2012年7月7日(土)新今宮TIC報告(レポーター:3回生 谷河里香)

【スタッフ】村上恵美(3)☆・谷河里香(3)◎・CUI YUANYUAN(3)・WU XIAOTING(3)・笹田真璃(2):☆English leader ◎報告係 ( )内は学年
【利用者】13組24名。うち9組20名は外国人で,ギリシャ・フランス・オーストラリア・カナダ・香港・アメリカ・ニュージーランドからの方々でした。
【来訪者】松村先生,大阪商工会議所の溝口さん

 七夕の今日は,朝から先週に引き続き,平野郷だんじり祭りのまち歩きツアーポスターをみんなで書きました。ポスターを貼っていただくゲストハウスは8軒なので,少なくとも8枚用意しなければなりません。初めて参加する2回生の笹田真璃さんにも手伝ってもらい,一人一枚ずつ手書き,個性豊かなポスターが仕上がりました。松村先生の基礎演習に所属している笹田さんは,平野郷だんじり祭りにも参加するそうです。
 
 さて,本日,一番対応に困った問い合わせは,レンタサイクルについてでした。ギリシャから来られた家族が「この近くでレンタサイクルを探している」とのことでした。新今宮界隈のゲストハウスは,宿泊者限定のサービスとして,自転車を無料でレンタルしているところがほとんどです。ホテル中央グループや東洋などは,全て無料の貸し自転車を数台ずつ持っています。

 ところが,このギリシャ人家族は宿泊者ではなく,来訪者だったので困りました。中央区谷町にある「うえまち貸自転車」を紹介しましたが,「この辺りでないと…」と残念そうに帰られました。
 
 11時頃に来られた日本人男性は,「新今宮・西成のグルメマップのことを新聞で見てもらいに来た」とのこと。その方のすぐ後にも,別の日本人男性が「新聞でマップのことを知った。マップをください。」と来られました。テレビ報道よりも新聞報道の方が,インパクトは弱いが効果が長続きする,と松村先生はおっしゃいますが,新今宮TICの窓口で対応する経験から,まさにその通りだと感じています。

中国語版の『新今宮・西成 食べ歩きMAP』の配布(レポーター:3回生 WU XIAOTING)

 七夕の今日,新今宮TICに行くと,中国語版の『新今宮・西成 食べ歩きMAP』が山積みされていました。印刷会社から7月6日(金)の午後に,1.2万部が搬入されたそうです。500部入った大きな包みが24個,机と床の上に置かれていました。
 
 本日は,松村先生がお昼前に来られて,私(WU),報告係の谷河さん,2回生笹田さんの三名をランチに誘っていただきました。当然,出来上がった中国語版MAPを,掲載店舗に配布しながら,ランチへ向かいました。堺筋沿いの野上屋さん,阪堺線恵美須町駅西側の焼肉ミナミを回り,今回の中国語版MAPで初めて紹介する新規店舗の居酒屋「あなぐま亭」へ向かいました。

 この「あなぐま亭」,中国語に訳するのにとても困ったお店でした。日本語のキャッチコピーで「隠れ家的居酒屋」と紹介されていたのですが,そのイメージが全くつかめず,松村ゼミの留学生みんなで相談したのですが,中国語で適当な言葉がなかなか見つかりませんでした。私は初めてあなぐま亭に行ったのですが,コンクリートむき出しのガレージを改装したような所で驚き,なかに入るとゆったりくつろげるお店でした。これが隠れ家的居酒屋か,と納得しました。680円のランチは丁寧な手作りで美味しく,常連さんも多いお店でした。
 
 帰り道,松村先生と笹田さんは,新世界方面へ回り,新規掲載店の「お肉のさかもと」へMAPを届けに行かれました。私と谷河さんは,新今宮TICに居残った村上さんと崔さんに,アツアツのお弁当を届けに帰りました。昼過ぎ,大阪商工会議所の溝口さんが来訪され,松村先生と中国語版MAPの配布について相談されていました。松村先生はその後,和歌山大学で開催される観光学術学会へと向かわれました。

外国人の集団で賑わう新今宮のゲストハウス(レポーター:2回生 笹田真璃)

