経営情報学部3年生米田 将君が情報処理学会第78回全国大会で発表しました。

「頑張る学生応援します」

 大学での学びは、知識を修得する講義による学習とゼミ活動でテーマに取り組む学習があります。ゼミ活動には企業との協働によるプロジェクト活動、ビジネスプラン、マーケティング、商品開発などのコンペティションに参加する活動など担当教員の得意とするフィールドでの活動を実践しています。前田ゼミでは、学習意欲の高い学生には、研究テーマを与えてそれに取り組む活動を推奨しています。研究活動は、テーマ設定に対して地道に準備、分析を続けていかなければならず、一朝一夕では完成しません。地道な努力の継続の結果が研究発表につながるのだと思います。今回、学生の研究に一定の成果がありましたので、米田将君に情報処理学会で発表してもらいました。他の学生の興味を喚起し、意欲のある学生を育成したいと思います。

発表学生 米田将君の感想

 この度私は経営情報学部教授である前田利之先生のご指導のもと、3月に慶應義塾大学で開催されました情報処理学会第78回全国大会にて研究発表を行いました。発表内容は、機械学習による習熟度自動評価e-ラーニングシステムというものです。これは利用者の習熟度によって、問題の難易度が変化するシステムなのですが、問題の難易度と習熟度を機械学習によって客観的に評価するといった内容になっています。学生発表者の多くは4年生もしくは大学院生なのですが、3年生で学会発表という貴重な体験をすることができました。やる気のある学生には熱意を持って応えてくれる。そんな前田先生にお会いする事ができ、阪南大学を選んで良かったと感じています。

発表研究の概要

論文タイトル: 機械学習による習熟度自動評価e-ラーニングシステム
著  者  : 米田 将,戸谷御国,前田利之(阪南大)
要  旨  : 本研究では,機械学習を用いることでe-Learningで利用する問題に客観的な難易度を設けるとともに,解答から学習習熟度を評価するシステムを提案する.基本的には,既存のe-Learningと同じく問題を解いていく形式だが,このシステムでは,機械学習によって難易度分けした問題を出題する.問題は解答に応じて難易度が変動するので,常に解答者の習熟度に合わせることができる.そして解答データを機械学習により評価することで,解答者の習熟度を数値で評価する.これによって解答者は,一連の問題を解くだけで定期試験と同等の結果を得ることができるので,自分の実力を把握することができ,より効果的な学習が可能となる.



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