2014.4.16

【松ゼミWalker vol.140】台湾高雄への充実したゼミ調査旅行

【松ゼミWalker vol.140】台湾高雄への充実したゼミ調査旅行

 2014年3月2日(日)から3月6日(木)までの4泊5日で,関西国際空港からPeach航空を利用して,台湾高雄へゼミ旅行に行って来ました。参加した学生は,大宅和佳(4),谷河里香(4),吉田あゆこ(4),松川和矢(3),原田雪帆(3),関伽緒里(3),李家伶(3)の7名,当然松村も同行しました。いつもの松村研究室のゼミ旅行は現地集合,現地解散なのですが,今回は全員が全く同じ便でした。
 松村研究室のゼミ旅行は,100%遊びの目的で行ったことはなく,必ずフィールドワークや学習が伴いますが,今回の台湾高雄へは,遊びは20%,フィールドワークが50%,学習が30%といった感じでした。主な旅の目的を列挙すると,1:今春卒業する11代目ゼミ生の卒業旅行を兼ね,11代目と同窓生の交換留学生の林宜欣と呉佩瑾と再会する,2:二人の母校である国立高雄餐旅大学を表敬訪問する,3:高雄の夜市事情を視察する,4:高雄市政府関係者から夜市についての聞き取り調査を行う,5:高雄の観光について見聞を広め認識を深める,の五つでした。以下,この順に学生たちからレポートしてもらいます。(以上,松村嘉久
※この学生教育研究活動は阪南大学学会より補助を受けています。

11代目ゼミ生の卒業旅行と林宜欣・呉佩瑾との再会(レポーター:4回生 吉田あゆこ)

 11代目ゼミ生の卒業旅行は最初,娯楽性の強いグアム行きで検討していましたが,同窓生の林宜欣・呉佩瑾が合流できず予算も高くなるため,グアム行きは断念。西成特区構想と絡めて台湾高雄の夜市や観光まちづくりの現状を把握しておきたい,という松村先生の強い要望に加え,ゼミ内の台湾ファン・Peach航空ファンの後押しもあり,台湾高雄へPeach航空で行くことになりました。台中や台南にも行きたい,という声もあったのですが,高雄市(2014年1月で278万人)は大阪市(2014年2月で268万人)と同じくらいの大都市,4泊5日なら今回は高雄市だけで十分,ということになりました。  宿泊したのは五つ星ホテルの華王大飯店高雄(Hotel Kingdom),3人部屋などを利用したので意外と安く,朝食付きでひとり1泊4,000円。ホテルは港湾部に近く,高雄の観光名所にもなっている愛河や駁二芸術特区へも散歩圏内の立地でした。

 3月2日(日),高雄国際空港に14時半頃に到着し,私たちは地下鉄(高雄MRT)で高雄国際機場駅からホテル最寄り鹽埕埔駅へ向かいました。高雄の地下鉄網はわかりやすく,紅線と橘線の2路線のみ。紅線の高雄国際機場駅から橘線の鹽埕埔駅へ向かう途中,美麗島駅で乗り換えるのですが,そこの乗り換え通路のエスカレーター前で,呉佩瑾が待ってくれていました。この日の夜は紅線の凱旋駅近くの夜市へ行き,そこで無事,林宜欣とも合流。その後,林宜欣・呉佩瑾は,4泊5日のゼミ旅行にずっと付き合い,11代目の同窓生として一緒に行動しました。



 日程       午前/午後            夕方から夜
 3月2日(日)   関空発高雄着           凱旋夜市・金鑚夜市,高雄85ビル
 3月3日(月)   国立高雄餐旅大学訪問       六合夜市
 3月4日(火)   旗津半島散策           レストラン「新台湾の原味」・瑞豊夜市
 3月5日(水)   自由/経済発展局市場管理所訪問  興中夜市・六合夜市(再訪)
 3月6日(木)   自由/高雄発関空着
 朝食はホテルで済ませ,昼は出先で適当に食べ,夜は夜市へ通う毎日でした。

