人が多い中で、日本語を話してしまいそうになることもありますが、どの留学生も決して日本語を話そうとはせず、英語で話しかけてくれるので、自分にとってはたくさんのことを吸収しながら勉強ができる、環境の良いクラスだと思います。
 秋学期が始まってまだ2週間しか経っていませんが、すでに自分たちでプレゼンテーションをつくり、英語で発表、また予約を取る練習などもしました。この予約の練習は1人だけで挑戦したのですが、本当にレストランに電話をかけて予約を取るなどといったことが、授業の内容です。もちろん、予約を取って授業が終了した後、みんなでレストランに行きました。
 午後の授業では、月曜と水曜がTOEIC CLASS、火曜と木曜がREADING2 CLASSを受講しています。午後は午前の授業と反対で、リーディングとライティングが中心となる授業です。毎週課題やテストが多いですが、それらも全部自分のためになっているのを感じるので、まったく苦ではなく、やりがいのある授業です。

 夏季休暇について少し書きたいと思います。私は夏季休暇を利用し、友達に会うのも兼ね、トロントに4泊5日で行きました。友達とはお互いの留学の話をし、残りの留学生活も頑張ろうと励まし合いました。また、トロントに行ったからにはもちろん、ナイアガラの滝も見に行きました。自分たちで日帰りのナイアガラフォールズツアーを予約したのですが、もちろん日本のツアー会社とは違うので、ツアーの受付やバスの運転手など、すべてが英語での説明になります。クルーズ船に乗って近くから見ることができたナイアガラの滝の迫力はすごく、想像を超えるほどの絶景で、また機会があれば訪れたいと思うくらいでした。

 最後に、5か月間ウィ二ペグで生活して感じた、現在の思いに触れます。今では日常(ホームステイ生活や学校生活)で困ることはなくなり、積極的に行動ができる、相手の言いたいことや伝えたいことも理解できるようになるなど、留学前では考えられないようなことが当たり前とできるようになっていて、正直自分でも驚いています。しかし、それだけで満足せず、これからもたくさんのことを経験し、学んでいきたいと改めて思いました。
  • School Activity

  • Toronto Cityscape

  • Naiagara Falls

たくさんの出会いとウィニペグでの大学生活
 国際観光学部2年 久保田萌子

 9月6日に伊丹空港を出発し、ウィニペグ国際空港には夕方に到着しました。これから4ヶ月間お世話になるホストファミリーと初めて会う瞬間、私は少し緊張しました。ホストファミリーは、ホストマザーと17歳のホストシスター、犬とネコがいます。ホストマザーは学校で家庭科の先生をしています。ホストシスターは高校生で、心理学を学んでいるそうです。ホストシスターはバレー部の練習やバイトで忙しいので、私はホストマザーと話すことがほとんどです。
 到着したその日、ホストマザーの兄弟の奥様の実家で行われたホームパーティに連れて行ってもらいました。とても温かく迎えてくださり、安心しました。緊張していた私にたくさん話や質問をしてくださっただけでなく、ウィニペグの人気スポットを教えてくださいました。ホストマザーはいつも親切に接してくださり、毎日大学であったことを聞いてくださるので、会話の練習になります。家は大学からバスで15分くらいのところにあり、スーパーや大きなショッピングセンターにも30分ほどで行けるので、とても便利です。
 大学は、到着して最初の1週間は授業がなく、オリエンテーションやクラス分けテストを行いました。授業では、ホストファミリーとの過ごし方、バスチケットの買い方、大学案内、先生の紹介などの説明を受けました。午前中のクラスでは、主にリーディングとライティングを学んでいます。日本人が4人、中国、韓国、サウジアラビア、ナイジェリア、ドイツ、ウクライナなど、さまざまな国からの留学生がいます。クラスメイトはフレンドリーで、仲が良い雰囲気です。私たちのクラスは宿題が多く、先生の話すスピードがかなり速いので、最初の週はかなり大変でしたが、少しだけ慣れてきました。午後は選択科目で、私は月・水は会話と発音のクラス、火、木はTOEFL Listening & Speakingのクラスを選択しています。どの授業も私にとっては厳しいですが、やりがいがあり、これからためになる授業だと思います。
 毎週金曜日は授業が午前中だけで終わり、午後からはスクールアクティビティに参加できます。初めの週はボーリング、先週はA Maze in Corn というところへスクールバスで行き、大きなとうもろこし畑の迷路の中で、チームごとにスタンプラリーをしました。同じチームの友人が途中で迷子になるぐらい、広かったです。スクールアクティビティを含め、学校でのパーティー、イベントなど、新しい友人を増やす機会がたくさんあるので、これからも参加したいと思っています。
 ウィニペグの最近の気温は2〜3度から、高い日では15度くらいで、特に夜は寒いです。最近は生活にも慣れてきたので、毎日がとても早く感じます。1日も無駄にすることがないよう、残りのカナダの生活を充実させていきます。
  • ウィニペグ大学正門前にて

  • ホストマザーの親戚とホームパーティ

  • 日本やブラジルから来たクラスメイトと