小林ゼミ生がグランプリ受賞!海外旅行コンテストでの快挙

2016.6.10

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国際観光学部 国際観光学科 小林 弘二

小林ゼミ生がグランプリ受賞!海外旅行コンテストでの快挙

企業や地域との連携による「実学」を多方面から評価されている阪南大学。今回、企業との産学連携の事案である第7回 関空発「学生と旅行会社でつくる」海外旅行コンテストでも、国際観光学部の小林弘二 研究室の学生がグランプリを獲得。阪南大学の学生の企画力やプレゼンテーション能力の高さを印象付けました。審査員をはじめとする旅行業界関係者も注目していたこのコンテストで、小林ゼミの学生たちはどのような視点で旅行業界のプロたちをうならせたのでしょう。最終審査会公開プレゼンテーションに密着しました。

連続出場のプレッシャーを乗り越えて

関空発「学生と旅行会社でつくる」海外旅行コンテストは、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)と関西エアポート株式会社が、「若者らしい斬新な発想で実行性ある企画」を求めて2010年より開催している大会。第一次選考を通過した学生は、旅行会社の社員と内容を精査する機会を与えられ、最終審査会公開プレゼンテーションに臨みます。旅行のプロと直に接する貴重な機会を得られるだけでなく、グランプリに選ばれると企画した旅行が実際に販売される可能性も高いため、旅行業界をめざす学生にとってひとつの登竜門ともいえるコンテストなのです。
小林ゼミはこの大会のファイナルステージに初年度から連続出場している「常連校」。今年、大会に臨んだ学生たちは、受賞を期待されるプレッシャーのなかで見事グランプリ受賞の栄誉を獲得しました。実は今大会は、阪南大学ともう1校がグランプリに選ばれるという異例の展開に。「最終審査に残った9企画はいずれもレベルが高く審査が難航。大会初となりますが、2企画をグランプリとします」と主催者が、喜びの声で講評を告げる結果となりました。

働く女性をターゲットにしたカリフォルニア旅行企画でグランプリ受賞

コンテストでグランプリに輝いた阪南大学学生の作品が、橘あずみさん(4回生)が企画した、「女の子からの卒業 女子力ではなく女力を 〜働き女性に贈るカリフォルニア7日間の旅〜」です。30~40代の働く女性をターゲットにした5泊7日のこの旅行プラン。コンセプトは「旅を通じて今までの自分を見つめ直し、夢実現のための自分磨きをしよう」です。「日本でも働く女性の活躍が期待されていますが、女性が社会で輝く国といえばアメリカです。そこで、カリフォルニアドリームの地で、内面も外見も輝く大人の『女力』を磨く旅行プランを企画しました」とプレゼンテーションした橘さん。働く女性のニーズを先取りした美容・食・癒しに「習い事」を加えた「自分磨き」ストーリーと、カリフォルニアの観光コンテンツが有機的につながったプランが、審査員からの高い評価につながりました。

「グランプリを狙っていたので嬉しく思います!」と受賞後、大きな笑顔を見せた橘さん。「このツアーのポイントは『習い事』です。『旅先でも習い事ができたら楽しいんじゃないかな?』と思いつき、そこから『自分を表現する』というテーマが生まれました。入れたい情報が多すぎて7分のプレゼンにまとめるのは大変でしたが、内容をこだわり抜いたので、そこを審査員の方に評価してもらえたのではないかと思っています」と喜びを語ってくれました。

3名のゼミ生が最終審査会に進出

実は、同コンテストで最終審査に勝ち残ったのは橘さんだけではありません。オーロラ鑑賞をメインにフィンランド旅行を企画した畠夏美さん(4回生)、健康をテーマにした韓国での母娘ヘルスツーリズムを企画した濱田光里さん(4回生)の2人も、ファイナリストとして公開プレゼンテーションに出場していました。今回37企画の応募があった同コンテストでしたが、複数企画が最終審査に採択されたのは阪南大学だけ。しかも他はグループで参加する学校のみで、阪南大学だけが1企画1名での応募で、3名がファイナリストに選ばれたのです。(9作品のうち3つが阪南大学)
橘さん、畠さん、濱田さんの3名が所属する阪南大学国際観光学部の小林ゼミは、マーケティングの手法を活用した旅行商品の企画開発に取り組むゼミナールです。観光振興による地域活性化をテーマに、これまで数々の地域や企業と連携し、実績をあげてきました。実は橘さん、畠さん、濱田さんの3名は、3回生のときにチームを組んで、株式会社レオパレス21が所有する施設「レオパレスリゾート グアム」の集客イベント企画にチャレンジし、優秀作品に選出された実績があります。こうした数々の経験があるからこそ、質の高い企画を立案し、堂々と大勢の前でプレゼンテーションできる力が、学生一人ひとりに育まれているのでしょう。

「寒くない?一度は見たいオーロラ&秋の北欧ラフ体験ツアーin FINLAND」 畠夏美さん

「寒くない?一度は見たいオーロラ&秋の北欧ラフ体験ツアーin FINLAND」を企画した畠さんは、3年次からの編入生。「私は小林ゼミに入りたくて阪南大学に編入しました。この大会のように大きなイベントで、数々の賞を取っていることに憧れたんです。そんな自分が、実際にそのイベントでファイナリストに残ったというのが驚きでしたし、いい経験になりました」

「娘から母に贈る幸せな4日間」 濱田光里さん

「娘から母に贈る幸せな4日間」を企画した濱田さん。「2回生のときに留学した韓国の地方都市の魅力を伝えたくてこの旅行企画を考えました。ファイナリストに選ばれると、旅行会社の方と一緒に企画をブラッシュアップする機会が与えられます。私は阪急交通社の韓国専門スタッフの方と5回の打合せを通じてプロの引き出しの多さを知り、『もっと勉強しなくては!』と実感しました」。

ストーリーのある旅行企画は、マーケティングから生まれる

ゼミを指導する小林教授は、今回の結果に「橘さんはゼミリーダーとしての責任感が素晴らしかった。カリフォルニアは観光地としてはメジャーですが、彼女はテーマを設定しながら観光地を上手くつなげて新しい魅力を生み出しました。そこのこだわりがグランプリ獲得につながったと思います。」と顔をほころばせます。
「本ゼミでは常に企業や地方自治体から寄せられた複数の案件を抱えています。彼女たちも、複数の観光振興プランを抱えながらこのコンテストに挑戦しました。それでもこれだけの結果を出せるのは、本ゼミ生が2回生から旅行企画を豊富に経験しているからです。旅行企画を考えるときに大切なのは、ストーリーの描き方です。それにはマーケティング戦略が必要であり、学生には対象地域が何を求めているのか、誰に来て欲しく、何を売りたいのかを、資料を探して徹底的に分析させています。
またこうしたマーケティング経験は、旅行業界以外でも役立つものであり、学生たちには幅広い進路に視野を向けて欲しいと思っています」と、学生にエールを送る小林教授。ゼミ生の卒業後の活躍にも期待が寄せられます。

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