 特にレクレーションとして楽しんだのは4日(火)の旗津半島散策。ホテルからタクシーに分乗して鼓山輪渡站へ向かい,そこからフェリーに乗り10分ほどで旗津半島へ上陸。旗津半島は高雄で最も古い漁港で,海鮮料理店が立ち並び,週末や休日は観光客で賑わうところです。私たちは海鮮料理を食べてから,電動レンタル自転車を借りて島内散策に向かい,星空隧道を抜け高雄市内を一望できる高雄灯台へ登り,いくつもの廟を見学しつつ,海岸沿いをドライブして回りました。
 その夜は,レトロな看板や飾りつけで地元高雄でも大人気のレストラン「新台湾の原味」へ行き,コース料理をいただきました。美味しい料理が続くなか,みんなが驚いたのは「猪油拌飯」というメニューでした。
 猪油とはラード,拌はかき混ぜる,飯はご飯の意味なので,日本語に訳すならば「ラード混ぜご飯」か「ラードかけご飯」となる食べ物でした。アツアツのご飯に良質のラードと醤油をかけただけ…,バーターライスの台湾版といったところです。低脂肪高タンパクのダイエット料理への関心が高まるなか,驚くべき料理ですが,とてもシンプルかつ味わい深いものでした。松村先生によると,台湾でも香港でもよく食べられる伝統的な庶民料理のひとつで,かつて台湾や香港が貧しかった頃,仕事に行く前の肉体労働者たちが屋台で食べていたそうです。

国立高雄餐旅大学の表敬訪問(レポーター:3回生 李家伶)

 国立高雄餐旅大学(National Kaohsiung University of Hospitality and Tourism: 略称NKUHT,餐旅大)は,阪南大学の協定校で私の母校でもあります。餐旅大は高雄国際空港の近く,高雄MRT紅線の終点・小港駅からバスで15分くらいのところにあります。2013年夏に協定留学を修了した林宜欣さんと呉佩瑾さんは私の先輩にあたります。
 今回の台湾高雄へのゼミ旅行では,ぜひ餐旅大を訪問したい,と参加者や松村先生がおっしゃったので,私が母校へ帰った二人の先輩方とも連絡をとり,3月3日(月)の午前10時に,餐旅大を訪問する約束をしました。
 地下鉄とタクシーを利用して餐旅大に到着すると,正式な制服姿の林宜欣と呉佩瑾らが私たちを出迎えに来てくれました。餐旅大の制服は,濃い緑色と薄い黄色を基調としたもので,正式なものと体操服の2種類あります。餐旅大は校則がとても厳しいことで有名で,必ず制服を着て登校しなければなりません。

 正門を入ってすぐの中庭に,中華民国の国旗・青天白日満地紅旗が中央に,その両横に,餐旅大の校旗と日本国の国旗が掲げられていました。他国の国旗が掲げられるのは,その国からの来賓が来校している日だけで,この旗を見て餐旅大の学生や職員たちは,「今日は日本からの来賓が来ている」と知り,校内で来賓らしき人と出会うと,挨拶する習慣になっています。
 この日は阪南大学だけでなく東京の玉川大学リベラルアーツ学部の先生方も来られていました。松村先生は呉佩瑾の案内で玉川大の先生方と一緒に,国際事務処国際長の陳文聰先生や応用日本語学科の王珍妮先生らとの座談会に出席されました。阪南大学からの学生たちは別行動,私と在校生たちの案内で,校内施設を見学して回りました。

 餐旅大の校内には,実習の講義を受けるため,直営のホテル客室,空港のチェックインカウンター,航空機の客室,レストランなど,ホスピタリティとツーリズムの教育のための色々な施設があります。直営のホテルでは,実際に外からの来訪者を泊めて,在校生がチェックインからベッドメイキングやルームサービスなどを行います。カジノでのディーリングを練習する部屋もあります。

