2015.7.23

カナダインターンシップ留学体験記11:寿山ゼミ3回生

カナダインターンシップ留学体験記11:寿山ゼミ3回生 岸 優花

こんにちは、国際コミュニケーション学部寿山ゼミ3回生の岸優花です。私の留学生活もついに終わりを迎えました。最後に、「インターンシップ終了」、「ビクトリア旅行」、「留学を終えて」についてレポートしたいと思います。

インターンシップ終了

 先日、4か月にわたるホテルでのインターンシップが終了しました。海外の地で、英語を使って働くという非常に貴重な体験をすることができたことをとても光栄に思います。また、多種多様な文化を持つ従業員やお客さんがいるなかで就業体験ができたことは、多くの国々から人が集まるバンクーバーならではだと思います。
 しかし、実際に働いてみるのは想像していたよりも大変なことばかりでした。その中で、自分の英語力の未熟さはもちろん、社会に出るにあたって自分に何が足りていないかを知りました。それは、小さなミスやうっかりとしていた、などという言い訳は社会では通用しないということです。今回、身をもってそれらを実感したことを無駄にせず、これからの進路選択に大いに役立てていきたいです。
 終了した翌日に、学校で卒業式がありました。式自体は私たち7人がお世話になった先生方から賞状を頂くだけの簡単なものでした。しかし、インターンが始まる前に受けていたビジネス英語の授業の先生に、「本当によく頑張ったね」と声をかけていただいたときは思わず涙が出そうになりました。

ビクトリア旅行

 卒業後は、ウィニペグからやってきた同じ寿山ゼミの新谷さんや他の友達と一緒にブリティッシュコロンビアの首都であるビクトリアに1泊2日で行ってきました。ビクトリアは小さな町ですが、ヨーロッパ風の街並みやたくさんの花が咲いていて、本当にきれいなところでした。バンクーバーと比べると人も少なく、のんびりとした雰囲気で、また違った魅力を持っていました。
 ホテルに泊まったときはただ泊るだけではなく、自分が働いていたホテルとの共通点や違い、どのような接客やサービスがゲストとして嬉しいかなど、以前とは違った視点を持つようになりました。また、阪南大学からビクトリアに留学している友人にも会うことができました。久しぶりの再会が海外だったこともあり話が弾み、お互いの近況や将来について話し、とてもいい時間を過ごすことができました。行き帰りのフェリーからの眺めは絶景でした。

留学を終えて

 長かったようにも短かったようにも思える11か月でしたが、毎日が色濃く、初めて聞くこと、見ること、感じることがいっぱいでした。そして、いま一番に伝えたいのは周りの人々への感謝の気持ちです。この11か月を通して本当に多くの人々と出会い、自分の人生において大切なものが一気に増えました。それも全部、カナダ、日本に関係なく、周りの人みんなが支えていてくれたからこそです。帰国後もこの気持ちを常に忘れず、何事にもいつも向上心をもって取り組みたいと思います!今後は寿山ゼミで自分のできることを精一杯やり遂げたいと思います!

寿山教授のコメント

 阪南大学から初めてのインターンシップ付きの1年間にわたる留学生活、お疲れ様でした。先輩たちの留学情報もなく、自分たちが先駆者となった留学生活は、本当に想像を絶するほどの大変さもあったかと思います。しかし、それらを乗り越え過ごしてきたことが、今後の人生における最大の心の糧になるのは間違いないでしょう。この1年で得たこと、学んだことを自分の将来に役立ててほしいと思う一方、ゼミの仲間たちにもその経験等を伝え、ともに成長し合えれば嬉しく思います。