花川ゼミの大学院生1年の安東君が,ソフトウェア科学会の学会にて発表しました.

2017年11月23日から25日に福井県で開催された第24回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ - FOSE2017(ソフトウェア科学会主催)にて,本学大学院生1年の安東寛太君が「障害起因箇所特定のためのログトレース・リプレイツールの開発の試み」のタイトルでポスター発表しました.

発表内容は以下の通りです,近年の大規模コンピュータシステムはソフトウェアとインフラストラクチャの複雑な組み合わせで構築されており,運用で障害が発生するとソフトの問題か,インフラの問題かを特定するのに多くの労力と時間がかかります.そこで,インフラとソフトのログを利用して,障害のフォールト箇所をインフラとソフトをシームレスで調査するリプレイ.ログトレースツールを開発した.実際の大規模システムでの障害発生時に本ツールを適用すると,フォールト箇所特定が難しかった障害ケースが,ビジュアルで検証でき,かつ,
フォールト箇所の予測に役立ったという実証報告をしました.

国立大学の情報系の教授や研究者に対して,研究内容の紹介とツールのデモを交えて,有意義なディスカッションをすることができました.