 校内施設見学を終え松村先生らと合流,昼食は餐旅大の案内で近くの客家料理のレストランへ向かいました。そこで餐旅大の応用日本語学科所属の先生方も合流し,先生方のテーブルと学生たちのテーブルにわかれて,交流を深めました。
 昼食後,台北へ向かうという玉川大学の先生方とおわかれして,私たちはまた餐旅大へ戻りました。松村先生と12代目ゼミ長の松川君が,餐旅大の体操服一式を記念に買いたいと熱望したので,学内の購買部へお連れしました。松村先生も松川君も,国際観光学部のゼミ対抗ソフトボール大会でこの体操服を着て出場したい,とのことでした。その後,午後3時頃から,松村先生と松川君らは,阪南大学への交換留学を希望する10名の餐旅大在学生との座談会へ出席。このうち阪南大学へ来られる定員は4名らしいのですが,松村先生は,「いい学生ばかりなので,できることならば,全員に来て欲しいくらいだ」とおっしゃっていました。
 松村先生たちが座談会に出席している間,私たちは11代目の先輩方を女子学生寮に案内し,ゆっくり休憩しました。その後,林宜欣と呉佩瑾も一緒に,六合夜市へ向かいました。

台湾高雄の夜市事情について(レポーター:3回生 松川和矢)

 台湾高雄は,台湾のなかでも夜市の先進地域として知られているところだそうです。私たちは4泊5日の日程で,五つの主な夜市を視察して回りました。
 まず台湾到着当日の2日(日),高雄MRT凱旋駅から歩いて10数分,互いに隣接する凱旋夜市と金鑚夜市を視察しました。凱旋夜市が2013年7月29日,金鑚夜市が2013年7月26日に開業したばかりの新しい夜市で,その面積は台湾でも最大規模,二つ合わせると1,600坪,屋台数は1,000軒近くあります。
 もともとこの二つの夜市が立地する場所は,「布魯楽谷」という台湾南部最大の水上テーマパークだったそうです。このテーマパークが営業不振から2010年4月に廃業して,その跡地の利用を模索するなかで二つの巨大な夜市をつくり,「夜市大戦」として売り出そうという案が生まれ実現したそうです。新今宮のフェスティバルゲートも都市型テーマパーク再建の事例のひとつですが,夜市創設という選択肢があれば,その跡地利用は今とは違ったものになったかもしれません。

 土地の所有者は台湾糖業公司という台湾有数の大企業。夜市を運営する民間組織がその土地を賃貸契約して,夜市空間のハードを整備し,広く屋台営業者を募集して,そこからの家賃収入などで二つの夜市を運営しているそうです。
 興味深いのは,夜市の運営日を曜日で決めている点で,凱旋夜市は月・水・金・土・日,金鑚夜市は火・木・金・土・日に運営しています。私たちが二つの夜市を訪ねたのは日曜日で,最も賑わう曜日とのことでした。市場内が飲食,娯楽,物販と三つの区域に大きく分けられている点も共通しています。
 飲食屋台で売られているメニューは定番のものが目立ち,同じメニューの屋台が多く,競争が激しいのではないか,との印象を受けました。凱旋夜市は小さな店舗が軒を並べ,食べ歩きに適していて,金鑚夜市は飲食用のテーブルや椅子を置く空間が広く,落ち着いて食事できそうでした。
 3日(月)の夜は,高雄MRT美麗島駅から徒歩すぐの六合夜市へ行きました。美麗島駅が地下鉄の乗り継ぎ駅という立地もあり,六合夜市への来る人は多く,高雄では曜日で運営日を限定する夜市が多いなか,ここは毎日運営しています。六合夜市の大きな特徴は,台北の寧夏夜市と同じく,朝から夕方までは一般道路として利用され,夕方17時から翌朝6時までは通行止めとなり,夜市空間として賑わうところです。

