2017.3.31

2017年度ニューヨーク市立大学留学体験記1:寿山ゼミ2回生

2017年度ニューヨーク市立大学留学体験記1:寿山ゼミ2回生 渡辺祥子

こんにちは。国際コミュニケーション学部寿山ゼミ2回生の渡辺祥子です。3月の初頭にアメリカのニューヨークに着き、早くも今月が終わろうとしています。 今回は、「学校」「休日」「私の心境」について報告したいと思います。

学校

 私はニューヨーク市立大学スタテンアイランド校に通っています。ここはニューヨーク市内にある大学の中で最も広い敷地面積のキャンパスだと言われています。キャンパス内にはたくさん美しい校舎が建てられており、移動手段としてキャンパス内を巡回するスクールバスもあるほどです。また、週に4日学校で3日が休みなので、学校生活以外にも休みの日にニューヨーク市内に出かけたり、現地で様々なものに触れ合う良い時間配分だと感じています。
 私のクラスでは、主にreadingとwriting(読み書き)、grammar(文法)、Communication、そしてTOEFLの勉強と4つに分かれています。クラスで日本人は私だけなので、Communicationの時間では英語の勉強を通して様々な国の文化や言語を学ぶことが出来、1番のお気に入りの時間でもあります。また、これまでTOEICしか受けたことがありませんが、海外で学ぶだけにそれに勝る難易度のTOEFLに挑んでいます。難しいと感じる事に比例して、先生方も熱心に一人一人わからない部分を細かく説明してくれるので、理解した時はすごく嬉しくやりがいを感じます。

休日

 私のホストマザーは6人姉妹です。さらに、一人一人の家族や孫など…名前を覚えきれないほどたくさんの親戚がいます。その為、毎週末にはいろんな人が家に遊びにきたり、遊びに行ったりと一気ににぎやかになります。現在土曜日はホストファミリーと暮らし、日曜日は友達と過ごし、月曜日は勉強や趣味に没頭する1人の時間としてうまく配分されています。
 ホストマザーとは大雪が降った際に家の周りの雪かきを手伝ったり、ショッピングや映画に出かけたり、時には将来の話などをしてたくさんコミュニケーションをとっていて、本当の娘の様によくしてくれます。クラスメートが初めての休みにセントラルパークに連れて行ってくれたり、ニューヨーク市内を紹介してくれました。
 そして、アメリカの西海岸沿いに留学中の高校の友達がニューヨークに遊びにきたので、自然博物館やトップオブザロックという高層ビルでの夜景を楽しみました。そこでは男性が突然女性にプロポーズをして周りの人達で共に祝福したりとすごくロマンチックで幸せな気持ちを分けてもらえた気がしました。 休日はどんなところでも笑顔で溢れている場面に触れることが出来、さらにニューヨークが好きになりました。

私の心境

 私はニューヨーク湾内に位置するスタテン島という島に滞在しています。 阪南大学からニューヨーク大学へ留学に行くのは私が初めてなので、他の大学と比べて情報が少ない点や日本とは学期の期間が異なる為に他の国のクラスメートより約3か月程遅れて参加する点、更には1人きりで挑むという点から少し戸惑う部分も多くありました。しかし、不安な気持ちとは異なり、現地の大学の先生方や留学生を担当する役員の方、クラスメート達、そしてホストマザーはすごく私に親切にしてくれた為、すぐに打ち解けることが出来ました。
 ニューヨークで過ごすにあたり、私を取り巻く環境に関わる人々、そして日本で支えてくれている家族や友達、先生方の力を借りながら、 早くも前述した3つの点を含め多くの障害物を乗り越えられた事は、私にとって不安から自信へと繋げられた良い経験となりました。改めて置かれている環境に感謝の気持ちでいっぱいです。
 写真は、毎朝登校時に私に勇気を与えてくれるたくましい朝焼けです。日本では不自由なく生活している事で味わえない様なトラブルが発生するのも留学生活の醍醐味であり、成長に繋がるものだと感じました。 私自身帰国までにこれから如何に成長できるか楽しみです。「本当に楽しかった!」と思う留学よりも「本当に為になった!成長出来た!」と自信を持てる半年間になる様、一日一日を大切に頑張りたいと思います。

寿山教授のコメント

 まだ肌寒い3月初旬にニューヨークに飛び立った渡辺さん。上記レポートには詳細は記載されていませんでしたが、本学からニューヨーク市立大学スタテンアイランド校への最初の留学生ということもあり、ニューヨーク到着後早々に大変なトラブルに巻き込まれ、とても苦労したようです。それでもそのトラブルをなんとか乗り切り、授業に遊びに充実した時間を過ごしていることに安心するとともに、早くもたくましさを感じました。世界で最も刺激的な街ニューヨークで大きく成長してくれるものと期待が膨らみます。