河内音頭に合わせて若者向けの盆踊りを披露

 この活動は、松原ブランド研究会(会の詳細は以下のリンク参照)の会員様から「市民まつりの盆踊りを学生たちで盛り上げて欲しい!」との依頼を受けて今年の6月からスタートしました。まずは、長年、松原市で盆踊りに携わっている方々に、本学に来て頂いて「河内音頭」に合わせた昔ながらの盆踊りを学生たちに指導して頂きました。

 その指導を基に、本学のモダンダンス同好会の顧問である光安先生と同会の学生が若者向けの振り付けを考案。振り付けが完成した後に再度、市民の方に本学に来て頂き、学生と一緒に新しい振り付けを練習しました。

 そして迎えた盆踊り本番。30度を越す暑い中、8名の学生が背中に「祭ガール」と書かれたピンクの法被を着て1時間以上、河内音頭に合わせて新しい盆踊りを披露しました。気が付けば子供からお年寄りまで大変多くの方に集まって頂き、お祭の実行委員の方からも「こんなに盆踊りが盛り上がるのは珍しい」との評価を頂きました。以下で、この活動に積極的に関わった流通学部の学生から当日の様子を報告してもらいます。

石田 莉菜(流通学部1年生)

 8月6日に松原市中央公園、松原市文化会館で開催された「第42回まつばら市民まつり」に祭ガールとして参加しました。祭ガールの仕事内容は、ピンクの法被を着て屋台のお手伝いをしたり、地域の方々と一緒に盆踊りを踊ることでした。

 お祭自体は17時から開始されていて、私達が集合した時にはすでにとてもたくさんの人達が来ていて大変賑わっていました。会場はお祭の熱気で溢れていて私達も「この空気に負けずにもっと盛り上げないと」と気合が入りました。

 屋台のお手伝いは“スーパーボールすくい”と“フランクフルトとジュース販売”の2チームに分かれました。私は“フランクフルトとジュース販売”のチームでした。そこでジュース販売の呼び込みの仕事をさせてもらいました。みんなで揃って大きい声を出していればお客さんが来てくれるのかと思っていたのですが、なかなか立ち止まってくれませんでした。
 
 そこで、みんなでどうすればいいのか考えて、自分たちからお客さんに話しかけに行ったり、ジュースを多く買えば買うほど値段が安くなるということを強調して宣伝すると、たくさんの人が足を止めてジュースやフランクフルトを購入してくれました。自分たちで考えた行動が成果につながった時はとても嬉しかったです。少し工夫するだけでも多くの集客につながることを学びました。
 20時前に屋台の手伝いを終えて盆踊りの準備に移りました。会場の中心には櫓があって、その中に太鼓や三味線などの楽器と歌い手さんがいて、それを囲んで地域の方たちと一緒に「河内音頭」を踊りました。盆踊りが始まると徐々に人が増えていって、しばらくすると子供からお年寄りまでたくさんの方々が円になって踊ってくださっていました。踊ることが好きな私にとって、大変楽しい経験となりました。

 踊りの間に休憩しながら他の参加者の皆さんと話していたらあっという間に時間が過ぎていて、気が付けばお祭りの終了時間になっていました。真夏の暑い中、1時間以上も踊り続けていたので終了後には非常に大きな達成感を味わうことができました。この祭ガールの仕事を通じて、普段あまり話すことのない年代の方々と繋がることができ、踊りは世代を越えられることを実感しました。今後もここで学んだことを生かして色々な取り組みに参加していこうと思います。