グローバルキャリアプロジェクトゼミ(三木ゼミ)への招待

 グローバルキャリアプロジェクトゼミ(以下「グローバルPゼミ」)を担当している三木です。今回の阪南経済NOWでは、グローバルPゼミについて皆さんに少しでも関心を持ってもらうため、その内容を説明します。

1.「グローバル人材」になるためには語学は絶対必要か?

 日本においては、大企業中小企業を問わず、国内外で活躍できる「グローバル人材」は不足しています。ではグローバル人材になるには何が必要でしょうか? ここで多くの人は「語学(英語)」と答えます。確かに語学は大事です。しかし、語学ができなければグローバルに活躍できないということはありません。実際私の民間企業勤務時代には、語学は堪能だけれど海外では全く通用しない人材や、語学はできないのに外国人の心をつかみ、海外でスムーズに仕事を進めることのできる人材を見てきました。ですので「語学(英語)ができないからグローバルに活躍できない」という思い込みは、まず捨てましょう。

2.グローバルPゼミは何をするゼミか?

 このゼミは「就業力アップ」を図るゼミです。学問はやりません。学術書を読むことはありません。卒業論文はありません。その代わり、ビジネスの現場にたくさん足を運び、企業や社会人との接点をたくさん持ち、多数の産官学連携事業と課題解決型授業を行います。例えば、生協売店にて80円で販売されている「はぴなん水」は、飲料水メーカー・阪南大学生協との協業により本ゼミで企画し、実現したものです。このような経験を積むことが就業力アップにつながります。従って校外学習は多いです。企業や役所等をガンガン訪問します。多い時は月に2〜3回外出しています。

3.海外研修の機会を設けます

 「グローバルPゼミ」ですので、海外研修の機会を設けます。2年の夏季休暇中には香港・広州を中心とした海外研修(5泊6日)への参加を必須とします。また3年の夏季休暇中には、全学プログラムである「ベトナムインターンシップ」(約4週間)への参加を強く推奨しています(写真は2年生の2016年夏季研修)。

4.グローバルPゼミが求める学生像

 このゼミは、真面目でやる気のあるメンバーが集まってきます。一方で、教員はあまり細かいことをうるさく言わず、自主性を重んじた運営をしています。従って、以下のような学生に集まってほしいと考えています。
① 自ら考え、自ら動ける人(他人任せでは何も変わらない)
② 当たり前のことを当たり前に守れる人(例えば集合時間や提出期限は必ず守る。常に企業や社会人との接点を持つので)
③ スピード感をもって動ける人(遅いことは牛でもできます)
 なお、英語はできるに越したことはありませんが、できなくても問題はありません。むしろ日本語の読み書きと会話がきちんとできることの方が重要です。成績が良くないとPゼミには入れないと思っている人が多いようですが、少なくともグローバルPゼミについては、大学の成績よりも面接選考(コミュニケーション力)を重視しますので、成績に自信がない人もぜひ応募してみてください。

 このゼミに興味を持った人は、いつでも話をしに来てください。もし教員と話すのが緊張するということであれば上級生を紹介します。皆さんの積極的な応募・問い合わせをお待ちしています。