学生ビジネスプランコンテストで努力賞に輝きました

2013.2.12

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経営情報学部 経営情報学科 北川 悦司

平成24年度「学生ビジネスプランコンテスト」で経営情報学部北川研究室の4回生が努力賞を受賞

授賞式

財団法人学生サポートセンターが主催する平成24年度(第10回)学生ビジネスプランコンテストにおいて、経営情報学部・北川悦司研究室の「キネクトを利用した手話学習・通訳ソフトの提案」(脇口 竜乃介、吉里 裕彰、野瀬 恭兵、水本 大貴)が努力賞に輝きました。

この学生ビジネスプランコンテストは、学生の創造性涵養助成事業の一環として「学生らしい自由な発想で創造性や意欲に溢れ、自分で考え自分で行動できる学生を一人でも多く育てる」ことを目的に開催されるもので、毎年、全国の大学、大学院の学生が数多くエントリーをしています。

全国レベルのコンテストで高評価を受け続ける北川ゼミ

北川ゼミは、様々なビジネスプランコンテストで過去8年間に17回の受賞歴を誇り、そのうちに2度は全国1位を獲得。その実績は、全国レベルで高く評価されています。

今年度は、惜しくも優秀賞は逃したものの、東京大学、神戸大学、早稲田大学などと並んで、努力賞14グループに選抜をされ、北川ゼミの「現場に根差した教育姿勢」が、一層浸透してきたことを知らしめる結果となりました。

聴覚障がい者の活動を支援する翻訳・学習ソフト

 今回、努力賞を受賞したプラン「Kinext(キネクト)を利用した手話学習・通訳ソフトの提案」は、Microsoft社から発売されている「Kinext」というシステムを活用し、手話翻訳と手話学習の二つを兼ね備えたソフトを開発するものです。Kinextは、人間の位置、声、動きを認識することで、身体を使った直感的な操作ができるデジタルデバイスとして、広く活用されています。

翻訳システムでは、Kinextで認識した手話を文字に翻訳して、モニターに表示します。それを見て、相手が何を伝えたいのかを正確に知ることができます。反対に、文字や話し言葉を入力すれば、手話に翻訳され、3Dアニメーションでモニターに表示。健聴者から聴覚障がい者への円滑なコミュニケーションを手助けします。

受賞した学生へのインタビュー

最大の課題は、「ビジネスになり得るか?」でした 

脇口 竜乃介(4回生)

 一昨年の秋、研究室で北川先生と話をしていて、「Kinext」の話題になったんです。ちょうどビジネスコンテスト向けのプランを練っていた最中でしたので、聴覚障がい者向けにキネクトを活用できないだろうかと発案しました。
 昨年、まずは他のビジネスコンテストに提案をし、残念ながら入賞はしなかったのですが、その後さらに練り直した上で、今回リベンジを図りました。錚々たる大学に並んで努力賞を受賞することができ、本当にうれしいです。聴覚障がい者の方の社会進出につながるアイディアですので、そこを評価していただけたことが、何よりうれしく思います。

吉里 裕彰(4回生)

 聴覚障がい者を対象とするプランですので、当初は、お金を取ることに抵抗感を感じました。どうしてもイメージが良くない。しかし、きちんと収益をあげないとビジネスとしては成立しません。価格設定をはじめ、実現味のあるプランにしていくことが、最も難しかった点です。
 北川先生に向けて、最初に僕たちのプランを提示したときは、「ビジネスとして成り立ってない」と厳しい評価が返ってきました。「Kinext」を徹底的に調べ、その可能性を探っていくことで実現可能なプランにすることができたと思います。

野瀬 恭兵(4回生)

 プランを練り上げていくのが、ちょうど3年次の就職活動と重なってしまったのです。両立させていくのが大変でした。メンバー同士、会って打合せできないときは、スカイプやメールを使ってやりとりしました。特に、「Kinext」の使い方では議論が白熱しました。難しかったのが販売価格の設定です。「高すぎる」「いや、安すぎる」と頻繁に意見がぶつかりましたね。最終的には、6万円という価格に設定したのですが、公共施設や教育機関に対しては複数のライセンス方式を採り、追加コンテンツをアップデートしていく方式で収益をあげていくプランを採用しました。

実社会では、1度のミスが取り返しのつかない事態を招く

脇口 竜乃介

 今回のコンテストに提出する書類に、実は大きなミスを犯してしまったんです。チーム4人の名前を書くべきところに、自分一人の名前を書いてしまった。この事実を知った北川先生は激怒されました。すぐに事務局に連絡し変更してもらうようにお願いし、チーム全員が集まって、善後策を考えました。
 この件で先生から厳しく言われたのは「社会に出たら1度のミスが取り返しのつかない事態を招いてしまう。世の中はそんなに甘くない!」ということです。実際、私自身のミスなのですが、チームで作業をしている以上、連帯責任があります。「ひとつのミスさえもチーム全体の責任になるんだ」と厳しく言われました。先生の教えは、いつも「実社会で通用するか?」という観点に立っていると思います。この件は、良い勉強になりました。コンテストへの挑戦を通じて、いちばん心に残っていることです。

北川研究室で身についたのは、「やってみる力」

野瀬 恭兵

 北川ゼミでは、ビジネスプランコンテストへの参加をはじめ、実社会に出て様々な活動を行っているのですが、そのひとつに東大阪の中小企業様でパソコン教室を開催するという活動がありました。僕たち学生がカリキュラムを作成し、中小企業の皆さんへの指導にあたりました。文書作成や表計算ソフトの基本的な使い方を指導させていただいたのですが、「教える」という行為を通して、本当にたくさんのことが身につきました。受講していただく方々が、ただ講義を受けるだけでは身につきません。実際にやってもらわないといけない。また、決められた時間内にカリキュラムを終える、その時間配分も非常に大事なのだと思い知りました。

吉里 裕彰

 「北川ゼミは厳しいよ」と聞いていたのですが、実際に入るまでは、こんなにすごいゼミだとは思いもしませんでした。いまは本当にラッキーだったと思います。なんといっても、実際に「何かをやる力」というものが、しっかり身につきました。自分ひとりでは、到底やれなかったと思います。パソコン教室開催の際も、先生から「こういう講座をやるから。リーダーは君だから」と即断されました。こうなると、もうやらざるを得ない。行動する力が備わったと思います。

脇口 竜乃介

 僕は、2回生のころまで割とのんびりとしていたのですが、北川ゼミに入って変わりました。厳しいゼミだとは聞いていましたが、想像をはるかに超えてハードでした。論文やレポートに関しても、先生からダメ出しをもらってばかりです。でも、北川先生は「なぜダメなのか」を理論立てて説明してくれます。ものすごく幅広い知識を持っているので、その説得力が違うんです。こちらが納得するまで、30分でも1時間でも教えてくれる。ですからゼミ生はいつも研究室に集まって、ビジネスプランでも論文でも何でも先生に見てもらいます。そのやりとりの中でずいぶん鍛えられたと思います。

北川 悦司准教授のコメント

学生主体のゼミ活動を徹底しています

 北川ゼミでは、基本的に「案出し」から「提案書作成」まで全て学生主体で行うことを徹底しています。そのため、キッカケを与えることはあっても、私が答えを教えることは一切ありません。ですから、特に指導方法の秘密などはありません。強いて挙げるとすれば、学生に「全国1位」という大きな目標を掲げてもらい、「頑張ればそれを達成できるかもしれない」というゼミの雰囲気を作っているところです。
 今回のプランは、実現できれば実社会で非常に役に立つものです。まだ企画段階ですので、是非後輩たちに実際に製品として作ってもらいたいと思っています。
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