 台北の夜市と比較すると,高雄が港町ということもあってか,六合夜市には海鮮料理の屋台が多く,台北ではあまり見かけない台南や台中の地方料理の屋台もありました。美麗島駅の近くは南華夜市もあり,深夜になっても眠らないまちでした。
 4日(火)夜に立ち寄った瑞豊夜市は,火・木・金・土・日の週5日間,道路ではなく決まった敷地内で運営されています。ここで見たお寿司の屋台が,とても印象に残っています。ずらりと軍艦巻きが並び,それをお客が指差し選ぶ光景は,日本の回転寿司とは違う,屋台ならではの形でした。
 5日(水)夜に行った興中夜市は,道路を通行止めすることなく,自動車が通り過ぎる傍らに屋台が並ぶ状態で,日本的感覚ではとても危険な感じがしました。しかし,自動車やバイクに乗ったまま,道路から屋台の近くまで寄り,食べ物を買って帰るお客さんも多く,高雄的な感覚では,ドライブスルーのような合理性があるのかなとも思いました。

高雄市政府経済発展局市場管理所での聞き取り調査(レポーター:3回生 原田雪帆)

 3月5日(水)は松村先生と3年生で高雄市政府四維行政中心へ行き,午後16時から高雄の夜市事情について,経済発展局市場管理所の林麗英所長からお話を伺えることになりました。
 今回の聞き取り調査は餐旅大応用日本語学科の黄女玲先生がアレンジしてくださり,当日の通訳にもお越しいただきました。松村先生から教えていただいたのですが,海外調査で行政担当者から聞き取り調査のアポイントメントをとるのは,とても大変なのだそうで,今回の聞き取り調査は黄先生のご尽力なしには,絶対実現しなかったそうです。黄先生,ありがとうございました。
 林麗英所長のお話をまとめると以下のようになります。
 高雄市内には公有市場が48箇所,民有市場が74箇所あります。この市場は「いちば」で,特定の場所に何軒かの小売業者が集まって商品を売買するところです。松村先生によると,日本では,商店街やスーパーマーケットという業態が発展したので,台湾のような多数の個人営業者が集まる市場は,高度経済成長期に入ると急速に姿を消したとのことでした。

 私たちが呼ぶ「夜市」とこれらの市場は少しニュアンスが違うようで,林所長は「攤販臨時集中場」という言葉で説明されました。「攤販」とは固定的な店舗を構えず移動可能で戸外で営業するような屋台を指すので,この用語は,そうした屋台が臨時に集まって売買する場所という感じです。固定的な店舗が集まる「市場」と移動可能な屋台が集まる「攤販臨時集中場」は形態こそよく似ていますが,管理する法律や条例も異なるそうです。
 いわゆる「夜市」のなかでも高雄は,八つの夜市を観光振興の観点から育てようとしています。八つの夜市は,一般道路を利用する夜市と決まった場所のある夜市の二つに分けられ,前者は,六合夜市・興中夜市・忠孝夜市・自強夜市・光華夜市で,後者は,凱旋夜市・金鑚夜市・瑞豊夜市とのことでした。写真は昼間の六合夜市の様子で,一般道路として利用されていて,17時から完全通行止めになります。
 前者の道路夜市は1970年代頃までには自然発生的に存在していて,管理する側の視点からはずっと困った存在だったそうです。2012年末に「高雄市攤販臨時集中場管理自治条例」が制定され,交通の妨げにならない夜市には条件を提示して,それらさえクリアできれば,その存在を認めて管理する方針に変わったとのことでした。
 屋台商になるには,高雄に6箇月以上在住することが条件で,固定店舗と比べると初期コストがかからないので,比較的若い経営者が多いそうです。台北は屋台そのものの登録証明書があり,それに経営場所が書かれているらしいのですが,高雄は,屋台商としての登録のみで,経営場所は必ずしも固定しておらず流動的ということでした。

高雄の観光事情について(レポーター:3回生 関伽緒里)

