海外フィールドワーク・ゼミ旅行の記録

国際観光学部 松村嘉久ゼミでは、研究活動の一環として「フィールドワーク」や「ゼミ旅行」に力を注いでいます。世界各地へ赴き、社会、文化、歴史、経済、あらゆる視点で、観光地の深層を調査。生きた情報を収集し、国際観光学という学際領域の進展に結びつけたいと活動を繰り広げています。その記録をまとめましたので、ぜひご覧ください。

中国北京の出稼ぎ労働者集住地区・スラム調査(2010年3月実施)

私は中国北京において,出稼ぎ労働者の集住地区とスラム調査について継続的にフィールドワークを行っている。2008年北京オリンピックの頃は,北京市内のホテルの宿泊費が異様なまでに高騰し,外来者への視線も厳しくフィールドワークし難い状況であった。今回の北京訪問は,2008年2月以来,北京オリンピックを挟み,実に2年ぶりであった。

韓国釜山での宿泊施設調査(2009年9月、2010年2月実施)

阪南大学の学内助成研究(研究課題「韓国釜山・慶州における宿泊施設の分布特性と地域機能分化─低廉宿泊施設集積地域の場所の系譜と空間変容を中心に─」)を利用して,韓国釜山・慶州調査の2年目は,いよいよ釜山の宿泊施設の実態調査に取り組んだ。

台北市での夜市調査(2008年9月〜10月)

台北市での夜市調査は,2009年8月31日から9月5日までの日程で,松村の指導のもと,ゼミ生を中心として学生11名が参加しました。
この調査合宿は,阪南大学学会の「学生研究活動支援事業」に,「台湾における夜市(Night Market)の成立過程と空間編成」という課題で応募し採択されたことから実現しました。

韓国釜山・慶州の観光事情および宿泊施設に関する調査(2008年9月 実施)

大谷新太郎先生の入門ゼミと松村ゼミが合同で主に韓国慶州にて,宿泊施設の分布状況や利用状況と観光機能の分化について調査を行った。
慶州では全員が韓進荘旅館(ハンジンジャン)という家庭的な格安ゲストハウスで合宿生活を送った。

中国・北京-タイ・バンコク、アユタヤへのゼミ旅行(2008年2月 実施)

松村ゼミのゼミ旅行は,将来行うフィールドワークの準備調査も兼ねている。ただ観て楽しんで終わる観光ではなく,もう一歩踏み込んで考えるきっかけとなる旅である。
今回のゼミ旅行の目的は,第一に地球という存在を体感すること,第二に北京オリンピック前の北京の状況を観察すること,第三に世界文化遺産アユタヤをじっくりと見て回ることであった。