2014.3.25

ビクトリア大学留学体験記7:寿山ゼミ2回生

ビクトリア大学留学体験記7:寿山ゼミ2回生 角 明日香

 こんにちは。国際コミュニケーション学部2回生の角明日香です。2セメスターがいよいよ終わろうとしています。今回は「フィールドトリップ」、「ミッドタームテスト」、「誕生日」についてレポートしたいと思います。

フィールドトリップ

 3月になりミッドタームテストの前にフィールドトリップというのがありました。前回のセメスターのフィールドトリップは自然公園に行きましたが、今回はダウンタウンにある「ミニチュワワールド」、「マリタイムミュージアム」というところに行きました。
 「ミニチュワワールド」は名前の通り、たくさんの小さな世界が展示されています。たとえば、第二次世界大戦の舞台であったり、昔のカナダの街や不思議の国であったり、たくさんの種類がありました。一つひとつの展示がとても小さく、繊細でじっくり見入ってしまい、最後まで回るのにとても時間がかかりました。さらっと見ても面白いのですが、じっくり見ると「あ、こんなところに人がいる!」など、見れば見るほど見えてくるものが多くて楽しかったです。いくつかの展示にはボタンを押すと説明をしてくれるところがあり、短い時間でしたが「ミニチュワワールド」でとても楽しい時間を過ごすことができました。
 「マリタイムミュージアム」は海の歴史に関する展示品が多く、特にクラスメイトの男子は興味を持ったように感じました。ここでは貿易の際に使われていた船やフェリーのプラモデル、戦争で使われていたものと同じミサイルのレプリカなどがありました。私が一番驚いたものは昔海賊が使っていたとされる死刑道具です。私たちはこの博物館でたくさんの歴史を学ぶことができました。これらのミュージアムは、ビクトリアが観光シーズンになるととても賑やかになるようです。早く人で賑わう春が待ち遠しいです。

ミッドタームテスト

 2ターム目も半分が過ぎ、2つ目に大きいミッドタームテストというものがありました。日本でいう中間テストです。一番大切なのがファイナルテストなのですが、その時期も近づいています。私たちは1クラス2時間クラスが2つあり、また担当の先生も違います。ミッドタームテストは各先生によって勉強内容が違うので大きなテストが2つありました。 
 内容は最初から今までの習った文法とライティングでした。今までの文法となるとテスト範囲がとても広いので、習った時に理解をしていても忘れてしまっているものもありました。ライティングテストの問題は各国の祝日の中で嫌いな祝日と好きな祝日について説明し、2つの祝日を比べパラグラフを作ることが課題でした。

 私が好きな祝日で選んだのは子供の日で、嫌いな日で選んだのは成人式です。まずは、子供の日は5月5日であり、子供の成長を祝う祝日であると説明し、好きな理由は毎年我が家では親戚たちが集まり、お寿司を食べるというのが恒例の行事だからと書きました。
 成人式を嫌いな祝日にしました。実際、成人式を嫌いではないのですが、出席することができなかったので好きではない祝日にしました。この2つの祝日の説明と選んだ理由を英語で書くというライティングテストは、思うような結果を残せませんでした。しかし、先生に少しでも日本の祝日について理解してくれたらいいなと思いました。

誕生日

 3月17日は私の二十歳の誕生日でした。たくさんの友達とホストファミリーが祝ってくれました。週末には20人近くの友達がレストランに集まってサプライズをしてくれました。日本人、韓国人、メキシコ人たちがたくさん集まってくれました。違う国同士をまとめるなんて難しいのに幹事をしてくれた私の友達に感謝です。
 ホストファミリーは私の誕生日ということで焼うどんを作ってくれました。日本食を作ることは少ないのにうどんを作り、誕生日カードとプレゼントをくれました。カナダ、ビクトリアで過ごした二十歳の誕生日は本当に一生の思い出です。きっと来年の誕生日に二十歳の誕生日のことを思い出すと思います。
 二十歳になりあまり実感はありませんが、もうティーンネイジャーではないので責任感を持たなくてはいけないと思うようになりました。
最近は毎日が楽しく学ぶことも多いです。自分では大きな成長は感じることはできませんが、日本に帰った時に感じることができたらいいなと考えています。

寿山教授のコメント

日々の生活に没頭していると、なかなか自分自身の成長を感じ取るのは難しいものです。角さんにとって、カナダ留学、ビクトリア在住が日常生活となっている現在、同じような状況なのかもしれません。しかし、私が角さんの半年間の留学生活のレポートを見る限りは、間違いなく積極性や柔軟なモノの見方・考え方、人との関わり方など大きく成長をしているように思います。自分自身で早くその成長を実感できる日を楽しみに待ちたいと思います。