留学便り9: ホテルのフロントデスクでインターンシップ

国際コミュニケーション学部 近本 綾香(3回生)

 カナダに留学に来てもう7ヶ月が経ちます。最初の約4ヶ月はウィニペグにある大学(ウィニペグ大学)で過ごし、たくさんのアクティビティーやボランティア活動、学校のみんなで行く旅行、ホームステイファミリーとの交流や様々な国から来た友達などとの交流を楽しみました。9月からはバンクーバーに移動し、11月までの2ヶ月間はホテルでのインターンシップに向け、学校でビジネス英語を中心に学びました。ビジネス英語は使う単語も難しく、また英語だけでなくビジネスについての勉強も加え、難しく感じることも多々ありました。しかし、クラスでの友達やホームステイ先が同じだったクラスメイトと教え合いながら、ビジネス英語を含む仕事内容を理解することができました。ウィニペグに比べ、バンクーバーには中国人や韓国人、日本人がとても多く、最初はウィニペグに戻りたい、ウィニペグの方が自分にとって良いのではないか、と悩むことが多かったですが考え方を少し変えると韓国からの留学生や中国からの留学生と仲良くなることで英語だけでなく、韓国語や中国語、他の言語も学ぶことができるということに気付きました。

 私は1回生のときに授業で韓国語と中国語を受けていて興味もあるので、この2か国語、特に韓国語を学びたいと考えています。学校では授業に加え、1週間に1度、ほぼ毎週金曜日にホテルでのインターンシップに向けてのセミナーを受けていました。セミナーでは「ホスピタリティー」、日本でいう「おもてなし」について、またホテルでの仕事について学びました。10月の半ばには初めての経験である英語での面接をホテルで受け、結果がわかるまではとてもドキドキしていました。インターンシップ先のホテルも決まり、学校でBULATSというビジネス英語のテストも受け、学校入学当初はA1という一番下のレベルだったのが2ヶ月後の10月後半には2つ上のレベルであるB1というレベルになっており、とても嬉しいです。また日本に帰るまでまだ2ヶ月ほどあるのでその頃にはもっと上のレベルになれるようにしたいです。11月からはインターンシップが始まりましたが、私は今フロントデスクで働いています。フロントデスクではお客様と会話をすることが多く、また笑顔になっていただけると、とても温かい気持ちになり、嬉しく感じます。先日にはインターン先のホテルの方々にクリスマスパーティーに招待していただき、とても楽しい1日となりました。スタッフの方々は皆優しく、面白いので毎日楽しく働いています。海外のホテルで働くという貴重な体験、1日1日を大切にし、たくさんのことを学び、吸収します。
*この報告は、阪南大学【実学志向型総合的キャリアシステムの構築】事業の2015年度キャリアゼミ支援事業「共に歩むための他者理解 (CHOゼミ)」活動の活動報告の一部です。