暑い夏の熱い議論  国際観光学部4回生 北川雄一郎

北川雄一郎さん

 制作を進めてきました古市古墳群のナビゲーションアプリ「みささぎナビ」は、8月2日(木)に配信が開始され、iPhone・iPad・Androidで閲覧できます。ぜひご覧ください。配信の開始に先立ち、7月17日(火)に羽曳野市役所で行われました大詰めの準備会議に私たちも参加しました。ここに会議の模様と内容を報告します。

 一歩ごとに汗が噴き出すような強い日差しの中、我々は17日の13時50分に市役所の本館ロビーに集まりました。阪南大学からの参加者は来村多加史先生と本学総務課の石原洋一郎課長、4回生の樋野智さん、樋口侑華さん、今成友美さん、そして私の6人です。平日の昼間ですので、他の学生は授業と重なり、私たち4人の学生が代表として臨みました。
 会議は本館と別館の間にある建物の2階で14時より始まりました。羽曳野市産業振興課の細川佳洋さんの案内で室内に入ると、報告をしていただく京都フラワーツーリズムの高木治夫さんがプレゼンの準備を整え、フィールドミュージアムトーク史遊会の細見克さん・岡本良孝さん・山口博巳さんの3人は早くも着席されています。私たちに次いで来られたのは、LICはびきの(羽曳野市生活文化情報センター)の指定管理者である「みのりの里」の藤原武さん・植田有司さんのお二人、最後にアスウェルの黒川哲子さんが社員の坂本勝洋さん・岡田司さんのお二人と共に来られてメンバーが揃いました。出席者は16人です。このように産官民学の4者が集まると、さまざまな人が一丸となっていることが実感できます。

 3月15日に第1回の会議が行われてから、この会議に至るまでの4ヶ月間、私たちは古市古墳群や寺社などの文化財を取材し、観光情報だけは充実させてきましたが、ナビゲーションの情報はそれだけでは不足です。そこで高木さんは配信開始直前の現状を報告され、何が不足しているのか、という点から切り出されました。高木さんが投げた問いかけの中で、初めに議論が交わされたのがメニューの選択です。

 都市部では地下鉄へのアプローチとしてバリアフリー情報などが重要になってきますが、はたして古市古墳群のある羽曳野市や藤井寺市にそのような情報が必要なのか。地下鉄はありませんし、近鉄の駅にはエレベーターが設置されているのは当然のことなので、あえてバリアフリーをメニューの項目にする必要があるのだろうか。などという具体的な意見が交わされます。また、メニューの中心となる観光情報については、レンタサイクルの項目が必要ではないか、という意見が出ました。

 観光の手段としては、徒歩・自転車・マイカー・観光バスなどが想定されます。観光バスは将来のこととして、徒歩・自転車・マイカーで訪問する人たちに有効な情報を提供する必要があります。古市古墳群は広いのでレンタサイクル場の位置情報は必要だろう、ということで話がまとまりました。レンタサイクルはすでにサービスが行われていますが、乗り捨てサービスはまだ始まっておらず、元の場所に戻って返却しなければなりません。その改善を要求したのは現地をよく知る史遊会のみなさんでした。

 マイカーで来訪する人たちについては、他の「ご当地なび」ではあまりフォローされていません。徒歩の観光客を想定しているからでしょうが、古市古墳群の場合は大阪府内や他地域からマイカーで訪れる人々は多いはずです。それならば、駐車場の情報が必要ではないか、という話になりました。これらは施設管理が業務のひとつであるアスウェルさんが情報収集に当たることで落着しました。

 このほか、さまざまな話題について話し合われましたが、それらは今成さんと樋口さんの報告に譲ります。議論の落とし所は役割分担で、私たち阪南大学の支援チームは、観光情報を引き続き充実させることと、花の情報を提供する人たちが増えてくるまでの情報提供を行うとことの2点です。配信開始後は当面、私たちが花を訪ね、みなさんに開花状況をお伝えすることになります。ご期待ください。
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