2017.11.6

【キャリアゼミ】あこがれの商品開発から、本気の商品開発へ

【キャリアゼミ】あこがれの商品開発から、本気の商品開発へ

活動テーマ:実践的商品開発プロジェクト
連携先:Sカレ参加企業(大橋量器・アークス)


 私たち水野ゼミが挑戦するSカレとは、全国の大学3年生が参加する商品企画コンテストです。今年は22大学26ゼミがエントリーしています。9つのテーマの中から、私たちは「枡技術商品」と「アニマルライフサポーターズ紙文具」を選択。まずは企業への最初のプレゼンである秋カンファレンスに向けて活動を開始しました。
 紙文具チームは、テーマの背景や意図を伺うため、6月にテーマ企業のアニマルライフ様(千葉)を訪問しました。そこで同社が取り組む動物の殺処分ゼロ活動を学び、このテーマの本当の意味を知りました。試作を繰り返しても納得のいくものができず、先生に相談したところ「答えは現場にある」とのアドバイス。そこでメンバーは夏休みに動物愛護センターの訪問など調査と議論を重ね、ついに「顔ハメ看板ノート」というコンセプトをまとめました。
 一方、枡チームは7月にテーマ企業である大橋量器様(岐阜)の体験工房を訪問。枡づくりの体験からスタートしました。そのときに感じた枡の良さを海外にも広めたい、との思いからターゲットを外国人に設定しました。ターゲットへのニーズ調査は大変でした。片言の英語や身振り手振り。さらには翻訳サービスを使ってパネルまで作成し、繁華街や嵐山などで訪日外国人観光客へ必死にインタビューを行いました。そして生まれたアイディアが「万華鏡」との融合。万華鏡はお土産ものとしての関心が高く、さらには世界大会が開催されるなど海外でも注目されています。枡と万華鏡。この不思議な組み合わせで勝負です。
 両チームともコンセプトが決まったのが夏休み明け。秋カンまで時間はわずか。急ピッチで試作品とプレゼンを完成させ、直前まで練習を繰り返しました。しかしカンの結果は・・・。残念ながら2チームともテーマ1位を獲得には至りませんでした。ただ本当の勝負は11月末の冬カンファレンスです。敗れたものの、両チームとも1位のチームとの差はわずか。秋カンでの悔しさをバネに、冬カンまで攻めの姿勢で邁進します。

学生活動状況報告

 私は「枡技術商品」というテーマでSカレに参加しています。テーマ決定から、ターゲットやコンセプトを決めるのに時間がかかりましたが、なんとか当日までには間に合わせることができました。プレゼンもSカレの前日に東京で貸会議室を借りてギリギリまで練習しました。私はそこでもっとコンセプトを早く決めていればプレゼンの練習ももっとできたのにと少し後悔しました。
 そして向かえた当日、緊張している私たちに水野先生は「等身大の自分たちでやればいい」と背中を強く押してくれました。その言葉のおかげもあり、プレゼンはありのままの力を発揮できました。結果としてコンセプト1位は逃しましたが、企業の方が最後まで迷った3チームの1つに挙げて頂きました。ただ嬉しさ以上に悔しさの方が上回りました。企業の方からご指摘をいただいた課題をクリアし、冬カンでは絶対に優勝したいと思います。これまでの活動を通じ、私は水野ゼミが掲げている「結果=才能×努力」、この言葉の意味がやっとわかりました。

経営情報学部 3年生 藤原 鉄平

参加学生一覧

岩崎 清哉、大崎 和也、大瀬 悠介、谷口 京翼、辻 直記、藤原 鉄平、松村 龍生

ゼミ集合写真