2014.9.24

カナダインターンシップ留学体験記1:寿山ゼミ2回生

カナダインターンシップ留学体験記1:寿山ゼミ2回生 岸 優花

 寿山ゼミ2回生の岸優花です。9月6日、私はカナダでインターンシップ留学をするために日本を旅立ちました。このプログラムはウィニペグ、バンクーバーでそれぞれ英語を学び、最後にバンクーバーのホテルで就業体験ができるという新しい留学システムです。私を含む8人はこのプログラムの一期生で、これから経験することに緊張感と大きな期待を持って、最初の目的地ウィニペグへやってきました。今回は、私の「ホームステイ先」、「学校」、そして「ウィニペグ」についてレポートしたいと思います。

ホームステイ先

 私のホームステイ先はお父さん、お母さん、一歳半の娘の3人家族です。お父さんはトリニダード・トバゴ、お母さんはカリブの出身で、結婚してウィニペグに移住してきたそうです。娘の名前はアリアナといいます。アリアナは初日から懐いてくれて、毎日一緒に遊んでいます。両親は本当に親切で、一緒に買い物に行ったり、ホストファザーの友達の家で夕食を食べたり、私を色々な所へ連れて行ってくれます。歳は30歳くらいと若く、親であり、歳の離れた兄と姉のように感じています。
 近くにホストママのお母さんと妹が住んでいるので、よく家に来て一緒に夕食を食べたり、たまに遊びに行ったりもします。みんな快く話し相手になってくれるので、とてもいい勉強になります。ホストグランマが作ってくれる料理やデザートは本当に美味しいです。先日はホストママの誕生日パーティーがあり、家族や両親の友達と一緒にお祝いをしました。それぞれに小さい子供がいて、とてもにぎやかな雰囲気で楽しかったです。

学校

 先日受けたテストの結果から自分に合ったレベルでクラスが分けられて、今週からそれぞれのクラスで本格的な授業が始まりました。私のクラスでは主に、スピーキングとリスニングを勉強します。阪南の学生は私1人で、他大学の日本人が9人と半分を占めています。韓国人が6人、ブラジル人とウクライナ人が1人ずつの計18人で、今までに発音練習やお互いの紹介、簡単なプレゼンテーションをしました。先生はカナダ出身で、陽気な性格でいつもクラスを明るくしてくれます。クラスのレベルは私にとって高く、緊張することもありますが、しっかり会話力を伸ばしていきたいと思います。
 クラス以外にも、午後の選択授業や昼休みなどの時間に他国の学生と触れ合う機会は多くあります。皆とてもフレンドリーで、初対面でも気兼ねなく話せることが多いです。しかし、まだ自分の伝えたいことを全て上手に表せないのがもどかしく感じることが多々あります。これからもっと多くのことを話せたらいいなと思います。

ウィニペグ

 ウィニペグはカナダのマニトバ州の州都で人口は60万人あまりと言われています。ここに来て驚いたことのひとつが、野生のリスやうさぎを家の庭や通学路で普通に見られることです。また、住宅地や道路などのなにげない風景でも、私にとってはどれもが新鮮で、まるで映画の中にいるような気分になります。土地が広いので、ダウンタウンから少し離れると建物は低く、横に広がって大きいです。そのため、空が広く見えてとても気持ちがいいです。公園もいくつかあって緑が多いですが、空気は日本と比べて非常に乾燥しているのでリップクリームやハンドクリームは必須です。
 また、スターバックスやティムホートンズ、セカンドカップなどのカフェが街の至る所にあります。日本と比べて値段も安く、多くの市民がコーヒーを片手にダウンタウンを歩いています。これから冬に向けて冷え込みが厳しくなり、マイナス40度になることもあります。運が良ければオーロラを見ることができるそうです。
 こちらに来てまだ1か月もたっていませんが、生活にもだいぶ慣れてきました。勉強も本格的に始まったので頑張りたいと思います。そして、これからもっと色々なところに行って、ウィニペグについて知っていきたいです。

寿山教授のコメント

 今回、阪南大学で初めて就業体験が付いた海外留学制度でカナダに留学することになった岸さんですが、去年ウィニペグに留学していた寿山ゼミ4回生の先輩から事前に有用なアドバイスも受けて、だいぶ不安を解消して現地に向かったように思います。初めての経験の連続で本当に大変だと思いますが、このプログラムを終える一年後の成長を今からとても楽しみにしています。身体に留意して自分の夢を叶える第一歩をウィニペグから踏み出してほしいと思います。