Journal of Our Journey【No.1】 交換留学生から近況報告が届きました!

 いつもゼミ生に言っていますが、若い諸君には無限の可能性が潜んでいます。色々な絵が描かれる白紙の如きです。しかし、自ら画筆を取り、描かない限り、白紙はいつまで経っても何もない白紙のままです。無限の可能性を確かな「実力」に変えられるようになるために、絶えない努力が必要です。
 幸いなことに、ゼミ生はみんな学業・資格・クラブなどに一生懸命に取り組んでおり、その頑張っている姿を見てこちらも元気付けられています。そこで、ゼミ生が自分自身の努力によって成長を遂げた様子を記録したら、本人の大学生活の貴重な思い出になりますし、ほかの学生にとっても励ましになるのではないかという考えが出ました。
 この“Journal of Our Journey”というシリーズが、その考えを現実にした試みです。記念すべき第1号では、昨年度一年間交換留学生としてゼミに所属していた範欣旅さんから寄越してきた近況報告を紹介しましょう。
(経済学部教員  王 凌)

 2012年8月から2013年8月まで、阪南大学経済学部で交換留学生として一年間勉強していました。主に王凌先生のご指導のもとで勉強しましたが、先生のゼミで金融の専門知識と金融英語の勉強が中心で、金融数学の練習や時事問題のディスカッションなども時々ありました。
 王先生の教え方がとても論理的でポイントをつかみやすかったです。そして、難しい内容でありながら、私のような日本語があまり上手でない外国人留学生にとってもちゃんと理解できるようにわかりやすく説明してくださいました。それに、先生は春休みでも週一回のISOF(教員注:自主金融勉強会。詳細はこちら)に来てくださったので、暇な時間を利用して専門知識を多く身につけました。
 先生のゼミでは、英語を重んじているから、英語でゼミをしたり、リスニングやスピーキングの練習をしたり、単語小テストをしたりするのを通して、1年の間に自分の英語力も大きく伸ばしたと思います。そのおかげで、9月15日のTOEIC試験で920点を取ることができました。
 それに、王先生から学習の指導のみならず、将来の進路についてもいろいろアドバイスをいただきました。自分の専門は日本語ですが、阪南大学経済学部での一年間経済学の勉強を進めているうちに、ますます経済学への興味が湧いてきて、より本格的に勉強していきたいという願望が強くなりました。王先生と相談した上で、京都大学経済学研究科に進学することをめざすようになり、今はその受験準備をしています。また良い報告ができるように頑張ります!
(2012年~2013年 ゼミ生 範欣旅)