Journal of Our Journey【No.9】 JUEMUN: A New Level of Learning(学生記者編)

 Almost every year, there are several international students choosing my seminar. This makes my seminar more colorful and diversified. In particular, I'm happy to see that both Japanese students and international students are benefiting from the intercultural communication between them. They are learning from each other, inspiring each other, and thus growing together.
 As for my educational philosophy, I believe in what Confucius said: Teach students according to their various talents (Yin Cai Shi Jiao). So, for those international students, I'm always concerned about what and how I should teach them.
 Their first foreign language is English, and they chose my seminar mainly in order to learn about Finance. Modern financial theories originated in the West and for this reason English is the language of the financial industry now. On the other hand however, these students are studying in Japan, learning Japanese (as a second foreign language) and experiencing Japanese culture in everyday life.
 All this made me think about the possibility of developing the trilingual skills of these students in a financial context, although I know from my own experience that it takes persistent and arduous effort to acquire those skills. They are learning English, Japanese, and academic knowledge about Economics & Finance at the same time. This is a difficult thing to do, but they are working very hard on it.
 This year, two international students in my seminar had the precious opportunity to participate in JUEMUN (Japan University English Model United Nations) as English/Chinese podcast journalists. They used their advantages -- being able to speak three languages plus having been trained in Economics & Finance -- and did a great job.
 At JUEMUN, they met two Japanese students who spoke both English and Chinese fluently. They told me excitedly that they were quite inspired by this and wanted to undertake the challenge of becoming English/Chinese video journalists next year.
 This is just the beginning of the development of their trilingual skills, and also the beginning of my experience in conducting trilingual education. We both have made our first steps on a long journey.

 王ゼミの学生7名が、今年のJUEMUN(2015年6月26日〜28日)に参加しました。学生代表(student delegates)5名および学生記者(student journalists)2名。担当した役割が異なるため、二回(学生代表編と学生記者編)に分けて、参加したゼミ生から報告してもらいます。
 前回の →「学生代表編」に続き、今回は、学生記者を担当したゼミ生の感想などを紹介します。
 二人はEnglish/Chinese Podcast Journalistsとして、JUEMUNのバイリンガル・ジャーナリズム (→ JUEMUN Journalism)に挑みました。4月から練習してきた成果を遺憾なく発揮し(練習の様子などは →こちら)、大健闘しました。不眠不休で4つの作品(下記の作品リンクをクリックすると、お聴きいただけます)を仕上げて、ポッドキャストチームに大きく貢献し、ジャーナリズムチームのアドバイザーたちから、賞賛を受けました。
 JUEMUNのバイリンガル・ジャーナリズムは、アクティブ・ランニング(能動的学習)の恰好な例であると言えるでしょう。王ゼミでは、今後も、この素晴らしい学習機会を活用し、金融の専門性を中核にしたトライリンガル教育を実践・推進していきます。

(経済学部教員 王 凌)

学生記者の作品リンク

王営(2年生)

 王先生からJUEMUNを紹介していただいたことが参加のきっかけでした。新しい友達ができるし、英語上達の機会でもあると思って、先生に参加すると返事しました。しかし、JUEMUNに参加したことも、ポッドキャスト・ジャーナリストの経験もないので、不安な気持ちでいっぱいでした。
 準備として、4月から毎週先生から課題をもらって、練習しました。専用ソフトでの録音・編集やインタビューのやり方など、いろいろ勉強になりました。
 本番では、三日間で担当内容について作品を完成しなければならないので、とにかく時間が足りなくて大変でした。ジャーナリストたちは、同じ部屋のなかで作業していましたが、全員は本当に最後の一秒まで一生懸命に自分の仕事をしていました。皆は時間がないなかでできるだけ良い作品を作りたいので、ホテルに戻った後でもグループを作って夜遅くまで研究していました。
 ゲストスピーカーにインタビューした時に緊張して質問がはっきり言えなかったこともあり、悔しかったですが、JUEMUNのおかげで、英語と中国語両方をうまく話せる日本人学生と知り合いました。今は、三ヶ国語をうまくしゃべれる人も実際に少なくないことがわかり、自分もそのようになりたいです。
 JUEMUNに参加して、自分の勉強不足こともわかりました。これからの一年、英語や専門知識などをしっかり勉強して、来年はビデオ・ジャーナリストとして参加したいです。
 最後に、王先生に心から感謝したいです。最初の準備から本番の最後までずっとわれわれの側にいてくれて、励ましてくれたり、アドバイスしてくれたりして、とても心強かったです。JUEMUNでは、わからないことがあって、深夜まで先生の部屋にお邪魔したこともありました。先生のおかげで、困難を乗り越え、最後までやりきることができました。王先生、本当にありがとうございました!

張穎怡(2年生)

 私はポッドキャスト・ジャーナリストとして、今年のJUEMUNに参加しました。最初は、JUEMUNとは何かも知らなくて、王先生から説明をいただきました。英語に少し自信がありますので、参加してみたかったです。それに、一年一度の、多くの外国学生と交流するチャンスなので、勇気を出して申し込みました。
 英語力などをアップするため、毎週月曜日、授業が終わった後、勉強会に参加していました。インタビュー、録音、編集など、いろいろなことを学びました。先生が出した宿題もちゃんとやりました。これくらい準備したらもう大丈夫だろうと思いましたが、やはり本番の緊張感がすごかったです。毎日、あらかじめ決まったテーマについて取材し、作品を完成しなければなりませんでした。インタビューをした時、とても緊張しましたが、経済のことに関連して質問することができて良かったと思います。多くの人々と交流することもとても楽しかったです。
 ゲストスピーカーのQ&Aセッションでは、手を挙げて質問する代表や記者がたくさんいるなか、私たちが発言するチャンスをいただきました。司会の先生方に心から感謝します。もう一つ印象に残ったのは、新しくできた友達(カートゥーン・ジャーナリスト)と一緒に、王先生の部屋で遅くまで翌日の準備をしたことです。皆さんの一生懸命な姿は忘れられません。
 今回のJUEMUNを通じて、自分の英語力がとても足りないこともよくわかりました。これから、きちんと勉強して、来年またJUEMUNに参加したいと思います。