都市公園における身体活動量調査〜その3 大阪城公園〜

 黒部ゼミは11月28日(土)に都市公園における身体活動量調査の第3弾として大阪市中央区にある大阪城公園で調査を行いました。11月下旬から急激に寒さが厳しくなってきたこともあり、寒々しく調査を行うと思いきや好天に恵まれ午後から始まった調査は日が沈むまで行われました。大阪城は安土桃山時代に豊臣秀吉によって築かれた後、焼失、再建が繰り返され、現在では日本100名城の一つとして数えられています。天守閣の周りはウォーキング、ジョギングコースとなっており、調査当日は観光客だけではなく、ウォーキング、ジョギングを目的とした利用者が多く訪れていました。また時節柄、銀杏並木が美しく、そこから時折顔を出す天守閣は季節の変わり目を感じさせるものでした。
 大阪城公園のウォーキング、ジョギングコースは距離に応じて5コースに別れています(1.4〜5.5km)。5コースの中で最長距離となる大阪城公園外周+天守閣前折返コース(5.5km)を例にとってみると、1時間30分程度の歩行で、運動量は239kcal、歩数は8043歩でした(いずれも平均値)。厚生労働省より健康づくりのために推奨されている歩数は8000〜10000歩であり、天守閣への観光と水堀の周りを散策することで、一日に必要とされる運動を満たすことができました。今回の調査で気になった点としては、コース内に距離表示の看板がいくつか設置されているものの、肝心のコースの分岐点に無くどちらに行けばよいか分からない箇所もあり、看板内へのカロリー表示の記載も含めて、今後改善の余地があると感じました。
 次回の調査は年明けの実施を予定しています。