 今回のゼミ旅行は夜市の調査や餐旅大学の訪問が中心でしたので,自由時間は少なく,あまり観光らしい観光はできませんでした。
 そんななかでも私たちは,3月2日(日)夜,凱旋の二つの夜市を視察した後の21時頃,あべのハルカスよりも背の高い「高雄85ビル」に登りました。1997年に開業した高雄85ビルは高さ地上347m,2004年末に台北101(高さ509.2m)が開業するまで,台湾で一番高いビルだったそうです。夜景は綺麗だったのですが,展望台のガラスが汚れていて,残念ながら写真は上手く撮影できませんでした。
 高雄で驚いたのは,MRT駅の出口や主要な観光名所に,無人レンタサイクルのステーションがあったことです。MRTで利用する「一卡通」というカードかクレジットカードがあれば,簡単にレンタルでき,1時間以内は無料で,それ以降は30分ごとに料金が加算されます。

 便利なのは,自転車を借りて別の場所へ行っても,別のステーションに自転車を返せることです。まちなかでこのステーションを頻繁に見かけるので,こまめに返して借り直すと無料です。特に港湾部は自転車専用道路が整備されていて景色も良いので,私たち3回生は,自由時間にこのレンタサイクルを借りて,サイクリングを楽しみました。
 六合夜市の最寄り駅の美麗島駅はとても美しく魅力ある駅として有名で,観光名所のひとつにもなっています。美麗島駅は二つの地下鉄が交差する乗り継ぎ駅で乗降客の多いところ,高雄の市街地の中心地でもあります。本来,駅は通り過ぎるだけの存在ですが,それ自体を観光名所にするという発想は,日本でも絶対に活かせると感じました。

 六合夜市の屋台で「I Love Taiwan」Tシャツを買ったのですが,屋台のおじさんを相手に,「学生でお金がない,まけてください」と粘り強く値段交渉しました。このおじさんがとても優しく面白い人で,嫌な顔もせず,ずっと値段交渉に付き合ってくれ,最後はずいぶんまけてくれました。餐旅大の学生らとの交流や,こうした現地の人とのコミュニケーションも旅の大きな魅力です。
 次に紹介したいのは,私たちが宿泊していた華王大飯店高雄から,歩いて10分くらいのところにある「駁二芸術特区」です。
 ここは元々,貨物輸送用の鉄道や倉庫など,高雄港の港湾施設があったところですが,時代の流れのなかで港湾機能は役割を終え,現在,芸術(アート)を利用して都市再生,賑わいの創出を試みている地域です。餐旅大の黄女玲先生とお話していた際,西成アート回廊プロジェクト(【松ゼミWalker vol.139】 参照)が話題となり,「そういう趣旨ならば絶対,駁二芸術特区を見に行くべき」と強く薦めていただきました。
 私たち3回生はホテルから近いので夕食後に,松村先生は3月5日朝の自由時間に行かれたそうです。いくつかの倉庫の壁に絵が描かれていて,倉庫のなかでは演劇やコンサート,芸術作品の展示即売など,様々なイベントが行われています。貨物鉄道の廃線跡には何体ものオブジェが置かれていて,高雄港を周遊する遊覧船もそのあたりから出発します。私たちが行った夜はさすがに人通りが少なかったのですが,松村先生が行かれた時は,平日朝にもかかわらず若者や子供連れが来ていたそうです。

【松村先生からのひと言】

 台湾高雄の旅はとても有意義に過ごせました。わずか4日間でしたが,次の調査・研究につながるヒントをいくつもいただきました。こうした成果を残せたのも,台湾高雄で私たちを支えてくださった皆様のおかげです。高雄滞在中は,ゼミOGの林宜欣・呉佩瑾,国立高雄餐旅大学の黄女玲先生,王珍妮先生,呉岳樺先生,菊川秀夫先生,前川正名先生にとてもお世話になりました。突然の訪問にもかかわらず,高雄市政府経済発展局市場管理所の林麗英所長には,丁寧かつ誠実に対応していただきました。皆さんに感謝しております。本当にありがとうございました。
 さて,台湾高雄は,台北よりも気候が穏やかで過ごしやすく,人も土地柄も大阪とよく似た雰囲気を感じました。現役を引退して年金生活に入ったら,第二の人生をどこで過ごすのか,私は時々,真剣に考えることがあります。今回の旅で,「高雄はいいな,高雄なら十分暮らしていける」と感じました。