ロサンゼルス留学便り1:寿山ゼミ4回生 保坂樹希

 こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ4回生の保坂樹希です。この4月から大学を1年休学してロサンゼルスのレドンドビーチにある語学学校に通っています。ロサンゼルスに到着してから留学生活が2か月経ちました。私の学校はすごく安全な場所にあり、気候もよくて気持ちよく過ごしています。
 最初の1週間はオリエンテーションで、ロサンゼルスの観光地をみんなで回りました。学校は4月ということもあり、たくさん日本人がいて、外国人の友達ができるか少し不安でした。でも、必死にたくさんの外国人の子にしゃべりかけたので、いっぱい友達ができました。しかし、それと同時に自分の語学力のなさにかなり落ち込みました。しゃべりかけることができても話が続かない、ちゃんと聞き取ることができない、初めは当たり前とわかっていながらもすごく悩みました。
 特に、最初の1か月は授業も英語が聞き取れずついていけない、理解できていないので発言できない、先生や友達に質問ばかりして、自分にとって今まで経験したことのないようなハードな時間でした。そこで、いろんな人にアドバイスをもらい、いろんなことを習慣づけるようにしました。毎日の日記を英語に変えて書く、毎日予習・復習をしてわからない単語は調べてから授業に臨む、毎日自分の単語を増やす、寝るときは英語を聞きながら寝る、歌詞を見ながら音楽を聴く、英語で映画を見るということを今は続けています。
そして、滞在2週間目でホストマザーの事情で、家を変わることになりました。部屋は2人部屋なのですが、韓国人の女の子とルームメイトになることができました。私にとってその子の存在は大きくて、その子はすごくおしゃべりが好きで、英語も私よりずっと上のクラスなので話を聞いたり、勉強を教えてもらったり、一緒に遊びに行ったりして楽しく過ごしています。
 2か月たった今は、生活にもだんだんと慣れ、授業のスピードにもついていくことができ、先生の話していることもだいたい理解できるようになり、授業中の発言もだんだんできるようになりました。6週間に一度レベルアップテストがあり、2つレベルアップすることができました。そして、気付けば英語での会話もまだまだゆっくりですが、話せるようになってきているのを自分ですごく実感しています。
 ただ、大学からの留学とは違って、長期の留学生はすごく少なく、短期の留学生ばかりなので、たくさんの出会いがある分、仲良くなれたと思ったらみんな国へ帰ってしまうのがすごく寂しいです。これからもっと成長できるように努力し続けたいと思います。

寿山教授のコメント

 昨年末に、1年間休学して留学をしたいという相談を受けましたが、本人にとって苦渋の決断だったように思います。しかし、私は自分の将来設計が明確になったと嬉しく思ったものでした。休学すると同期の仲間は先に卒業してしまい、淋しい思いはするでしょうが、今回の留学が保坂さんにとって、間違いなく自分の夢・目標を叶えるためのファーストステップとなると信じています。