経済学部 2015年 本年度も河内天美商店街・夜店祭りに参加しました

今城ゼミは2014年度から、同じく経済学部の伊澤ゼミと合同で、河内天美商店街主催の夜店祭りに参加しています。2回目となる今年の活動内容をお伝えします。
文責:今城徹(経済学部 准教授)

事前の準備

 夜店祭りが具体的に動き始めたのは、6月中旬の商店街の方々と行ったミーティングからでした。ミーティングの主な内容は、祭り全体のプログラムや、各出店の内容です。今城ゼミは、ギョウザの皮にピザ用チーズを包んで焼く「カリカリチーズ焼き」と、そのスイーツ版として、チーズの代わりにあんこを入れる「カリカリあんこ焼き」を出店することにしました。この出し物はゼミ生たちが昨年の経験を生かして、「簡単に、失敗なく作れて、お客さん受けするもの」を選んだ結果でした。

祭り当日の活動

 快晴でうだるように暑い7月28日の祭り当日は、まず2年生が午前中から仕込みを行いました。1人100個、チーズ味とあんこ味で合計1000個を目標にみんな頑張り、午前中にほぼ目標の個数を作ることができました。
 午後からは商店街の方の指示に従いながら現地で設営の手伝いをし、16時ごろから自分たちの準備を始めました。事前の仕込みのおかげで、チーズ味3個、あんこ味2個の入ったパックが良いペースでできていきます。
 しかし、祭りが本格的に始まっても商品はさっぱり売れません。一方、となりの伊澤ゼミのブースには早くも長蛇の列ができていました。ゼミ生たちも、この祭りは親子連れのお客さんが多く、早い時間帯には景品つきの出店にお客さんが集まることはわかっていました。それにしても、まったく売れなかったのです。
 そこで彼らは試食品を作ったり、呼び込みを行ったりして、売れるようにする努力をしました。それが功を奏し、19時前ぐらいからお客さんが店の前にならび始め、パックがどんどんなくなっていくようになりました。
 一方で、予想していなかった問題も起こりました。チーズ味は好評なのですが、あんこ味が不評で、チーズ味が不足し始めたのです。焼き場担当のメンバーの催促を受けて、仕込み担当のメンバーはすばやく生産体制を変更し、チーズ味を作り続けました。これでおおよそ1000個以上のカリカリ焼きを売りさばくことができました。
 また、この祭りで、ゼミ生は自分たちのブースだけでなく、他の出店も手伝いました。この手のイベントでは働き手が圧倒的に不足します。ゼミ生たちのこの活動が、祭り全体のスムーズな進行と盛り上げに重要な役割を果たしました。
 また、この活動は来年の自分たちの出店を確保するためにも重要です。われわれがいろいろな形で祭りを盛り上げなければ、商店街の方が今城ゼミを祭りに参加させる意味がないからです。ゼミ生たちはこのことをしっかり理解して、他の出店での手伝いはもちろん、祭り終了後の会場の清掃まで、しっかりと行いました。

活動の成果

 2回目となった今回の活動ですが、一番印象に残ったことは、ゼミ生たちがそれぞれの持ち場で、冷静に判断しながら積極的に動いていたことです。ゼミ生たちは昨年以上に入念に準備をして祭りに臨みましたが、当日はやはり予想もしなかったことが次々と起こりました。ゼミ生たちは何が起こっているかを理解した上で、課題を解決しながら現場を回そうとしていました。現場で「立ちすくむ」ことは許されません。これは社会人となってからの状況そのものです。ゼミ生たちは夜店祭りを通じて「考えながら動く」ことを学びました。
 もう一つ、これは毎年教員が強く感じることですが、この活動を通じて、日頃はわからない、ゼミ生のさまざまな個性や特性が見えることです。特に今年は、いつもはもの静かな学生が、お客さんへの対応で素晴らしいスキルをみせながらいきいきと動いていたことに驚きました。学生の個性を引き出しながら日頃のゼミ運営をしなければいけないな、と強く反省させられました。
 来年も今城ゼミは夜店祭りに参加する予定です。次は今の2年生が中心となってさらに頑張ってくれることを期待しています。