 7月7日(土),新今宮TIC周辺のゲストハウスでは,珍しい光景が見られました。同じ服装をした外国人の集団がゲストハウスのロビーにあふれ,とても賑やかにくつろぐ光景です。新今宮TICと同じ通りの並びにあるホテル中央セレーネには,黄色いユニフォームを着たコロンビア人の集団が,ホテル中央の入り口にはオレンジ色のオランダ国旗が掲げられ,オレンジ色のユニフォームのオランダ人の集団がいました。新今宮のゲストハウスに泊まる外国人は,基本的に個人客で団体客はめったに来ません。「この集団はいったい何…?」ということになり,松村先生から調べてレポートするよう頼まれました。

 実は,この集団,国際大会に出場するスポーツ選手たちでした。現在,堺市にて「WFDF世界アルティメット&ガッツ選手権大会」というフライングディスクの大会が開催されていて,それに出場している選手団が新今宮TICのゲストハウスに分宿しています。フライングディスクというと聴き慣れないかもしれませんが,いわゆるフリスビーのことです。

 ホテル中央グループには,コロンビア・オランダ・アメリカの選手団が泊まっています。ホテル来山南館には,中国人選手も何名か泊まっていて,コミュニティスペースで,フリスビーの手入れをされていました(写真参照)。ホテル中央グループは部屋が満室になったので,オーストラリアからの選手団は断らざるを得なくなり,近隣の別のホテルを紹介したそうです。

 新今宮から堺市へは南海電車で10分弱,この大会に出場する各国選手団の多くが,宿泊料金が激安で交通の便も良いため,新今宮周辺のゲストハウスを利用されていて,その数は軽く100名を超えると思われます。この大会は7月14日まで続き,ゲストハウスのフロントに伺ったところ,選手の多くは7月15日まで宿泊予約されているそうです。松村ゼミの外国人向けのまち歩きツアーは,7月13日(金)平野郷ツアー,7月15日(日)生野コリアンタウンツアーです。この二つのツアーに試合の終わった選手たちが,どっと参加されるかもしれないので,しっかりと準備を進めて行きましょう。

2012年7月8日(日)新今宮TIC報告(レポーター:4回生 清水翔平)

【スタッフ】井上咲季(4)☆・清水翔平(4)◎:☆English Leader ◎報告者 ( )内は学年
【利用者】3名3組。うち外国人は1名1組でアメリカ人でした。
【来訪者】松村先生,山田英範さん(ホテル中央社長),OB濱中勝司さん,和田昂之君(松村ゼミ4回生),天王寺動物園職員,いつも資料を提供してくださる地域住民の方。

 今日は晴れたのですが,非常に日差しが強く,とても暑い一日でした。天気が良く,外国人の人通りも多いのにも関わらず,今日は不思議と暇な一日になりました。スタッフ入りの予定だった1回生が急用で来られなくなり,スタッフはギリギリの2名のみ。OBの濱中さんが手伝いに,4回生の和田君が急遽,中国語版MAPの配布応援に来てくれたので,問題なく運営できました。

 印象に残った利用者は,大阪狭山市の日本人男性。私たちのMAPをインターネット記事で知られたらしく,職場に中国人の研修生が何名かいて,その人たちを新世界へ案内したいからと,わざわざ狭山市から新今宮TICにMAPを入手しに来られました。「翻訳は学生さんがしたの?」「中国語を話せる学生もいるの?」なども質問もされ,中国語版MAPはゼミの留学生たちが作成したと知ると,とても感心されていました。

 お昼前,新今宮TICは井上さんと濱中さんに任せ,私と和田君は二人で,新今宮TIC周辺のゲストハウスへ,出来上がった中国語版MAPを配布してきました。ホテル中央,太洋,来山,東洋,みかど,オアシス,新ばし,と7軒のゲストハウスへ,とりあえず500部ずつ届けました。昼から和田君が,新世界方面の掲載店舗へ,MAPを配布して回ってくれました(写真は新世界本通商店街に出来たキン肉マングッズを売るお店)。

松村先生からのひと言

 新今宮TICの近くで来訪者が利用できる貸し自転車なら,「ホテルみかど」のフロントがHUBchariという事業に協力していて,数台の貸し自転車を管理されています。1日の利用料金が700円で,自転車返却時に返金されるデポジットが1,000円必要です。詳細は,http://www.hubchari.com/で確認願います。
 このHUBchari事業は,キャンパスベンチャーグランプリ2011の全国大会で,ビジネス部門大賞を獲得したものです。ぜひ,ここを紹介してあげてください。

なおこの活動は阪南大学学会より補助を受けています。