【経営情報学部 水野ゼミ】マーケティングコンテスト全国優勝インタビュー

2016.3.11

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経営情報学部 経営情報学科 水野 学

【経営情報学部 水野ゼミ】マーケティングコンテスト全国優勝インタビュー
〜全国大学生 天然ガストラックマーケティングコンテストで強豪を制し優勝〜

商品開発やマーケティングのコンテストに積極的に挑戦する経営情報学部の水野学 研究室。全国から3名1組の59チームがエントリーした「全国大学生 天然ガストラック マーケティングコンテスト2015」に、水野ゼミの3名が挑戦しました。
書類審査を通過し、ファイナリスト6チームによる最終プレゼンテーションで国立大学や有名私大を制して見事優勝し、賞金30万円を獲得。戦いを終えた彼女たちにインタビューを行い、優勝までの軌跡、当時の心境を語ってもらいました。

国立大学や有名私大と競い、最終プレゼンテーションで頂点に

2015年12月12日(土)、御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターで開催された「全国大学生 天然ガストラック マーケティングコンテスト2015」の最終プレゼンーションで優勝に輝き、阪南大学の存在感を全国に示したのは、水野ゼミの石飛陽子さん(3年)、武田優実子さん(3年)、塩崎陽平さん(3年)です。

第2位が早稲田大学、第3位が富山大学、敢闘賞が明治大学・金沢工業大学・一橋大学大学院と、ファイナリストの顔並びを振り返っても、阪南大学がいかに激戦を勝ち抜いたかが伺えます。
「全国大学生 天然ガストラック マーケティングコンテスト2015」とは、大型の天然ガストラックを日本において普及させるための効率的なマーケティング戦略を競うコンテストです。天然ガストラックは、極端な石油依存構造からの脱却、災害時の輸送手段の多様化、省エネ・低公害など、多くの可能性を秘めていますが、日本ではまだ輸送機関の1%未満しか占めていないのが現状です。その普及を図るための戦略を、一般社団法人日本ガス協会に向けて提案するのが今回の課題です。

「バンドリング作戦を使ったCNGトラック普及促進戦略」

水野ゼミ・石飛チームがこのコンテストに参加しようと決めたのは、エントリー期間にあたる6月で、facebookを通じてゼミ生全員にこのコンテストの情報が告知されたときでした。リーダーの石飛さんは「毎年挑戦しているSカレとのかけ持ちになるけれど、せっかくのチャンスだから挑戦してみようと、普段から仲の良い武田さんと塩崎君に声をかけました」と当時を振り返ります。

石飛チームが提案した「バンドリング作戦を使ったCNGトラック普及促進戦略」とは、電力の小売自由化に合わせ、電力事業に参入するガス会社とバンドリング(タイアップ)して、CNGトラック(大型ガストラック)を運送会社に売り込むという戦略です。

この戦略を実現する具体的な方法として、運送事業者にはガストラックの利用率に応じて電気料金も割引となる「トータルECOスト割」を、運送事業者を利用するステークホルダーにはマイレージならぬ「ガスレージ」による特典や割引をそれぞれ導入。料金面だけでなくCSR(企業の社会的責任)も意識し、CO2削減率を「企業ECOリーグ」としてランキングして「環境にやさしい運送業を選択する企業・自治体」としてのイメージアップ促進を図る方法も提案しました。

課題には立案の際に考慮してほしいこととして「各ステークホルダーにおける経済的効果」が挙げられていましたが、荷主・運送事業者・行政・トラックメーカー・都市ガス会社と、全方面にメリットのある案にまとめられていました。

「論で人は動かぬ。利で動く」で貫いた20分のプレゼンテーション

この案が完成し、20分間のプレゼンテーションを組み立てるまでは、試行錯誤の連続だったと3名は語ります。

「応募者に向けての説明会に出席する際、前日までに集めた90枚ほどの資料を3名で手分けして読んで挑みましたが、質疑応答の時間になると他大学の方の勢いに押されてあまり質問できませんでした」と石飛さんが語るように、一流大学の学生たちによる環境問題を意識した鋭い質問の数々にとまどったようです。
しかし、そのとまどいに勝利へのヒントが隠されていました。世の中のために良いことだと頭ではわかっていても、人は必ず実行に移せるわけではありません。善悪よりも損得が判断基準になりがちです。これを大前提として「得」で選んでもらえる仕組みを作り、結果として「善」に導くことをねらったのが前述の提案でした。

プレゼンターを務めた武田さんは「20分のプレゼンテーションの冒頭に、まず坂本龍馬の言葉“論で人は動かぬ。利で動く” を持ってきました。これにより私たちの提案の趣旨が伝わりやすくなったと思います」と話します。

「トータルECOスト割」「ガスレージ」「企業ECOリーグ」などのネーミングも、審査員がイメージしやすいものをと、石飛さんの下宿で遅くまで3名で意見を闘わせました。

そんな3名を叱咤激励し続けた水野教授の存在も、チームのモチベーション向上につながったようです。塩崎さんは「水野先生の厳しさに負けたくないと、深夜の3時頃に質問を送ったことがあるのですが、後で確認すると5時には返信が送られていて驚きました」と、水野教授の包容力と気迫に感動した経験を語ってくれました。

チームの達成感をかみしめた全国優勝

最終プレゼンテーション後の質疑応答では「わかりやすい」「実現性が高い」「B TO Bの生産財マーケティングをしっかり理解している」など、高評価をもらえたことで「もしかしたら……」と優勝への期待を感じたそうですが、実際に優勝を発表されたときには想像以上に嬉しかったそうです。

リーダーの石飛さんは「人前で泣くタイプではないのですが、半年間の努力が実ったことに胸がいっぱいになってしまいました」と、武田さんは「ガス会社や運送会社など、リサーチに協力してくださった方々や、提案の準備で帰宅の遅い私を迎えてくれた母の顔が浮かび胸が一杯になりました」と、塩崎さんは「心を許しあえる仲間とぶつかりあって、ひとりでは決してできないことが実現でき、チームの大切さを実感できました」と、優勝の喜びを語ってくれました。

マーケティングコンテストでの全国優勝という実績は、これから就職活動が本格化する3名に大きな自信になったようです。石飛さんはイベントプロデューサーを、武田さんはテーマパークなどのエンタテイメント業界を、塩崎さんは地元淡路島の活性化に関わる仕事を、それぞれめざしていますが、就職活動やその後の社会生活で、水野ゼミで培ったチームワーク・創造性・やり抜く力は、きっと3人を後押ししてくれるはずです。

全国大学生天然ガストラックマーケティングコンテスト ダイジェスト動画

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