フィールドワークについて

メンバー

窪堀愛子(3回生),新井あやな(2回生),田中陽(1回生)

利用チケット

 特にお得チケットは利用せず,在来線の普通運賃で行きました。

コース紹介

ホテルオアシス出発(徒歩・5分)→JR新今宮駅(JR大和路線大和路快速奈良行き・40分・540円)→JR奈良駅→JR奈良駅構内案内書にて聞き取り調査(徒歩・15分)→奈良市観光センター(徒歩・5分)→三条通り(徒歩・10分)→猿沢池(徒歩・15分)→東大寺(拝観料500円)→昼食(徒歩・20分)→春日大社(拝観料500円・徒歩・20分)→奈良町散策→奈良町情報館(徒歩・10分)→格子の家→ゲストハウス2軒見学(徒歩・15分)→JR奈良駅(JR大和路線大和路快速JR難波行き・40分・540円)→JR新今宮駅(徒歩・5分)→ホテルオアシス到着

多言語表示について

 JR大和路線内は英語でのアナウンスや表示がありませんでした。しかし,JR奈良駅は比較的大きいし,停車時間も長いので乗り過ごす事も少ないと思います。駅を降りると,観光地(東大寺や春日大社)までの道のりが決まっているので,表示が少なくても道に迷う事なく目的地まで到着できると思います。
 しかし,最近注目されているなら町はまだまだ日本人向けの対応しかされておらず,多言語表記はほとんどありませんでした。日本の風情が残っていて,街歩き観光に最適で,外国人にとって興味深いものがたくさんあるのに残念です。東大寺や春日大社など多くの観光客が訪れる寺院には,英語や中国語でのパンフレットが準備されており,拝観料や仏像の説明なども英語表記がありました。

観光案内所について

 JR奈良駅内観光案内所と三条通り近くの奈良市観光センターを訪問しました。
 JR奈良駅内観光案内所は改札を出てすぐでとても見つけやすい場所にありました。観光バス・日本人向け案内窓口・外国人向け案内窓口と3つに分かれていました。使い分けされていて,良いと思いました。春や秋の繁忙期になると,長い列が出来るそうです。じっくりと対応する時間はあまり無いそうですが,7ヶ国語(仏独西韓中英)の地図を配布するだけでも利用者の方には満足いただいているそうです。案内窓口はどちらもボランティアスタッフが運営しているそうです。運営母体は奈良市観光協会でした。

 続いて,三条通り近くの奈良市観光センターへ向かいました。交差点にあり,外観も派手でとても見つけやすかったです。中に入ると,とても広いスペースでした。こちらも3つの窓口に分かれており,団体旅行(主に修学旅行)・総合案内・外国人旅行者向け窓口がありました。外国人旅行者向けの窓口の方に簡単な聞き取り調査にご協力いただきました。外国人旅行者向け窓口はEGGというボランティア組織が運営されていました。110名ほどのスタッフで1日3交替のシフト制で,英語での対応は問題なく出来るそうです。地図や観光地の資料を配布するだけでなく,宿泊施設の紹介なども行っていました。さらに,SGGという学生ボランティアスタッフによる観光ガイド(主に個人向け)とも連携していました。地図や資料の量もとても多く,来館者のデータ管理などもきちんとされており,案内所としてとても理想的な形だと思いました。

まとめと日帰り観光の感想

 はやり世界遺産登録されている所なので,観光案内所や交通機関はよく整備されていると思いました。しかし,多言語表示はあまり進んでおらず,少し驚きました。外国人を多数見かけましたが,皆さん地図を持っておられたので,あまり迷う事はなさそうです。しかし,地図に気をとられすぎると,せっかくの景色を見逃してしまいかねません。寺院以外にも風景が綺麗な所があるので,東大寺や春日大社に向かう参道などにも面白さを見つけてもらえるような工夫が必要だと感じました。
 また,なら町は日本風情が残っていて,外国人にも喜んでもらえると思いましたが,現状では日本人向けの対応が基本なので,少し勿体無いと思いました。奈良市内は大阪からも1時間以内で行け,1日あれば十分に楽しめるので,もっとお得きっぷなどがあれば大阪を拠点として奈良へ向かう人が増えると思います。
 外国人の気持ちになって改めて奈良を歩いてみると,新たな発見がたくさんありとても楽しかった。たくさんの外国人旅行者を見かけて,はやり奈良は魅力のある街だと再認識しました。新今宮からのアクセスもとても便利なので,新今宮発の日帰り奈良観光ツアーなども企画すると面白いと思いました。奈良市観光センターとの連携にも期待したいと思います。

参加メンバーの感想・意見

田中陽(1回生)

 奈良に着いてみると,駅や通りの観光案内所などには英語や中国語ほかいくつかの言語に対応しているが,町中などで頻繁に見かけるのは英語表記のみでした。お寺や大仏などの建造物にも英語で説明が書かれていた。驚いたのは英語のおみくじがあったことです。日本人にとっても,古い言葉使いで書かれてあるおみくじよりも,英語で書かれたおみくじの方が,わかりやすくて面白いなと感じました。
 最後に回ったなら町ではほとんど英語表記を見かけず,日本人向けだったように思いました。途中,立ち寄った旅館のおじさんの話はとても興味深かった。旅館という日本特有の文化を異文化として初めて体験する外国人の話を聞かせていただき,旅館で働く経験をしてみたいなと思いました。