フィールドワークについて

メンバー

茶谷みなみ(3回生),小原五月(2回生),戸川恵梨子(1回生)

利用チケット

 全て在来線を普通料金で利用した。  一人あたりの費用は,交通費が1,280円,拝観料が興福寺500円,春日大社500円,東大寺500円で,合計2,780円でした。

コース紹介

ホテルオアシス出発(徒歩・5分)→JR新今宮駅(環状線内回り・10分弱・160円)→JR鶴橋駅(近鉄乗換・35分・480円)→近鉄奈良駅(徒歩・10分)→奈良総合観光案内所(徒歩・10分)→興福寺の北円堂・国宝堂(徒歩・15分)→春日大社(徒歩・15分)→東大寺の南大門・大仏殿(徒歩・15分)→奈良県庁内観光案内所(徒歩・20分)→ならまちの格子の家・ゲストハウスほか(徒歩・10分)→近鉄奈良駅(電車・35分。480円)→JR鶴橋駅(環状線外回り・10分・160円)→JR新今宮駅(徒歩・5分)→ホテルオアシス着

お得なチケットについて

 今回は利用しなかったが,奈良交通バスの「奈良市内均一区間フリー乗車券」500円がある。しかし,奈良の旧市街地は歩いて観光する方が風情があるので,あまり利用する必要性を感じない。

多言語表示について

 JR車内のアナウンスは日本語のみだったので,外国人旅行者にとっては不便だと思いました。一方,近鉄車内のアナウンスは,英語でも流されていたので,どこで降りるのかすぐに分かります。
 近鉄奈良駅に着くと,主な観光地(春日大社・興福寺・東大寺など)への行き方の地図や看板などが英語・韓国語・中国語で書かれていたのでわかりやすかった。
 興福寺,東大寺,春日大社それぞれに英語のパンフレットを置いてあり,いくつかの展示物は英語で説明されていました。東大寺は,拝観料を払った時の券に東大寺の説明や,大仏の大きさなどが日本語と英語が書かれ,大仏殿のほとんどの展示物に英語訳も付けられていました。外国人旅行者も特に多く目立ちました。しかし,中国語や韓国語の表記はあまり見掛けなかったのが現状です。

観光案内所について

 「奈良総合観光案内所」は近鉄奈良駅の改札を出たすぐの構内にあります。運営時間は9時から21時まで,対応言語は日本語と英語。サービス内容は,観光地への案内,地図・パンフレットの配布が主で,運営母体は奈良市観光協会でした。
 「奈良県庁内観光案内所」は奈良県庁のなかにありました。運営時間は8時半から17時半まで,常駐スタッフは1人で,日本語と英語で対応しています。利用者のほとんどが日本人のため,英語パンフレットの数が少なかった。英語で詳しい観光情報が欲しい場合は,近くの奥村記念館でも対応してくれる。こちらは朝10時から17時まで運営。

まとめと日帰り観光の感想

 奈良市内を巡る交通手段はバス,レンタサイクルなどがありますが,今回は全て歩きました。バスで移動する距離を歩いてみたのですが,色々な景色や鹿を見つつ話ながら歩くと,すぐ目的地へ到着しました。バスはやはり外国人にとっては乗りにくいので,奈良の中心部を回るだけならば,歩いて観光することをお勧めしたいと思います。
 奈良中心部の主な所には,英語で書かれた道案内の地図や標識などがありました。だから,手元に地図があれば何とか問題なく主要な観光地へ行けることでしょう。しかし,新今宮から奈良へ行くなら,やはりJRの方が値段も安く時間も早く乗換もないので,絶対JRの方がいいと思います。
 今回のフィールドワークでは,事前に奈良までの行き方と,観光地を巡るバスのお得な切符情報を調べていきました。しかし,行きたい観光地の全てを歩いて回れると分かったので結局歩きました。
 私たち日本人が普段何気なく乗っている電車も,切符の買い方も,目的地で降りことも,何もかもが初来日の外国人旅行者にとっては,不安だらけなのだと実感しました。日本語が読めるので,なかなか外国人旅行者の目線になりきれていないところがあったので,本当に日本語が読めない外国人は立ち止ってしまい時間をロスするところがたくさんあったと思います。
 観光案内所でそうした不安やロスを取り除くお手伝いができればいいのになあ,と感じさせられたフィールドワークになりました。

参加メンバーの感想・意見

戸川恵梨子(1回生)

 新今宮から奈良に行くには,近鉄に乗り換える必要があり,私達でも戸惑ってしまったので,乗り換えのないJRの方がお勧めできると思いました。
 奈良は観光地が駅から近く歩いてまわれ,道中でも沢山の鹿が出迎えてくれるので楽しかった。奈良駅にある奈良市観光案内所で配布されている英語版の地図を見れば,英語圏の方なら楽にまわれると思います。
 しかし,沢山まわるには沢山歩かなければならないのでものすごく体力が必要なのが大変だと思いました。500円で乗り放題のバスを利用する方法もありましたが,バスには時刻があるため,どちらの手段の方が良いか決めかねます。
 歩いて回れる範囲では春日大社と東大寺は絶対い行くべきです。春日大社には英語版のおみくじが置かれており,英語圏の方は喜ばれるでしょう。東大寺は大仏や参道の屋台・土産物屋があるので,お勧めできます。
 予算のある方は人力車で回るのもいいと思いました。そして,時間があれば私たちがまわった奈良町や興福寺にも行ってみてもらいたい。
 雨のなかを歩いてのフィールドワークは大変でしたが,とても勉強になりました。4年間の内に地元の姫路を沢山の外国人に勧めて案内してみたいと思いました。