2016.9.20

ビジネス法Pゼミ・2016夏合宿

ビジネス法Pゼミ・2016夏合宿

 ビジネス法プロジェクトゼミは公務員試験の合格に向けた勉強を主な活動内容としています。しかしながら、公務員試験の出題範囲は非常に広く、大学の授業時間のみですべてをカバーすることは明らかに不可能です。そのため、ビジネス法Pゼミではサブゼミなど授業時間外に皆で勉強する機会を設けるように努めています。また、公務員になるためには面接試験も突破しなければなりませんので筆記試験で出題される科目の勉強のみではなく総合的な知識の習得にも力を入れています。そこで、今年度は三重県津市で夏合宿を実施しました。
 まず、初日は津市一身田にある高田会館で勉強合宿を行いました。高田会館は浄土真宗高田派の本山である専修寺付近の総合施設であり、多くの参拝客が休憩している傍らでゼミ生は数的推理と判断推理の勉強という修行に励みました。数的推理など数学的な能力が問われる科目は勉強の積み重ねが特に必要です。そこで、教科書の問題をまず解法を見ずにテスト形式で解答し、その後に解法をチェックし、そして再び同じ問題を解答するという形で実施しました。合計6時間に及ぶ長時間の勉強でゼミ生も最後はヘトヘトでしたが、勉強終了後は皆充実した様子でした。
 翌日は行政の実際の活動内容を理解する目的で津市にある三重県庁を見学しました。三重県庁の職員の方はとても親切で、私たちが見学したい旨を伝えると現場の職員の方から直接話しを聞く機会を設けたり、実際に働いている様子を見せたりしてくれました。そのほか県庁屋上や県議会も見学でき、ゼミ生も自治体の業務内容について少しはイメージできるようになった様子でした。
 今後もビジネス法Pゼミでは公務員試験の合格に向けて様々な取り組みを試みていきたいと思います。

以下、ゼミ生の感想を紹介します。

・1日目の勉強では、公務員試験の日が近づいてきているので集中して取り組むようにしました。2日目の三重県庁見学は、三重県出身者として地元の政治がどのように行われているかなど興味を持っていたのでとても良い経験になったと思います。実際に県庁を見学することで、公務員になって地域の活性化に取り組んでいきたいという気持ちが以前よりも強くなりました。

・二日目の県庁見学では、私たちが知らないところで県民は多くの問題を抱えておりそれらを1つずつ解決していくために条例や政策があるということを学びました。たった1つの問題を解決するために多くの時間を費やしており、人のためになる仕事はどれもやりがいのある仕事であると改めて認識できました。三重県庁の職員の方のように少しでも人のためになれるように勉強に励みたいと思います。

・1日目の勉強では前回の勉強合宿よりも長い時間集中して勉強できたのでとても充実した時間でした。三重県庁の見学では、庁舎や議会を見学できたり、政策がどのように作られているかなど内容の深い話を聞くことができたりしたのでとても良かったと思います。特に、地方自治は10年先の大きな目標を立て、その目標が達成できるように3、4年間のプランを考えるのが大事であることを学びました。自分もこれからの大学生活で自分が10年先にどのような社会人になっていたいかを考え、それに向かって努力していきたいです。