やはり必要な緊急医療機関情報  国際観光学部4回生 今成友美

今成友美さん

 8月2日から「みささぎナビ」の配信が始まります。それに先立つ最終の準備会議が7月17日(火)に羽曳野市役所で開かれ、北川雄一郎君、樋口侑華さん、樋野智さんたちと共に参加させていただきました。会議では「みささぎナビ」の配信開始までに進めるべき内容について話し合われました。まずは現状の確認です。その日までにどれほど情報が集まっているのかを確かめておかねばなりません。

 高木さんの報告では、最新の情報は5月18日止まりで、それ以降の情報があげられていないとのこと。しかも、情報のメニューに「イベント」「トイレ情報」「歳時記」「緊急医療機関情報」「花なび」「観光情報」の6項目があるにもかかわらず、その時点では観光情報しかありませんでした。観光情報はすべて私たちが取材をしたもので、古墳の情報が大半を占めます。そこで高木さんが褒めて下さったのは、私と樋口さんの報告でした。大学Webサイトに掲載していますが、白鳥陵地区を取材して、そのときの成果をPDFファイルにまとめて公表しました。ナビゲーションに盛り込める情報は簡単なものですので、さらに詳しく知りたい方のために、ナビゲーションにリンクさせる情報を作る必要があります。私たちの報告はそういう意味を持っています。

スマートフォン画面

 ただ、せっかく高木さんに褒められた手法ですが、通常の通信網でPDFファイルを開くのには少し時間がかかります。そこで高木さんが出されたのは、古市古墳群の範囲内に無線LANの基地局をたくさん設けてはどうか、という提案でした。そうすれば、情報を検索する速度が格段にあがります。公園などに設置すれば、見学途中の小休止を利用して古墳の情報などを閲覧することができます。基地局の開設は羽曳野市さんにお任せすることになり、私たちは基礎情報をもっと充実させることをお約束しました。

 現状の確認が終わると、次はコンテンツについての会議が行われました。上に述べたように、その時点では観光情報だけでした。それはそれで随時増やすとして、観光情報以外の情報に何が必要か。ひとつひとつ議論してゆきます。まず、トイレ情報は必要でしょう。これには異論は出ませんでした。ところが、緊急医療機関情報については、意見が分かれました。いざとなれば119番で救急車を呼べばいいことだから、あえて情報を提供する必要はあるのか。という意見が出されました。しかし、観光客は日本人であるとは限りません。ナビには英語が併記されますので、外国人の旅行者が利用することも十分に考えられます。個人で訪れた外国人にもし何かあった場合にはどうするのか。彼らは日本語もできなければ、119番のことも知りません。小さい子をつれたお母さんはどうなのか。いちはやく小児科に誘導する必要はあるだろう。やはり緊急医療機関情報は必要だ、ということになりました。ただ、診療時間はその時々に変化しますので、私たちが勝手に情報を載せると、大変な事態にもなりかねません。そこで、緊急医療機関情報はその専用サイトへ飛ばすことにしました。とはいえ、その場で医療機関の所在地が地図で示されますので、やはりナビの必要性は残されます。

 これらのほかにも、イベントや歳時記も必要であるという結論に達しました。ちなみに、歳時記とは年中行事などの情報で、これは過去の写真を使えますが、イベントは新しいものが多いため、写真の掲載が困難です。私たち学生は他地域の人間ですので、いつも現地にいるわけではありません。このような情報は地元にお住まいの方に提供者となってもらうのが一番。ということで史遊会の方々にお願いしました。

 コンテンツの会議が終わると、次は「スポット検索」について話し合いました。この検索機能はある地点から目的地までのルートを地図上に示すナビゲーションで、その場所を起点として半径何キロメートル圏内にどういう観光施設があるのかもわかります。高木さんの質問は、古市古墳群を訪れた観光客がどの場所を起点として行動するか、という問いかけでした。まずすぐにあげられたのは、近鉄電車の駅です。近鉄南大阪線の高鷲駅・藤井寺駅・土師ノ里駅・道明寺駅・古市駅などが古市古墳群を見学するときの出発点となります。そのほか、羽曳野市役所やLICはびきのなどの施設、津堂城山古墳・仲姫皇后陵古墳・応神天皇陵古墳・日本武尊白鳥陵古墳などの陵墓、葛井寺・道明寺天満宮・野中寺などの寺社も外せません。誰しもが足を運ぶであろう地点から、また別の古墳や寺社を訪ねる人のために必要だ、ということでスポット検索の項目に追加しました。このように具体的な内容を話し合う会議に学生が同席できたのです。本当に貴重な経験でした。
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