フィールドワークについて

メンバー

佐藤有(3回生),鍛冶屋詩織(1回生),松本志保美(1回生),高橋由衣(1回生)

利用チケット

今回は全てJRの在来線を普通運賃で利用した。新今宮から姫路城への日帰り観光ならば,在来線の普通運賃が最も利用しやすい。

コース紹介

ホテルオアシス出発(徒歩・3分)→JR新今宮駅(大阪環状線外回り大和路快速・10分・1,620円)→JR大阪駅経由(東海道山陽本線新快速・60分)→JR姫路駅→JR姫路駅内の観光案内所(徒歩・15分)→イーグレひめじ→昼食→姫路城見学(所要時間2時間弱・入城料600円)→大手前茶屋(徒歩・15分)→JR姫路駅(東海道山陽本線新快速・60分・1,620円)→JR大阪駅経由(大阪環状線内回り・20分)→JR新今宮駅→ホテルオアシス到着

多言語表示について

 JR新今宮駅では券売機画面の英語への表示切り替えが可能なので,購入に問題はないと思いました。改札,掲示板ともに英語表記がなされていますが,ホーム,電車内は英語のアナウンスはありませんでした。車内には到着随時の掲示もないので外国人は常に降りる駅を意識していなくてはいけないと思います。
 大阪駅は大変大きな駅であり,大勢の人が行き来しているため,乗り場の案内や,掲示板に英語表示はありますが,字も小さく,表示時間も短いのでスムーズな乗り換えは困難だと感じました。姫路までの車内でも車掌のアナウンスのため,英語のアナウンスはありません。しかし,ドアの上の掲示板に次駅の表示が英語でもありました。
 世界遺産への最寄駅である姫路駅はさすがでした。ホームから改札階に降りるエスカレーターからすでに姫路城という表示が英語でもされていて,城の絵も描いてあり非常にわかりやすかった。観光案内所は改札を出てすぐにあり,大きなはてなマークが目立ちました。姫路城へのアクセス途中にも道を示す看板が所々にあり,英語表記もされていました。
 姫路城内の建造物や施設の説明には日本語と英語の表記がされていました。券売機は即席ではありますが,大人にはアダルト,子供にはチャイルドと英語のシールが貼られていました。飲食禁止などの禁止要項も絵を添えて英語で書かれており,文化の違いによるマナー違反などが起こらないよう配慮されていました。

観光案内所について

姫路市観光案内所(JR姫路駅内の観光案内所)
立地状況:JR姫路駅の改札からすぐ
運営時間:9:00〜19:00  常駐スタッフ:4人体制
対応言語:日本語・英語・中国語
サービス内容:資料の配布,レンタルサイクル,インターネットサービス,観光地の紹介など。
備考:2009年4月に移設オープンしたばかりで大変新しい。建物は市のもの,スタッフはコンベンション協会からの派遣とのことでした。姫路のたいていのパンフレットはここで揃います。観光情報を見ることができるパソコンは英語・中国語・韓国語に切り替え可能。キーボードはハングル表記もありました。自転車がタダで借りられるのはポイントの一つ。レンタル時間は9:00〜16:00の間。現在,JR姫路駅周辺は現在工事中で,広場とロータリーができることになっている。

まとめ

 移動に関しては,車内やホームでのアナウンスに英語があればもっとスムーズで快適だと思いますが,なかなか難しいのもわかります。実際に姫路駅に着いたとき,駅員に何か聞いている外国人客を2組ほど見かけました。
 しかし,さすが世界遺産。姫路城周辺の情報提供量はとても豊かでした。主要なパンフレットは英・中・韓が揃い,観光案内所には多言語対応のパソコンで姫路の情報を無料で閲覧できます。無料のレンタサイクルは当日外国人の方が利用されていたのを多く見かけました。無料で貸し出すのは利用者に姫路城以外の姫路を発見・楽しんでいただけるとてもいい取り組みだと思います。また100円から利用できるJR姫路駅から姫路城周辺までの周遊バスもありました。
 姫路城は観光案内所運営時にも利用者に行き方をよく聞かれた観光地の一つ。今回,日本を代表する観光地をフィールドワークという形で訪問できたことはとてもいい経験となりました。

姫路城への日帰り観光についての感想

 まず感じたことは,新今宮から姫路へのアクセスは簡単ですが,時間がかかるということ。行って帰ってくるだけでも少し疲れます。また,天守閣に登るなど姫路城を堪能するなら移動を含めて,まるまる一日かかります。また,直接行ってみて姫路城しかなかったなあ…という印象が強く残りました。一度行ったら満足ですし,大阪から時間をかけて訪れるのであれば姫路城プラスアルファのプラン提案があると移動に時間をかけるだけの価値があり,もっと満足できます。その点で,姫路市のPR不足を感じました。
 また,姫路には安価の宿泊施設がほとんどありません。なので,大阪や神戸など大都市にある安価な宿泊施設から姫路城へ行くのが時間はかかりますが,安く済むと思います。
 姫路城は世界遺産なので外国人旅行客が日本で見ておきたい観光対象の一つでしょう。訪れる外国人旅行客が多いという点を生かし現地でうまくPRすることで,姫路城以外にももっと楽しめ,メリハリのある観光都市になるといいなと思います。

参加メンバーの感想・意見

鍛冶屋詩織(1回生)

 姫路城に行ったのですが,世界遺産ということもありやはり多くの外国人旅行者が来てました。たくさんの言語でパンフレットや表示などがあったので,あまり迷ったりすることはないだろうと思いました。
 初めてのフィールドワーク参加で,緊張しましたが,佐藤先輩が引っ張ってくれ,いっぱい喋りかけてくれたので,とても楽しく困ることもなく活動できました。新しく友達もできて,先輩とも話をすることができました。ためになるし,ほんと勉強になったので,また機会があれば参加したい。

松本志保美(1回生)

 今までに電車に乗るにしても,どこかへ行くにしても,外国人の気持ちになって考えたことなどなかったので,すごく新鮮で勉強になりました。
 私は佐藤有さんのグールプで姫路城に行ったのですが,私達が気づかないことなどを教えてくださったり,すごく頼りになる方で,楽しみながら勉強できたと思います。

高橋由衣(1回生)

 大阪城とは全然大きさが違いました。姫路城はすべて木造でできていて,すごく立派だと感じました。世界遺産を見に行けて本当によかった。