活動の目的及び取り組む課題

本キャリアゼミでは、より実践的な力を身につけさせる為に、提携先企業の製品をいくつか選び、具体的な販売促進のアイディアを考えさせる。または提携先企業の持つ技術を活用した新製品のアイディアを考えさせる。
そのために、対象企業または対象企業が属する業界についての基礎知識および製品開発・販売促進に関するマーケティング論の先行研究について学ぶ。
上記研究活動をまとめ、複数回対外報告を行う。報告の場として、流通学部ゼミナール大会と七大学合同ゼミ合宿・研究報告会を予定している。

活動内容

 ①4月25日(月)に、日本で唯一鉛筆削り器を製造する(株)中島重久堂へ工場見学を実施する。
 ②6月下旬をめどに(株)中島重久堂を訪問し、工場見学や授業中に学習した内容を基に「大学生に鉛筆および鉛筆削りを使ってもらうためにはどうすれば良いか」というテーマで研究発表を行う。
 ③②で頂いたコメントを基に、研究報告をリファインし、7月10日(日)に実施する流通学部ゼミナール大会で研究報告。
 ④10月中旬に、鉛筆削りと関連する産業である鉛筆メーカー((株)トンボ鉛筆を予定)を訪問し、研究成果報告。
 ⑤①〜④の活動をまとめ、11月3〜4日に実施する七大学合同ゼミ合宿・研究報告会にて研究報告。
 ⑥12月上旬に、すべての活動のまとめとして、(株)中島重久堂で研究成果報告。

【中間報告】代表学生から活動状況

私たち杉田ゼミは株式会社中島重久堂のブランド戦略について調べました。
中島重久堂は日本で唯一の小型鉛筆削り器メーカーです。切れ味が売りの中島重久堂の鉛筆削り器はどう作られているのかを見に私たちは実際に工場まで行かせてもらい製造現場を見せてもらいました。実際に中島重久堂の鉛筆削り器と中国製の鉛筆削り器と比べ使わせてもらいました。中国製のものは削りカスがバラバラになるのですが中島重久堂の鉛筆削りは削りカスが1本につながり削るときの感覚もスムーズに削れました。
その時の調査をもとに、7月の流通学部ゼミナール大会で発表しました。発表した内容は、取材した内容に加えて、中島重久堂製の鉛筆削り器の切れ味を活かした新製品のアイディアです。例えば、中島重久堂の削り器で削ると削りかすは繋がるというところから、削りかすが絵になる鉛筆をつくる案等です。
私たちの発表は高く評価され、優秀賞をいただくことができました。

流通学部 3年 和田 直也

参加学生一覧

石田 晃希、小川 遥也、河野 神、小林 俊貴、笹原 悠希、下川 美咲、中逵 友太、西山 靖弘、藤原 杏奈、山中 瑠菜、横山 雅之、和田 直也

連携団体担当者からのコメント

株式会社中島重久堂 中島 潤也氏

ご報告いただき有難うございました。
今回の皆さんの報告については、率直に言うとスタート地点かなと感じました。社会人のレベルだと、これでは通用しません。11月に他の大学の方々に対してまたプレゼンテーションするというのであればもう少し深掘りした方が良いと思います。今回のプレゼンに今回私から情報を聞いて作り込みをしてください。そうすればもっと良い発表ができると思います。
 例えば、1枚のスライドに文字と小さな写真が入っているのには違和感を感じました。我々がプレゼンをする時、スライドは極力シンプルなものにします。色は1色に統一して、一番知ってもらいたいことだけを1つだけ書いて、残りの伝えたいことは全部言葉でしゃべってください。
 写真は別のスライドに大きく単独で載せてください。例えば、文字があって、「海外の展示会に出展されています」、といってクリックしたら展示会の写真が大きく出てくる。そのようにすれば、もっと良くなると感じました。

活動日程

4月25日(月) (株)中島重久堂へ工場見学
6月下旬    (株)中島重久堂にて販売促進のアイディアを報告
7月10日(日) 流通学部ゼミナール大会にて研究成果報告
10月中旬   トンボ鉛筆生産開発センターへ研究成果報告
11月3日〜4日 七大学合同ゼミ合宿・研究報告会にて研究成果報告(※日経ビジネスからの取材予定あり)
12月上旬    (株)中島重久堂にて研究報告

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