合宿レポートin九州

 黒部ゼミでは2月10〜12日にかけて九州(福岡・宮崎)でゼミ合宿を行いました。1日目は福岡県立スポーツ科学情報センターにて最新の測定機器を用いた体力測定の体験とアスリートのタレント発掘事業についての講義をしていただきました。2日目からは宮崎県でプロ野球のキャンプ地を巡り、トレーニング方法やキャンプ地における野球ビジネスについての情報収集を行いました。
以下に学生レポートを掲載します。

1日日 福岡県立スポーツ科学情報センター

 今回のゼミ合宿ではプロ野球で行うウォームアップと自分たちが行ってきたウォームアップを比較することを目的として参加しました。初日は福岡県立スポーツ科学センターで今の自分がどれくらいの運動能力なのかを科学的に把握するために様々な測定を行いました。まず自分の体格を知る為に身長や体重、BMI、体脂肪率などを測り、それから運動能力の測定に入っていきました。前後左右の光った位置にどれだけ早く反応し移動できるかや自転車を全力で漕いで瞬間的に出せる最大パワー、座ったままで素早く足を上下に動かし何回マットを踏めるかの敏捷性、Biodexという機械を使い自分の腕と足で発揮できる力の最大値などの測定を行いました。
 福岡県では毎年優秀なアスリートになり得る子ども達のタレント発掘事業を行っており、試験に受かった数十名に様々なスポーツ教育を実施し、将来オリンピックに出場できる選手の育成を行っているお話も伺いました。その後は施設内にあるスケートリンクでスケートも行い、初日から充実した合宿となりました。
村田大輔

2日目 日南(広島・西武)

 2日目のプロ野球キャンプについて報告します。午前中は広島のキャンプを見に行きました。まだ練習が始まっていないのにスタンドはほとんど席が埋まっており、グラウンド、ブルペンの周りにも人がたくさんで非常に驚きました。そして練習が始まってからのアップは私らが普段行うアップと同じようなものでした。しかしピッチャーの行うキャッチボールは私たちが行っているキャッチボールとは全く違い、肩全体の柔らかさや球のノビが素晴らしかったです。次にバッティング練習を見ていると、どの選手もスイングスピードがとても速く、打球の速度にも勢いがありました。その中でも特に目を引いたのは鈴木誠也選手でした。鈴木選手はWBCがあるため調整を早めにしていたこともあり、他の選手よりも低い打球でスタンドインしていました。
 午後からは埼玉西武ライオンズのキャンプ地を見学しました。到着するとすぐに浅村選手や秋山選手などの有名選手がバッティング練習をしていました。秋山選手は試合の時は打球飛ばさないイメージがありますが、練習では飛距離のある打球飛ばしていました。またセンター返しを中心に基本をしっかりと練習していました。私が今回のキャンプを見て思ったのはどの選手も体が大きく、そして柔らかさを持っていたことです。今回のキャンプ見学は自分の競技に活かす上でとてもいい経験になりました。
所耕太郎

3日目 宮崎(オリックス)

 3日目のオリックスキャンプは日曜で紅白戦をすることもあり、人が非常に多かったように感じました。三年連続オリックスのキャンプ地に来ていますが、イケメン選手が多いチームなので女性のファンが年々増えていると思いました。またチームの公式ダンス&ヴォーカルユニットBsGirlsがステージでダンスして盛り上げていたので男性ファンも多かったです。5000円分のグッズを買うとBsGirlsのメンバーにサインが貰える企画があり、そして抽選で当たると写真撮影できる特典もあることから何万円も使うファンがおり、売り上げを上げる為の良い戦略だと思いました。
 紅白戦では、ゲージの中でバッティング練習しているT-岡田選手を見ていてとても良い打球を飛ばしているなと思っていると、紅白戦でホームランを打ち状態の良さが伺えました。投手陣も打たして取るピッチングで調整は順調なようです。三年連続でキャンプ地に来て思う事ですが、オリックスの選手は忙しい練習の合間にもサインをしてくれ、ファンサービスがとても良いです。シーズンが不甲斐ない結果に終わっているにも関わらずファンがたくさん来ているのはこういったファンサービスがあるからではないかと思いました。
本多優一